春の阿字ヶ浦海水浴場~鯉のぼりが群泳する「竜神大吊橋」
ひたち海浜公園に行った後には、すぐそばにある阿字ヶ浦海水浴場に立ち寄りました。
ひたち海浜公園の記事はこちら。
当たり前ですがまだまだ寒い。でも海風が心地よい。
砂浜を歩くの久しぶりです。夏みたいにからからに熱くなかったですが、気持ちは一足早く夏気分です。以前は着の身着のままざぶんと海に入れましたが、今はさすがに無理です(笑)
水が冷たい!
家族連れが数人いただけの海ですが、波の音を聞きながらしばしぼーっとしていました。落ち着く。こうやって海を眺めている時間がとても好きです。
波が怖くて泳げないので、海へ行くとたいてい砂浜で波音を聞きながら寝そべっています。
だいたいどこへ行っても、皆が泳いでいる時に浜辺で寝てました。
次はどこへ行こうかな?と迷ったのですが、鯉のぼりまつりが開催中の竜神大吊橋へ行くことにしました。
竜神大吊橋 公式サイト - 茨城県常陸太田市にある長さ本州一の吊橋です
ひたち海浜公園からは車で約1時間半です。
竜神大吊橋
竜神峡は茨城県の奥久慈県立自然公園に位置します。竜神峡にひろがるV字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に竜神大吊橋はかけられました。橋の長さは375mあり、歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇ります。
ダム湖面よりの高さは100m、橋の上からの眺めは絶景で、四季おりおりのパノラマが広がります。橋の両側にある壁面には山と大地をイメージした絵が描かれており、橋はその大自然の空間を舞い上がる竜を想起させます。 HPより引用
住所:茨城県常陸大田市天下野町2133-6
営業時間:8:30~17:00
渡橋料金:大人310円、小人210円(小・中学生)
竜神峡鯉のぼりまつり
期間:4月中旬~5月中旬
約1,000匹の鯉のぼりが竜神渓谷を群泳。5月5日(子どもの日)には中学生以下無料。
日本一高いバンジージャンプも体験できます。
竜神大吊橋バンジージャンプ!高さ100m日本一! | 観光いばらき(茨城県の観光情報ポータルサイト)
ちなみに、日本一高い歩行者専用の吊橋は大分県にある「九重”夢”大吊橋」。
出典:http://www.jasbc.or.jp/DownLoadPhoto/DownLoadPhoto.php
想像以上のスケール!日本一の吊り橋「九重夢大吊橋」で空中散歩してみたい! - Find Travel
見ているだけでこわい。
夕暮れを泳ぐ鯉のぼりが見られるかな?と意気揚々と向かったのですが、現地に着いてから思い出しました。
実は高所恐怖症なんです。(え!?)
どうして高いところへ?と毎回思うのですが、いつもその場に着いてから「しまった!」と後の祭りなのです。
スカイツリーや東京タワーも上ってから「高くて下が見られない…」と脂汗をかいています(泣)
群馬県上野村に「上野スカイブリッジ」という高さ90m、長さ225mの橋があるのですが、渡れません。過去3回チャレンジしてますが一度も真ん中まで行けてません。
ameblo.jp asamayamaさんのブログより
時間になると真ん中からシャボン玉が舞うのでそれを見に行きたいのですが、どうしてもそこまでたどり着けないのです。途中で動機が激しくなり、足がすくんでその場から動けなくなるのです。ひょええ。
今回もどうしよう?とその場でうろうろ。鯉のぼりが橋の先に集中していたので、渡らないと写真が撮れない。(手前にもありましたが、橋とセットにするのが難しい)
竜神大吊橋は高さ100m、長さ375mなので、橋の幅が少し広めです。2mちょっとくらいでしょうか?(上野スカイブリッジより全然広いです)中央に立つと下の景色は全く見えなくなります。なので行けるかな…?と踏ん張りました。
渡るので精一杯なので、橋の上からの写真はありません(笑)
足元がシースルーになっている箇所が3カ所あったのですが、死ぬかと思いました。
橋幅のど真ん中から動こうとしないので、橋上ですれ違った工事のおじさんに笑われました。
写真を撮っている男性にも会ったのですが、橋の上でも身軽で、シースルー箇所も覗き込んでいたのですごくうらやましかったです。
なんとか渡り終えると、風が吹いて鯉のぼりが泳ぎだしました。
踏ん張って渡ったかいがありました!
ハイキングコースを通れば橋を渡らなくても向こう側へ行けるみたいです。これで行きたい、けど既に時間が間に合わない…。行けたのだから戻れる!
