寝ながら「ふむふむ」

行ってふむふむ。聞いてふむふむ。なワールドを探っちゃう。相棒はNikonD5500。

秩父江戸巡礼古道の旅〜1日目〜

東秩父~札所一番~札所九番まで。

 

3月22日(火)はれ。最高気温17℃、最低気温‐1℃ 

f:id:DONKIHOTE:20160328221125j:image

 

7:40 落合バス停出発

この日はいいお天気。気持ち良くスタート出来た。

f:id:DONKIHOTE:20160328230811j:image

朝のうちはまだ寒くて、パーカーにウィンドブレーカーを羽織って歩いていたが、あたたかくなってきたら長袖シャツにTシャツ。気温差が激しいので、一枚上着は絶対必要。

東秩父花桃の里としても有名で、3月下旬~4月上旬にピンクの花が見られる。

f:id:DONKIHOTE:20160328220221j:image

花桃の郷について - 東秩父村役場ホームページ

 

8:10 粥新田峠入口

f:id:DONKIHOTE:20160328230857j:image

ここから峠越え。すれ違う人は誰もいないけど、さくさく歩く。ハイキングコースって書いてあったけど、道は木が通せんぼ。土手に菜の花がきれいだったけど、桜はまだ薄いピンクのつぼみ。あと数日で開花しそうだなあ。

f:id:DONKIHOTE:20160328231133j:image

 

8:50 粥新田峠

峠からの下り道で、はじめて武甲山を見る!これから毎日眺める山だとはこの時は全く気付いてなかった。舗装道路が多く歩きやすい。

f:id:DONKIHOTE:20160328221408j:image

はじめて「巡礼道」の札を見た時は嬉しかった。やっとはじめの地点に辿り着いた感じ。これから毎日この札を探して歩く日々。

そのまま巡礼道を進む。山道。民家の裏や落ち葉の上を歩いていく。

f:id:DONKIHOTE:20160328231250j:image

 

9:50 一般道に出て休憩

チョコとあめを持ち歩き。甘いものが欲しいときに嬉しい。

f:id:DONKIHOTE:20160328222131j:image

 

10:35 札所一番誦経山(ずきょうさん)四萬部寺(しまぶじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328222034j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328231334j:image

はじめての札所はなんだかそわそわする。山門で一礼してから中へ入る。丁度バスツアーで巡っている団体さんに遭遇。皆白衣を着ていた。ここで買ったのかな?自分も納経帳と御影入、金剛杖を購入。

 

ろうそくをあげて(人の火をもらうのは他人の業をもらってしまうとされるためNG)線香を3本立てる。(身蜜、口蜜、意蜜を表す)

f:id:DONKIHOTE:20160328223049j:image

納札(事前に購入し、日付以外を書いておいた)を納札箱に入れてお賽銭。札所では、一連の流れを繰り返す。

ちなみにお参りのやり方はお遍路さんを参考にした。秩父巡礼はそれほど厳しくないようなので、それほどこだわらなくても良いかと。

www.459ohenro.com

f:id:DONKIHOTE:20160328223145j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328224108j:image

紅梅が見頃でとてもきれい。写真を撮ったり、境内をあちこち散策したり。

納経所の方が札所2番への行き方を丁寧に教えてくれた。

f:id:DONKIHOTE:20160328223320j:image

木蓮が見頃。金剛杖は相棒として、この巡礼を支えてくれた。呼び名が欲しいな、と思ったときふと出てきたのが「先生」だったので、これからは先生と呼ぶことにする。

f:id:DONKIHOTE:20160328223349j:image

札所二番までは杉林に囲まれた傾斜のきつい坂が続く。秩父は杉林が本当に多い。

f:id:DONKIHOTE:20160328223511j:image 

 

11:20 札所二番大棚山(おおたなさん)真福寺(しんぷくじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328223729j:image

紅白の梅を見ながら階段を上る。

f:id:DONKIHOTE:20160328223627j:image

ここは納経所が別になっていて、お参りのみ。先ほどの団体さんが般若心境を唱えていた。

f:id:DONKIHOTE:20160328223809j:image

ここの時点で自分はまだ読経せず、黙って聞いていた。

お参りを済ませると、ツアーのガイドさんがひょいっと寄って来て、

「ここはお寺なので、合掌だけでいいですよ」と言われた。なぬ!そっか、二礼二拍手一礼やってました。これじゃあ神社だよ。は、恥ずかしい。親切に教えてくださりありがとうございます。

f:id:DONKIHOTE:20160328224024j:image

階段を降りる時に、年配のご夫婦に会った。ほのぼの。この方たちは車で巡っているそうだが、札所三番でも一緒になり「早いね、頑張ってますね」と激励してくれた。

f:id:DONKIHOTE:20160328224302j:image 

 

