旅に出よう! 東北一周旅行~白神山地・ねぷた村・弘前城編~
6月1日(東北一周旅行5日目) あめ/はれ・17℃
アクアグリーンビレッジANMON(青森県)➡岩木山神社(青森県)
➡弘前市内泊
この日はあいにく朝から雨。白神山地を歩く予定ですが、雨だと楽しさもちょっとだけ減ってしまいます。雨が降ると極端に体調が悪くなるタイプなので、朝は遅めから行動開始です。
【白神山地とは】
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯の総称です。このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。青森県側の面積は、その約4分の3を占め、12,627haとなっています。~青森県庁webより引用
世界遺産白神山地|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government
白神山地にはいくつか歩けるコースがあって、昨日の十二湖コース、蟶山(まてやま)コース、二股コース。(この3つは、日本海側のコースです)
白神ライン中間にある一ツ森峠ー太夫峰、天狗峠ー天狗岳、ブナ遺伝資源保存林観察道。
そして弘前から一番近いブナ林散策道コース、津軽峠、暗門の滝歩道、ぶな巨木ふれあいの径です。その他にもいくつかあるみたいです。
※白神ラインは冬季閉鎖。津軽峠~深浦町西岩崎山までは7月25日まで通行止めになっています。その他土砂崩れなどで通行止めの区間があるので要確認です。
白神山地情報│白神山地ビジターセンター│世界自然遺産 白神山地
まずは白神山地ビジターセンターに行って情報収集です。
ガイドブックに載っていたのは白神の森遊山道コース(約3.6㎞)でしたが、もう少し歩きたいなと思い、アクアグリーンビレッジANMONー津軽峠を結ぶ登山道(約5.6㎞)にしました。
白神山地ビジターセンターから約30分。アクアグリーンビレッジANMONに到着です。
午前と午後にここから津軽峠までバスが出ているそうですが、午前中のバスは既に行ってしまったとのこと。津軽峠ーアクアグリーンビレッジANMONは4時間ルートなので、往復は厳しい…。なので、高倉森(途中にある見晴らしの良い場所)まで行って戻ってくることにしました。
登山道の入り口。
道をふさぐ様にウサギの死骸が横たわっていて、これはなにか暗示しているのかな?と不安に。
登山道は急な坂の連続でなかなかしんどかったです。
そして雨。そして霧。そしてクマに怯えながら進みました。誰もいないし、この旅で一番怖かったかもしれません。
通常だとこの道は降りるルートになっているそうです。
ここが限界でした。ほとんど進めてないですが、クマと霧には勝てませんでした。
登る程に霧が濃くなっていきます。
木々は雨に濡れて生き生きしています。こうなりたい(笑)
約3時間で戻ってきました。
東京から来た白神山地大好きな男性に会ったのですが、「この急坂を登ったの!?そりゃあすごいや」となぜか褒められました(笑)
腐葉土に足を取られ、雨だととても滑るので要注意です。
アクアグリーンビレッジANMONには「暗門の湯」という温泉があるので、冷えた体を温めました。入浴料:500円。
うー、ありがたい。
ガイドの方にウサギの話をすると、
「良くいるので、車にぶつかることもありますよー。毛が真っ白に生え変わる頃になると臭みもなく美味しいのですが、まだ今の時期じゃあ酒で煮込まないと食べられないねえ」と軽快な答えが。
!?ビックリ仰天。ウサギ、食べるんだ。今は時期じゃないんだ(え?)
肩の力が一気に抜けました。大自然の前では細かい事なんて気にしないのですね。
この日は大分予定が変わったので、これからどうしようかなあ?と地図を広げ、昨日見た岩木山を思い出しました。
そこで、岩木山神社へ行くことに。
御朱印はお守りをお受けする授与所で書いてもらえます。
車で約50分。
着いた時には空が晴れてきました!何かの暗示かな?(二度目)
この神社の参道は岩木山の登山道のひとつになっていて、そのまま山に登れるようです。山菜取りに行く格好の女性グループが登って行くのを見ました。ちょうど山菜の時期ですね。
タケノコはクマが大好きなので、取りに行かないようにしたいです。
石畳が敷かれた広くて長い参道を歩きます。
雨上がりで、おみくじに水滴が付いています。そういえば最近おみくじひいてないなあ。
楼門です。
逆さまの狛犬?愛嬌がありますね。
今年は猿年。左に見えるのが拝殿です。(え?)
ツツジがきれいでした。雨上がりの美しい光景を撮りに来たのか、カメラマンが数人いました。確かにきれいな神社です。
足湯発見!