駐車場へ戻った時には胃が痛かった。吐きそうでした。無事戻れて何よりです。
バンジージャンプをやっている「世界の果てまで行ってQ」のメンバー、本当に尊敬しています。
次は鹿島神社やアクアワールド茨城大洗水族館も行ってみたいです。那珂湊おさかな市場による人も多いみたいですが、行きたいところがたくさんあって楽しみです。
ひたち海浜公園の「ネモフィラ」と「チューリップ」
日増しに景色が鮮やかになり、春だなあと感じるこの頃。
ぽかぽかしたお天気に誘われて「国営ひたち海浜公園」へ行ってきました。今年は開花が2週間ほど早く、4月18日にはネモフィラが満開。ちょうど見頃を迎えていました。
GW前に行くのがおすすめのようです。
アクセス:北関東自動車道〜常陸那珂有料道路 ひたち海浜公園ICより約1km
開園時間:3月1日(火)~7月20日(水) 9:30~17:00
4月29日(金・祝)~5月8日(日)は朝7時30分開園
休園日: 毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合は翌日の火曜日)
※3月26日~5月31日の期間は毎日開園
無料で入れる日:5月5日(木・祝)子どもの日 ※小中学生のみ
入園料:大人410円(15才以上)、シルバー(65才以上)210円、小人80円(小中学生)
駐車場料金:普通車510円、二輪車260円
※西駐車場2,000台・南駐車場2,000台・海浜口駐車場350台の3つの駐車場あり。
西駐車場→チューリップが咲くフラワーガーデンへ。
南駐車場→大観覧車やプレジャーガーデンへ。
海浜口駐車場→ネモフィラが咲くみはらしの丘へ。
I.C.からひたち海浜公園に向かっていると、前方が開けて海が見えました。海なし県に住む自分は一気に目が覚めて、テンションもMAX。
海岸沿いをドライブして公園の周りをぐるりと一周、西駐車場に停めて向かいました。
平日にも関わらず、どの駐車場も車がいっぱいです。GWには渋滞が出来て入れないこともあると聞いていたのでよかった。
西口・翼のゲートから入ります。
たまごの森フラワーガーデンでは、チューリップが見頃でした。
2016年には270品種約26万本のチューリップが見られるそうです。確かに品種が多く、見ごたえがありました。小さな集まりがたくさんあるという感じなので、行き来がしやすかったです。
松林の中にあり、光の当たり方も時間帯により変わるので表情がとても豊か。見たことのないチューリップの色や形に魅入られて、写真を撮るのも忘れてはしゃいでしまいました。
あまりにカメラマンが多かったので、撮った気持ちになっていました(笑)
ふむふむ、なるほど。折角なので、撮った写真を分けてみました。もしかしたら違ってるかも?
一重早咲
八重早咲
フリンジ咲き
ゆり咲き
ビリデフローラ
ムスカリの川。彩り鮮やかです。
チューリップについて。
チューリップとはユリ科の一年草で地中海沿岸から中央アジアに分布する球根植物です。16世紀頃トルコからヨーロッパにもたらされ盛んに品種改良が行われました。日本へは江戸時代に渡来し現在では多くの人たちに愛される花となりました。チューリップという花名の語源はトルコ語の「ツルバン」(ターバンの意)と言われています。ちなみに和名では、鬱金香(うこんこう、うっこんこう)です。
また、チューリップの花言葉は「愛」がテーマとなっています。赤い花は「愛の告白」、白い花は「失恋・思い出の恋」だそうです。
私たちに馴染みのあるチューリップですが1634年~1637年の4年の期間にオランダを中心にヨーロッパの上流階級で異常な人気が出てチューリップの球根は高値で取引されるようになりました。この期間は「チューリップ狂時代」と呼ばれていてチューリップの球根を売買して巨万の富を得たり、倒産したりすることもあったそうです。 ひたち海浜公園HPより。
ピンクはあまり好きではないのですが、淡い色のチューリップを見ているとかわいいなあと思ってしまいました。
途中の古民家では桜が咲いていました。
次はネモフィラが咲く「みはらしの丘」へ。
すごいです!青と青、空とネモフィラの境目がないです!一面の青いジュータンの上を人が歩いています。
写真では見たことあったのですが、実際に見るとやっぱり違いますね。ひとつひとつの花は小さいのに、丘一面に広がって海みたいです。
2品種450万本が植えられているそうです。
小さな蜂のリュックさんが鐘を鳴らしています。かわいい。
丘の上からは本物の海も見えました。絶景かな。
人がたくさんいるので、これだけ広くても誰も映らない写真がなかったです。すごい。
結婚式の前撮りかな?花嫁さんがいました。素敵な一枚になりそうですね。
ネモフィラについて。
ネモフィラとは、秋に種をまき、春に花を咲かせるハゼリソウ科ネモフィラ属の一年草です。よく枝分かれをしてこんもりとした花姿で葉っぱは細長く細かい切れ込みが入り、唐草模様のようなので和名を「瑠璃唐草(るりからくさ)」といいます。英名は「ベイビーブルーアイズ」といいその愛らしい花姿から名付けられたのでしょうか。
属名の「ネモフィラ」はギリシャ語の「ネモス(小森)」と「フィレオ(愛する)」が合わさった言葉。森林の周辺に生息していることから来ています。 ひたち海浜公園のネモフィラは青空のような「インシグニスブルー」と真っ白な「インシグニスホワイト」を植栽しています。(白の品種は一部のみ植栽。) ひたち海浜公園HPより
空撮動画を見つけました。
園内は自転車で回ることが出来ます。
レンタルサイクル料金:大人(15才以上)3時間400円(延長30分ごとに50円)、小人(中学生以下)3時間250円(延長30分ごとに20円)