12:10 札所二番納経所光明寺

f:id:DONKIHOTE:20160328224340j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328231515j:image

お参りし納経を済ませてから一休み。新しくてきれいなお寺だった。

その間に、バスツアーの団体さんはバスへと乗り込み、次の札所へ。今日は札所五番まで行くと言っていたが、この後は一度も会わなかった。ツアーで巡る場合、納経帳のページもしくは白衣など御朱印をもらう物をガイドさんが一括して管理するらしい。書いている所を眺めたり自分で手渡したり出来ないのは少し寂しい気がする。

f:id:DONKIHOTE:20160328224451j:image

杖立てに先生を忘れて、あわてて取りに戻る。早めに気付いて良かった。歩いている途中、ごめんなさいと謝る。

 f:id:DONKIHOTE:20160328224946j:image

 

12:40 札所三番岩本山(いわもとさん)常泉寺(じょうせんじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328224547j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328231636j:image

着くまでの道は田んぼの中を通る。お寺にはアジサイがたくさん見られたので、5月~6月に行くと一番いい季節じゃないかな。この日はまだ小さな芽が出ているだけだった。

f:id:DONKIHOTE:20160328231731j:image

まわりに住宅はあるのに、とても静かなお寺だった。

f:id:DONKIHOTE:20160329112734j:image

この札所三番で額絵に気付く。

f:id:DONKIHOTE:20160328224707j:image

あれ?今まであった?全く気が付かなかった。今度から気を付けて見てみよう。

f:id:DONKIHOTE:20160328224744j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328224813j:image

途中でおもしろい橋を見付ける。欄干にはお遍路さんの姿に錫杖かな?歩きでしか行けないようになっていたので、楽しくなった。

 

13:15 札所四番高谷山(こうこくさん)金昌寺(きんしょうじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328225034j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328231828j:image

大きな草鞋が出迎えてくれる。なぜ草鞋?と考えてから、ああ巡礼かと納得。

f:id:DONKIHOTE:20160328225243j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328225201j:image

草鞋にはお金が挟み込まれていて、どこでもお金をあげたがる日本人の姿を垣間見てむにゃむにゃ。

f:id:DONKIHOTE:20160328225409j:image

ここはとても興味深いお寺だった。大きな草鞋を吊るした山門を抜けると、石仏がたくさん。本には総数千三百十九体とも書かれていた。

f:id:DONKIHOTE:20160328225558j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328225635j:image

誰もいない境内で、石仏にカメラを向けているとなんだか違う気がして頭を下げた。おみくじの小さなおじぞうさんもたくさん添えられている。

f:id:DONKIHOTE:20160328225721j:image

お堂の回廊右手には「子育て観音」がやさしいお顔で座っており、すごく近くに感じた。他の所は奥の方に鎮座しているので姿を見るのがやっとなのでお寺と共に強く記憶に残っていた。

f:id:DONKIHOTE:20160328225805j:image 

お寺の横で休憩。お昼の時間。おなか減ったあ。これからしばらくはおにぎりお昼。

f:id:DONKIHOTE:20160328225927j:image

お腹がいっぱいになったら元気になった。よし、まだまだ行くぞ。

f:id:DONKIHOTE:20160328230042j:image

 

14:15 札所五番小川山(おがわさん)語歌堂 長興寺(ごかのどうちょうこうじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328230114j:image

ここは札所四番の次ということも重なって簡素なお寺だった。お参りをしてから納経所へ向かう。 

f:id:DONKIHOTE:20160328232004j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328232017j:image

案内図をもらい、七番→六番→八番→九番→十番→十一番の順で巡ると効率が良いと教えてもらう。

 f:id:DONKIHOTE:20160328230158j:image

途中田園風景が楽しめる場所を通った。当たり前だが、土のみ。夜景萌えじゃないけど、工場萌えしそうな「三菱マテリアル」発見。

f:id:DONKIHOTE:20160328230244j:image

夜までいないから夜景は見られないかな?なんて歩きながら思っていたが、結局いることになったので夜景もしっかり見られた。明かりは少なめだったけど。

f:id:DONKIHOTE:20160328230349j:image 

 

15:05 札所七番青苔山(せいたいさん)法長寺(ほうちょうじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328230528j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328232133j:image

境内は広く、とてもきれいなお寺。段々疲れが出てきて雑になる写真。

f:id:DONKIHOTE:20160328232241j:image

 

15:35 札所六番向陽山(こうようさん)卜雲寺(ぼくうんじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328230646j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328232059j:image 