かけ流しの温泉のようです。よきかな~
ロングスカートは使い勝手が良くて、長旅で重宝しました。
津軽富士とも呼ばれる岩木山は標高1,625m、百名山のひとつです。すぐ側も通ったのですが、一度もその姿を拝むことは出来ませんでした。この時も雲がかかってしまっていました。
なんとなく自分の中では神々しい山です。
車で約30分。次はねぷた村へ。
弘前ねぷたや津軽民族工芸品の見学や製作体験、津軽三味線の生演奏を聞く事も出来ます。
【ねぷた村】
アクセス:東北自動車道大鰐弘前I.C.より車で約20分。弘前公園中央高校口から徒歩約3分。
駐車場:100台(駐車料金:200円)
営業時間:4月~11月/9:00~17:00
入館料:一般550円、高・中学生350円、小学生200円、3才以上100円
4時頃に入ったので、他にお客さんはあまり多くありませんでした。こちらの方はねぷた用の絵を描いています。写真OKという事で撮らせていただきました。
和紙に染料で描かれるというねぷたの絵。大きく繊細な絵は専門の方が書くそうですが、いくつも必要なものなどは公民館などで一般の人がそれぞれ書いているそうです。ビックリ。
金魚のねぷたは伝統のようで、グラデーションがとても美しいです。
今年の弘前ねぷたまつりは8月1日~7日まで。
一度見に行きたいなあ!
群馬の太田市、尾島でもねぷた祭りが開かれていますが弘前のねぷたまつりから派生したみたいですね。今年で38回目を迎えるようです。
入場券は折り曲げて、立てられるようになっています。芸が細かいです。
館内に飾られているねぷた。ライトアップがきれい。
金魚ねぷたはお土産用に買えますよ。
大きいものは迫力ありますね。
絵が本当に細かくきれいです。
岩木山撮影スポットがありましたが、雲に隠れて見えませんでした。
民芸品のコーナー。ここの先に、三味線の生演奏が聞ける広間があります。
三味線は触ったことも聞いたこともないのでワクワクドキドキ。
一番最後の4:50に間に合いました。時間は10分ほどです。
はじめて生の演奏を聞いたので、その迫力にうわあとなりました。撥が胴を叩く音がするのですね。独特の音色が耳に残ります。音階とかかなり難しそう!
他の演奏も色々聞いてみたいと思います。
ただ、演奏者の方がずっと話をしていたので開始は5時過ぎでした(笑)
しかも方言で、何を話しているかすらさっぱりわかりませんでした(笑)
津軽三味線の吉田兄弟の動画を見付けたので、良かったらどうぞ。
最後に寄ったのは、弘前城です。
市立観光館の駐車場に停めて歩きました。
地下の駐車場は最初の1時間は無料です。(8:00~22:00まで)
一番近い追手門口から入ります。
岩木山と弘前城。桜の時期にはこんな素敵な光景が見られるのですね。4月下旬~5月上旬には弘前さくらまつりも開催されています。日本一太い染井吉野もあるようで、一度見に行きたいです。
【弘前公園】
アクセス:弘前駅から徒歩約30分。大鰐I.C.から車で約25分
料金:有料区間310円
時間:4月~11月23日は9:00~17:00、4月23日~5月5日は7:00~21:00
駐車場:なし
公園内の地図。広いですね。
公園が広いので橋もたくさんかかっています。緑に朱が映えますね。
櫓も格好いいです。この日は雨だったので、入り口に傘が置いてありました。細やかな心配りが嬉しいです。
本丸がある区域は有料なのですが、時間が17:00過ぎだったので誰もおらず解放されていました。入っていいのかしら?と迷ったのですが、ジョギングをする人や通行人も普通に入っていたので、寄らせてもらうことに。
ん??なんか見た写真と違うなあ?と思ったのですが、実は石垣修理中で、お城の位置がずれていました。
平成25年度に修理がはじまって、終わるまで約10年かかるそうです(なかなか長いですね)なので、天守閣がちょこんと載っている感じでした。
2016年4月~こんな感じで公開されています。この姿もなかなか珍しいですよね。
まだ桜が咲いていました。びっくり。
夕暮れの岩木山。この時も雲がかかってしまってました。残念。
風が出て来て寒くなってきたので、早めに退散。宿に戻りました。
明日は奥入瀬渓流へ行く予定だったのですが、天気とマップをにらめっこして下北半島へ向かう事にしました。
初の恐山、楽しみだ~。