貸時間:9:30~閉園30分前
- 西口サイクルセンター保有台数:約400台
- 中央サイクルセンター保有台数:約450台
- 海浜口サイクルセンター保有台数:約250台
- 南口サイクルセンター保有台数:約200台※南口サイクルセンターは土・日・祝のみ営業
サイクリング専用コースがあるので、自転車で回るのも楽しそうです。タンデム自転車で仲良く巡っているカップルもいました。サイクリングコースは総延長11㎞とのこと。
園内はとても広いので、自転車はとても便利ですね。サイクリング、してみたかったなあ。これからの時期は風が気持ちよさそう。
海のすぐそばなので、砂丘エリアは海風が強かったですが、潮の香はほとんどしませんでした。
その他にも、シーサイドトレインが利用できます。
料金:1日周遊券500円(3才以上有料)・直行便200円
1周約40分。園内の10カ所の停留所で乗り降り自由のようです。青い海や白い砂浜を眺めながら乗ってみるのも楽しそうですね。
直行便は、広い園内で疲れてしまった時には嬉しいかも。
自分は歩くのが好きなので、てくてくと歩きます。
次は沢田湧水地へ。
湧き水大好き。透き通った水の流れにゆらゆら揺れる水草。木漏れ日が差し込めば言う事なし!と、いそいそ向かいます。
樹木エリアは新緑の時期とても気持ちが良さそう。
湿地帯へ入ろうとしたら、立て看板が。土日のみ、ガイドさんと一緒にしか入れないみたい…残念です。
みはらしの丘の横を通り、はまかぜ橋を渡って大草原へ。
とても広いです!芝生の上でくつろいだり、遊ぶ人たちの姿にほのぼの。お昼寝とかすごく気持ち良いだろうなあ。これだけ広いと人目を気にする必要が全くないので、のんびりとくつろげそうです。
次は砂丘ガーデンへ。
海浜口駐車場から一番近いエリアです。 太平洋がすぐそこ。風は強かったのですが、眺めはとても良かったです。そして、一気に人がいなくなりました(笑)
チューリップの咲く「たまごの森フラワーガーデン」とネモフィラの咲く「みはらしの丘」に人が集中しているようで、他のエリアは静かでゆったりとした時間が流れていました。
砂丘観察園路
グラスハウス
「香りの谷」はハーブ園になっていました。ローズマリーやラベンダー、ベルガモット、カモミールなど。
時期的にまだ少し早かったようですが、ハーブの葉をこすってみるといい香りがしました。うん、落ち着く。
メタセコイアの並木道を通ってプレジャーガーデンエリアへ。
南駐車場から一番近いのが、大観覧車などのアトラクションがあるプレジャーエリアです。「常陸ローズガーデン」の見頃は5月下旬~のようす。
この日は遊具も遊びたい放題でした。
そよかぜ橋を渡ってたまごの森フラワーガーデンへ戻ります。
西口・翼のゲートから入った先にある西池の北側には「スイセンガーデン」があるのですが、気付かずにすっ飛ばしてしまいました。
花めぐりスタンプラリー開催中
2016年3月19日(土)~5月15日(日)
のんびり、ぐるりと1周して3時間半くらいでしょうか。花が見頃でとてもきれいでした。混雑からちょっと外れると、陽だまりの中をのんびり散策できたのも良かった。
「見頃です」と書かれていても見逃してしまうおっちょこちょいですが、いつものことなので気にしません(笑)
迷っても、最近は「まあいっか。想定内」。
犬を連れている人が多かったのですが、中にはにゃんこを散歩させている人もいて思わず二度見。ペットはリードを付けるという規則があるので、そのせいかな?見慣れないので不思議な光景でした。
次はコキアが色付く秋に行きたいです。あのもふもふ大好き。たまりません!
お礼参り~上田城跡公園から北向観音編~
前回の続きです。
上田城跡公園内にある眞田神社。「落ちない城」にあやかり、受験生に人気の神社です。
※4月、5月の御朱印は限定見開きバージョンです。カッコいい。
善光寺から上田城跡公園までは車で約1時間半。 長野って広いですね。白馬や安曇野は行ったことがあるのですが、上田ははじめてでワクワクしました。
4月6日~4月17日まで「上田城千本桜祭り」が開催中。
満開の桜かと思いきや、既に桜吹雪でした。
大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなっているので混んでそうだなあと思ったのですが、半端なく混んでました(笑)
あれ?平日だよね?と時計を二度見するほど。
臨時駐車場も満車で、あたりをぐるぐる。北観光駐車場に空きを発見。3時間以内500円也。
上田城跡公園 駐車場
- 上田城跡駐車場
公園内のやぐら下にあります。普通車88台。駐車料金無料。
(注)バスでお越しの場合は、上田城跡南駐車場(バス専用)をご利用ください。
上田市街地の交通情報は、上田市街地渋滞・共通駐車券契約駐車場満空情報をご覧ください。 - 上田城跡北観光駐車場
平成28年4月1日(金曜日)に有料駐車場としてオープンしました。普通車専用駐車場で、最大224台の駐車が可能です。
使用料は通常期間と特別期間を区分しているため、利用期間により料金が異なります。 - 上田城跡南駐車場(バス専用)
バス専用駐車場です。バス33台。駐車料金1台1回につき2,000円。
屋台が並ぶお堀の周りをてくてく歩き、東虎口櫓門に着いてびっくり。
枝垂桜は散ってしまっていました。ショック…だがまあ仕方ないです。
大河ドラマ館の前にある「上田城真田茶屋」にて一休み。くるみおはぎが美味しかったのでおすすめです。次は大河ドラマ館にも行きたいな。この日は団体さんでにぎわっていました。
真田幸村発見!