納経所の方がとても親切で、丁寧にいろいろ教えてくれた。ここで四国八十八ケ所と秩父三十四ヶ所の違いをはじめて知ってびっくり。もうちょっときちんと勉強しておけば良かった!小さな蛇腹折りになっている般若心境を見つけて購入。翌日から読経するようになりました。

自分は御影も貰っていたのだが、若い人には珍しいと感心され(若くないのですが)掛け軸にした見本を見せてもらった。なるほど、床の間がある家は飾れそう。祖母の家には四国八十八ケ所の掛け軸があったが、御朱印が押された物だった。観音さまははじめて見た。 

f:id:DONKIHOTE:20160328233524j:image

お世話になったお礼を述べ、次の札所へ。途中で地元の方に声を掛けられる。 納経所の方もそうだが、「ご苦労さまです」「お大事に」と言われる。

一人で歩いて巡っていることを話すと、おばあちゃんは「偉いねえ」と笑顔に。トトロを思い出す笑顔だあ。次の札所への道を教えてくれた。

今回の巡礼で、自分は人の力を借りずに全て自分でやろうと思っていた。でもそんな必要どこにもなかった。教えてもらったり優しくされたら「ありがとう」と素直に受け取ればいい。笑顔で応えるだけでいい。受け取って、歩く間に何度も思い出せばいい。せっかく巡礼の旅に出たのだから、出会いを大切にしないなんてもったいない。

ほくほくした気持ちで顔を上げると、武甲山が見えた。

f:id:DONKIHOTE:20160328234641j:image

今度登りたいな。

 

16:05  札所八番清泰山(せいたいさん)西善寺(さいぜんじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328234916j:imagef:id:DONKIHOTE:20160328234935j:image

ここは紅葉が見られるようだ。来るなら紅葉の時期かな?

f:id:DONKIHOTE:20160328235113j:image

すぐ近くの方がお参りに来ていて、群馬から来たことを伝えると「渋川のシャンソン館に最近よく行く」と話が弾んだ。自分は行ったことがないので笑い話に。泊まって巡っているのか?と聞かれたことが多かったが、戻って朝また来ていると伝えると少し驚かれた。

そろそろ時間が危なくなって来たので、それぞれお参りして出発。道に迷いながらも歩く。

f:id:DONKIHOTE:20160328235800j:image

 

16:40  札所九番明星山(みょうじょうさん)明智寺(あけちじ)

f:id:DONKIHOTE:20160328235923j:image

あれ?お堂が閉まってる?

f:id:DONKIHOTE:20160329000049j:image

うわー!やられた。納経所によっては時間が短いとは聞いていたけど、最後に間に合わないとちょっと悲しい。

ベンチで休憩しながら、今日1日をふりかえる。しばらくは「あそこで道を間違えなければ」とかいろいろ考えたけど、いくらジタバタしても開いていないなら仕方ない。明日出直せばいい。どうにもならないことはさっさと諦めて次へ行く、というのは歩き巡礼ならではでもあった気がした。今後もバスや電車の時間があったり、本数が少ない為に何度も時間調整することになる。

次第に考え方が変わって、悩む時間が勿体無いと思えるようになった。

 

一日中歩いてくたくた。

この日は横瀬駅から徒歩10分の場所にある武甲温泉に行ってみた。f:id:DONKIHOTE:20160329103139j:image

武甲温泉のご案内

炭酸泉(高濃度1000mg/l含有)のお風呂。入ってみるとちょっとぬるめ。不感温度浴なのかな?と思ったけど、ずっと浸かっていられるのでそれも良しかと。手足に小さな気泡がたくさんついて、それを拭うのはなかなか楽しい。ただ、露天風呂のお湯が汚かったのが残念だった。

地域の人が集まる場所になっているようで、顔見知りが多かったみたい。

「今日のお湯はぬるかったんね、入ってたら風邪ひきそうで入れなかった。はじめて」

という話を聞き、なぬ!?と振り返る。炭酸泉いつもはもっと熱いらしい。まあ、そういうこともあるさ。

 

19:00 横瀬駅

f:id:DONKIHOTE:20160329103215j:image

今日はここまで。良く歩いたな。さて、明日へバトンタッチ!

総歩行距離:26.7㎞(33,378歩) 

使用金額:12,310円

(御朱印帳1,500円 御影入1,800円 金剛杖1,800円、御朱印300円・御影200円×8=4,000円、お賽銭80円 交通費 2,510円、温泉 700円)

 

1日目のルート。

www.mapion.co.jp

 

使用したマップはこちら。

navi.city.chichibu.lg.jp

 

御影(札所一番~八番まで) 

f:id:DONKIHOTE:20160329103234j:image f:id:DONKIHOTE:20160329103246j:imagef:id:DONKIHOTE:20160329103306j:imagef:id:DONKIHOTE:20160329103319j:image