一緒に写真を撮ってくれるおもてなし武将隊。笑顔が素敵でしたよ。
「このような田舎に足を運んでくださりかたじけない」と言われ、「とんでもない、群馬の方が田舎です」と思い切り否定。
皆が同じように否定しているのを見て、日本人は謙虚だなあとしみじみ感じてしまいました(笑)
折角なので、ボランティアガイドさんに付いていくことに。機知に富む説明でとても面白かったです。知識がすごいなあと感心してしまいました。
櫓へ登るには300円かかります。
六文銭発見!
お堀の脇ではカメラマン達が花筏を撮るのにスタンバイしていました。「この色は、初めてじゃない?」など、何とも通な話をしていました。
うん、難しい。
4月24日(日)には上田真田祭りが開催されます。
上田城跡芝生公園で15:00~行われる
「真田軍VS徳川軍 決戦劇」【第一次神川合戦】
とかおもしろそうです。
次は、目的地である北向観音(きたむきかんのん)へ向かいます。
上田城跡公園から別所温泉までは車で約30分。別所温泉は信州最古の温泉で、泉質は単純硫黄泉、信州の鎌倉と言われる(?)場所のようです。
北向観音の下にある有料駐車場(500円)に停めて散策しました。車を降りると辺りに硫黄の香りが漂います。
手水舎の水は、なんと温泉水。あたたかくてしょっぱい硫黄の味がしました。
北向観音は本堂が北を向いており、善光寺が南向きなことから両方をお参りした方が良いといわれるようになったそうです。善光寺は広くきれいなお寺ですが、北向観音は静かで優しい雰囲気が漂っていました。
駐車場のすぐ脇にある足湯「ななくり」。すごく気持ちが良くて、しばらくぼーっとしながら浸かってしまいました。誰もいなかったので貸し切り状態です。
湯かけ地蔵。
3つの共同浴場があったので寄りたいと考えていたのですが、カランのお湯も温泉水のようだったので、「あいそめの湯」に行く事に。
ほかほかになりました。
【ここで大問題発生!】
実は巡礼時に小銭を持ち歩くようになってから、遠出しても小銭入れだけ持って出るという事が多かったのです。この日も例にもれず、小さな小銭入れだけ持って出ていました。
お風呂から上がって、夕飯はお蕎麦にしようかな?なんてのんきな事を考えていたら、お財布の中がすっからかんな事に気付きました!
カード類は全く持っておらず、お金をおろすことも出来ず…しかもガソリンがエンプティー点滅。ええ!!とパニックに。
待て待て、こういう時ってどうしたらいいのだ?警察でお金を借りるべき?
「ちょっと、のんきに風呂なんかに入ってる場合じゃないでしょう!優先順位間違ってますから!」と阿呆な自分に声を高くして言いたかった(泣)
小銭入れをひっくり返すと、500円硬貨が一枚ころんと出てきた時は、「おおー!神様!!」と本気で思いました(笑)
お礼参りに来て神にすがるとか聞いたことありません。
だが、さてさて、ここでまたも問題です。
ガソリンスタンドで500円給油はありなの?お札はないので、硬貨で入れられないと意味がありません。とりあえず近くのセルフに立ち寄って訳を話してみました。すると、対応してくれたスタンドのお兄さんが「大丈夫ですよ」と千円札を持ってきて、更にカードを入れて安くしてくれました。神対応!!
既に日は落ちて暗かったので、後光がさして見えました。シェルのお兄さん、本当にありがとうございました。
この後どこに行こうかな?なんて能天気な事言ってられません。とりあえず家までたどり着くのが目標です。
お腹減った?お金が一銭もないので無視です。
なるべくガソリンをくわないように、アクセルに注意しながらの約2時間ドライブ。
途中休憩で立ち寄ったコンビニでも何も買えず(後日携帯カバーにnanacoとスイカがあることに気付きました(笑))。
薄井峠ではきつねに出会い、標識とにらめっこしながらもなんとか家にたどり着きました。この時の安堵感といったら、過去最高かもしれません。
ボケボケの私に観音様が手を差し伸べてくれたのかな、と改めて感謝感謝。なんとかお礼参りを終えることが出来ました。
疲れが出たのか、しばらくはこんこんとした眠りにつきました。
お礼参り~牛に引かれて善光寺参り編~
住所:長野県長野市元善町491
アクセス:上信越自動車道長野I.C.より約40分(長野駅よりバスで約15分)
駐車場:2時間まで500円
- ・善光寺第1駐車場(境内北西):一般乗用車専用/24時間駐車可
- ・善光寺第2駐車場(境内西):宿坊関係専用(※宿坊ご利用者のみ駐車可)
- ・善光寺第3駐車場(境内北東):一般乗用車専用/24時間駐車可
- ・善光寺第4駐車場(境内西):一般乗用車・バス・オートバイ/24時間駐車可
※繁忙期は一般乗用車専用になる場合あり。 - ・善光寺第5駐車場(境内西):一般乗用車専用/24時間駐車可
参拝料金:お戒壇めぐりと山門内、資料館に入る場合は1,000円
秩父巡礼結願後には、お礼参りに善光寺に参拝するのが慣わしになっています。
上田市別所温泉にある北向観音(きたむきかんのん)にもお参りするそうです。善光寺だけだと片参りになってしまうとか。お礼参りにも色々とあるのですね。
調べていたら面白いブログを見付けました。ながのモールさんの「意外と知らない善光寺」シリーズです。
大河ドラマで人気が高まっている真田幸村に関する雑学も載っています。興味深い。
ちなみに、前回のご開帳は2015年。次は7年後です。ちょうど御柱祭が開催される前の年ですね。あの奇祭も見てみたかったなあ。
里引きは5月3日から始まるので行ってみたいです。
信州諏訪 御柱祭 平成二十八甲年「諏訪大社式年造営御柱大祭」
桜がちょうど見頃だったので、城山公園の駐車場に車を停めて散策しながら向かいました。
ぽかぽかとお天気が良く、とてもいい気持ち。
お花見をしている方々をあちこちで見かけました。桜に一番合うのは晴天と笑顔。ほっこりしました。
この距離でも安定して迷います(笑)
観光案内所には「牛に引かれて善光寺参り」の牛がいました。昔は本物の牛が境内で飼われていたそうです。
善光寺案内図。
宗派を超えてすべての人を受け入れてくれる心が広いお寺。境内も広いです。
何度も迷いましたが気になりませんでした。それもいいではないかと、おおらかな気分に。それが一番。
高さ20ⅿの山門。楼上には四国八十八カ所霊場の分身がお祀りされており、壁には多くの落書がありました。今は国の重要文化財に指定されているので書き付けは出来ませんが、昔参拝に訪れた人々が書いていったのかなあ。(しみじみ)
上からは仲見世通りが一望できました。
門にかけられている「善光寺」の額には、5羽の鳩の姿が隠されていることから「鳩字の額」とも呼ばれているそうです。見上げる角度なので、ちょっとわかりにくいかも。
ちなみにこの額は2代目のようで、初代は資料館で見られます。(全く同じですが)
本堂では、はじめてお戒壇(かいだん)めぐりをしました。
お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場です。入口には、タイ国王より贈られた仏舎利(お釈迦様の御遺骨)とお釈迦様の像が御安置されています。 信州善光寺HPより引用
本当に何も見えない真っ暗闇で、人がいるのかな?というのは声で判断します。右手で壁を伝いながら階段を降りて、回廊を進みます。
前には何もないとわかっていながらもまっすぐ進めない臆病者。何か障害がある?何かが道をふさいでいる気がする!と勝手に妄想してしまい、自然に頭が下がっていきました。(笑)光がない場所がこれほど怖いとは。
おっかなびっくり進み、「極楽の錠前」に触れた時も、これは?とガチャガチャ開けようとしてしまいました。(絶対に開きません)
暗視カメラで観たらさぞかし面白い絵が撮れているかと。良い経験になりました。
境内は桜が見頃でした。
一番奥にある「日本忠霊殿」の地下には資料館があります。山門の楼上に上がるときに教えてもらい、折角なので向かいました。奉納された絵馬や仏像を見ることが出来ます。
境内にいたにゃんこ。人懐っこくてかわいい。
仏足跡。四国のお遍路も行きたいなあと考えているので、健脚をお祈りして来ました。
仲見世通りにはお土産屋さんがずらり。信州のおふくろの味(?)であるおやきをパクリ。中身は春季限定のフキ味噌と悩んだのですが、しめじと野菜にしました。優しい味で美味しかったです。
参道は整備されていてとてもおしゃれな雰囲気でした。
本堂の南側には、39の宿坊(しゅくぼう)が並んでいます。宿坊は参拝に訪れた人々を迎える場所です。歩いている時に、ここは何だろう?と覗き込んで気付きました。
宿坊によって異なりますが、10,000円くらいで泊まれるみたいです。快適そうですが、ちょっと高めです。
そのうちのひとつ「白蓮坊」の前にある愛嬌のあるお地蔵さんとムジナくんにも逸話が残っているそうな。
「年に一度は善光寺参り」と言われるほど全国各地から参拝者がやってくるようです。質問マップがあったので、群馬に針をぷすりと刺してきました。海外ではヨーロッパから訪れる人が多いみたいですね。
お礼参りにしては気軽な(?)気もする参拝でしたが、また来たいと感じました。朝が美しい時間のようなので、今度は宿坊に泊まってお朝事(あさじ)に行ってみるのもいいな。
の前に、折角なので(後々自分がしんどくなるこの癖をなんとかしたいのですが)、桜が満開であろう上田城跡公園へ向かいます。
桜とボケの花 「冠稲荷神社」
樹高:約3.5メートル
周囲:根元約3メートル
枝張り:約9メートル四方
散歩に来た方をはじめ、外国の方も鳥居の前で記念撮影をしていました。
「こいのぼりの里まつり」 館林市で開催中。
こいのぼりといえば5月ですが、桜と一緒に見られるこいのぼりがあります。
館林市では、3月25日(金)~5月8日(日)まで「こいのぼりの里まつり」が開かれています。平成17年には5,283匹で世界記録に認定されたそうです。
今年も5,000匹以上が鶴生田川の上を泳ぐ壮大な景色を見ることが出来ます。
桜とこいのぼりが一緒に見られるおすすめスポットを3月末に見に行ってきました。
開催地:鶴生田川(つるうだがわ)・近藤沼・茂林寺川・多々良沼・つつじが岡パークイン
期間:3月25日(金)~5月8日(日)
料金:無料
アクセス:東武伊勢崎線館林駅から徒歩で約15分
東北自動車館林I.C.から車で約10分
駐車場:約500台(無料)三の丸南面駐車場・近藤沼公園駐車場・つつじが岡パークイン・多々良沼公園駐車場など
つつじが岡公園の駐車場に停めて、公園内を散策しながら向かいます。
鶴生田川は城沼に流れ込む川で、遊歩道を歩きながら景色が楽しめます。
川自体は全く知らなくて、どこだろう?と思っていました。車で通過する際には見ることが出来ません。こいのぼりが泳いでいるのは大通りからちょっと入った所です。
つつじが岡公園から向かう途中に城沼市民プールがあるのですが、(まだ営業はしていませんでした)ふと見たら、アオサギがいました!
時々遭遇はするのですが、写真を撮ったことがなかったので即座にレンズを向けました。羽の色が格好良くてなかなかにハンサムです。
…あれ?動かない?
いくら待っても、このアオサギ、微動だにしません。寝ているのか口を開けたままです。安心しきっているのでしょうか?見られてますよー。
当日は、桜はまだ2分咲きくらいでした。木によって咲き具合が違うので、咲いている木を見付けて撮ってみました。
弱い風で、時折思い出したようにこいのぼりが泳いでいます。
市内の幼稚園、保育園児が手書きしたという大きなこいのぼりは、強めの風が吹くとふんわりと浮き上がっていました。
これは足跡みたい。かわいい。元々こいのぼりは端午の節句(旧暦の5月5日)に男児の出世と健康と祝う風習ですものね。
同時開催されている「館林さくらまつり」は4月10日(日)まで。
4月4日(月)の産経フォトでは満開だそうです。
今週は雨の日が多いので、散ってしまうかな?見に行った時に全く咲いていない桜もあったので、最終日まで楽しめるといいな。
桜吹雪の中を泳ぐこいのぼりも素敵でしょうね。見てみたいなあ。
夜間のライトアップは5月8日(日)まで楽しめるそうです。
遊歩道を歩いている途中で、なんと白鳥に出会いました。
ん?んん??と思わず二度見してしまうミスマッチ。人を怖がる気配もなく、すぐそばの川岸まで寄って来て、川の中に頭を突っ込んでいました。こんなところで見られるとは驚きです。
写真に夢中になっていたら、いつの間にか通りがかりに人が増え、振り向いたらいっぱいいました(笑)おじさんに「あれはアヒルかい?」と聞かれたので、「たぶん、白鳥だと思います(汗)」と。
どうみても白鳥ですが、アヒルには詳しくないし、種類がわからなかったので。
調べてみたら、コブハクチョウという種類のようです。越冬で訪れるのは知っていましたが、この時期にはもういないはずでは?
先日傷を負って飛べない白鳥がとどまり続けているのをニュースで聞きましたが、オオハクチョウと載っています。
うーん?まあいいか。華麗にすーっと泳いで行くのを見送りました。
4月10日(日)~5月10日(火)には、つつじが岡公園で「つつじまつり」が始まります。桜の次はつつじなんて、いつ行っても楽しい時間がすごせそうですね。
【つつじが岡公園の入園料】
◆咲き始め、見頃すぎの期間は310円
◆見頃の期間は620円(団体20名以上510円)
※中学生以下は無料
※障害者手帳をお持ちのかたは、券売所窓口でご提示いたければ入園料が無料となります。
満開の時期に行けなかったのは残念ですが、出掛けるたびに面白い発見があるのでとても楽しいです。桜前線は北上中なので、まだまだこれから桜の季節を迎えるところもたくさんありますね。
秩父江戸巡礼古道の旅〜最終日〜
札所三十一番~三十四番まで。
3月26日(土)はれ。最高気温12℃、最低気温1℃。
いよいよ最終日。巡礼日和の良い天気に、気合も十分。
毎日同じ時刻の同じ電車に乗って秩父までやって来ていたので、親しみのある土地になっていた。
今日は札所三十四番まで、結願を目標に歩く。
秩父駅から8:25発の栗尾行きバスに乗り、昨日の最終地点栗尾バス停まで。
土曜日という事もあってバスの中にもバックパックを背負った人がいた。レンタサイクルの場所で降りる学生や、バスの車窓からは歩いている人などが見られた。
9:10 栗尾バス停出発
バス停から札所三十一番まではゆるやかな登り魚。何気に距離はある。
途中には、たらちね観音と紫雲山地蔵寺があった。この水子地蔵寺は話を聞いたことがあったが、見るのははじめて。
お地蔵さんの数に圧倒され、しばしポカンとその場に突っ立ってしまう。風車が風でカラカラカラと回っているのは寂しい風景だが、お地蔵さんは皆きれいで、きちんと手入れされている感じがした。
ガードレール下に秩父や西国の札所などが書かれてあって面白かった。
9:50 札所三十一番鷲窟山(しゅうくついん)観音院(かんのんいん)着
仁王門からは急な登りの石段が続く。「やくよけかいだん」と彫られたところからはじまり二百九十六段あるそうだ。
般若心経の二百七十六字と普回向二十字の合計数あるといわれ、一段ずつお経を唱えながら登っていくと厄除けになるそうだ。暗記はしていないので、手に持って般若心経を唱えながら登る。
本当に階段が多いな。途中には巡礼者や吟行会の句碑が数多くあるが、息が上がってあまりそちらには注意がいかず。
上まで登ると、奥へと続くハイキングコースへ向かう人や巡礼にきた人とすれ違い挨拶。色んな人に会うってやっぱり嬉しい。
納経所で御朱印を頂くと、丁寧にお寺の説明をしてくれ、案内もしてくれた。とても嬉しい。
岩には石仏が彫られていた。全く気が付かなかったのでびっくり。そして本殿の写真を取り忘れるという。やっちまったー。次の札所へはバスを進められたが、「全て歩きたいので」と断る。
10:50 栗尾バス停再着
ここから先はしばらく小鹿野町の街中を通るので、その風景を撮りながら楽しんで進んだ。
11:35 小鹿野町役場着
「欅の大木」辺りでは高校生くらいの子がうろうろしていたので、ここも聖地かな?と見上げる。
確かに大きな木だなあ。
12:00 大日峠入り口着
ここから本日一番目の峠越え。杉林の中を歩く。ここは歩いていてとても気持ちの良い場所だった。お天気が良かったせいもあるが、横には沢が流れ、地面はふかふかとしている。
色んな植物が芽吹いていて春を感じられた。おすすめのルートかな?
おお、熊さんも出るのね。
一番怖い熊さん注意の看板。
13:10着 札所三十二番般若山(はんにゃさん)法性寺(ほうしょうじ)着
季節の花が咲くのか「花浄土」の看板が。きれいなお寺で、とても丁寧に整備されているなと感じた。いろいろなグッズも販売されていたので好きな方は楽しめるだろう。
土足はいや!はい。珍しい。
観音堂から奥の院へ行く道があったらしいが、気付かなかった!岩壁をよじ登っていく道らしいので今度行った時は頂上まで登りたい。
休憩所で少し休み、どうしようかと思案する。
まだまだ先はあるので、このままのペースだと今日中に結願出来ない気がする。
もう一日増やすか?いやいや、今日全部回ると自分で決めたではないか。とりあえず行ってみようと歩き出す。時間が気になるので、お昼は歩きながら食べる。
一人で巡っている女の子と一緒になったり、山ガール風の二人組とすれ違ったり。休みの日になると意外に巡礼者がいることに驚いた。
そしてここから迷う!今までの標識が嘘のように道しるべが少なくなり、どちらへ行くかで毎度悩む。今までで一番大きく道から外れ、現在地がわからなくなる。一体今どこにいるの!?
周りに人もいなかったので、仕方なくスマホで現在地を調べて元のルートに戻る。
距離も長い三十番以降は、歩いて巡る人も少なくなる傾向があると聞いた記憶が。この松井田のバス停近辺は迷いやすいので、もう少し標識があると嬉しい。
14:50 松井田バス停着
着いて良かったー。ほっと胸をなでおろす。
このペースでは時間内に札所三十四番までは無理だと悟り、納経時間を諦めることに。なのでゆっくり行くことにしたら気持ちも楽になった。焦りは禁物です。
15:15 札所三十三番延命山(えんめいさん)菊水寺(きくすいじ)着
この眺めはマップで何度も見た桜並木!まだ咲いていないよ…桜の下を歩くのを楽しみにしていたのに。へこむ。
まあ、札所三十四番の御朱印をもらいに来るので、その時に再度寄れば良いではないか。
とても静かなお寺で、本堂の中に納経所をはじめ全てすっぽり入っていて不思議な感じがした。心地よい時間が流れ、落ち着いたイメージ。
道を進むと菜の花がきれい。
畑の小道を抜けて土手を歩いたりと面白い。
16:05 道の駅龍勢会館着
足の裏が痛くなり、休憩しようと立ち寄る。靴を脱いだらマメが…あちゃー。左の膝が痛くてかばった歩き方をしていたからおかしな部分に力が入ってしまったみたい。
バンドエイドとテーピングは絶対いらないと思っていたけど、なんでも持っているに越したことはないと実感。左足の裏をぐるぐるにすると随分楽になった。
16:35 奈良橋信号前着
打ち止めにするならここで決断しないと。マップの時間ではあと二時間くらいかかる。迷ったが、歩くことに。今思うと意地になってたな。
山の中にはかわいい花が咲いていて和んだ。
秩父事件の石塔もあった。
17:05 札立峠登り口着
いよいよ最後の峠越え。辺りは暗くなってきているし、熊さん注意報出ているし怖いよー。
引き返すなら今しかないぞ、いやいや、ここまで来て何を言っているんだ。今日中に行くんだろう?という心の葛藤を続けること五秒間。よし、行くぞ。
注:決しておすすめは出来ません。くれぐれも時間に余裕を持っていく事をおすすめします。
細い山道を登って行く。登りが、きつい。何度も立ち止まって息を整えながら先へ進む。この地点で来たことを若干後悔。
何よりも怖いのが熊さん。どこかで誰かが見ている気配する!本気で、涙出そうなほど怖かった。動物の足跡を見付けるたびに「これって熊じゃないのかな…?」と思い、恐怖は倍増。
既に約27㎞の道を歩いて来て、足もぼろぼろ。だが、足が痛いなんて言っていられずにピッチを上げる。先生に付いている熊よけの鈴をめちゃくちゃ大音量でしゃらしゃら鳴らしながら歩く。
17:35 札立峠頂上着
なかなかに早いペースで峠に到着。肩で息をしながら立札を見る。巡礼の格好した人の絵が書かれていたけど、夜道は怖くなかったのかな?自分は怖いよ。夜道というより熊が怖いよ。
平石馬頭尊堂(奈良橋信号前付近にある)から札所三十四番までは江戸古道の雰囲気を十分味わえるとマップに書いてあったが、十二分に味わえた。
山の斜面に道を作ったという感じなので、 細く、ところどころ木で補強はしてあるが一歩間違えば斜面を転がり落ちそうだった。
これを見た時は本当にほっとした。
18:00 札所三十四番日沢山(にったくさん)水潜寺(すいせんじ)着
着いたー!無事なんとか着きました。予定より一時間オーバーだったけど、無事結願しました。
お参りを済ませてホッと一息。本当に良かった。辺りは暗さが増し、ぼんやりしていて良く見えなかった。こんな中をよく峠越えなんてしたものだと苦笑。観音様も呆れているかな。
無事、歩き通せた事を心から感謝。ありがとうございます。
改めてお参りに来たいと思います。
写真を撮っていると、いきなり裏山から岩が落ちてくる音が「ゴロゴロ…」と。
え!熊!?と先生を掴み鈴を鳴らして威嚇。誰もいなかったけれど、もうこれ以上は危ない(?)と思い、歩き出す。
これは本っ当に怖かった。
山でキャンプをしている時に、うしろで「ガサガサ」と音がして咄嗟に逃げたという知人の話に大笑いしていたが、実際は笑えない。
18:35 秩父温泉満願の湯着
温かいお湯に浸かり、全身から力が抜けていく。色々あった五日間だったな。でも、歩くのはとても楽しかった。お礼もかねてまた巡りたい。
最後はドタバタで締めくくったけど、無事に結願出来てなにより。
わらじかつ丼、めっちゃ美味しかった。
功徳を積むというよりは、自分自身と向き合うための巡礼だったけれども、諦めずに歩き通せてよかった。
ここまで来れたのは、この地での出会いや小さな驚きの数々。ほんの些細な出来事が大切な思い出になって、自分を奮い立たせてくれたからだと思う。
旅を通して人のやさしさに触れ、山では熊に怯え(笑)、道中ひたすら歩きながら自問自答を繰り返した。
そんな短期間で何が変わるんだ?という人もいるかもしれないけど、自分にとってはとても良い機会だった。
ps.支えてくれた先生、ありがとう!また巡礼の旅に出る時まで。
総歩行距離:31.2㎞(31,179歩)
全日程歩行距離合計:115.3㎞
使用金額:8,850円
(御朱印300円・御影200円×3=1,500円、お賽銭30円、交通費5,590円【満願の湯から皆野駅までタクシー、送迎は平日のみ】、温泉900円、夕食830円)
五日目のルート。
使用したマップはこちら。
御影(札所三十一番~三十三番まで)