お礼参り~上田城跡公園から北向観音編~
前回の続きです。
上田城跡公園内にある眞田神社。「落ちない城」にあやかり、受験生に人気の神社です。
※4月、5月の御朱印は限定見開きバージョンです。カッコいい。
善光寺から上田城跡公園までは車で約1時間半。 長野って広いですね。白馬や安曇野は行ったことがあるのですが、上田ははじめてでワクワクしました。
4月6日~4月17日まで「上田城千本桜祭り」が開催中。
満開の桜かと思いきや、既に桜吹雪でした。
大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなっているので混んでそうだなあと思ったのですが、半端なく混んでました(笑)
あれ?平日だよね?と時計を二度見するほど。
臨時駐車場も満車で、あたりをぐるぐる。北観光駐車場に空きを発見。3時間以内500円也。
上田城跡公園 駐車場
- 上田城跡駐車場
公園内のやぐら下にあります。普通車88台。駐車料金無料。
(注)バスでお越しの場合は、上田城跡南駐車場(バス専用)をご利用ください。
上田市街地の交通情報は、上田市街地渋滞・共通駐車券契約駐車場満空情報をご覧ください。 - 上田城跡北観光駐車場
平成28年4月1日(金曜日)に有料駐車場としてオープンしました。普通車専用駐車場で、最大224台の駐車が可能です。
使用料は通常期間と特別期間を区分しているため、利用期間により料金が異なります。 - 上田城跡南駐車場(バス専用)
バス専用駐車場です。バス33台。駐車料金1台1回につき2,000円。
屋台が並ぶお堀の周りをてくてく歩き、東虎口櫓門に着いてびっくり。
枝垂桜は散ってしまっていました。ショック…だがまあ仕方ないです。
大河ドラマ館の前にある「上田城真田茶屋」にて一休み。くるみおはぎが美味しかったのでおすすめです。次は大河ドラマ館にも行きたいな。この日は団体さんでにぎわっていました。
真田幸村発見!
一緒に写真を撮ってくれるおもてなし武将隊。笑顔が素敵でしたよ。
「このような田舎に足を運んでくださりかたじけない」と言われ、「とんでもない、群馬の方が田舎です」と思い切り否定。
皆が同じように否定しているのを見て、日本人は謙虚だなあとしみじみ感じてしまいました(笑)
折角なので、ボランティアガイドさんに付いていくことに。機知に富む説明でとても面白かったです。知識がすごいなあと感心してしまいました。
櫓へ登るには300円かかります。
六文銭発見!
お堀の脇ではカメラマン達が花筏を撮るのにスタンバイしていました。「この色は、初めてじゃない?」など、何とも通な話をしていました。
うん、難しい。
4月24日(日)には上田真田祭りが開催されます。
上田城跡芝生公園で15:00~行われる
「真田軍VS徳川軍 決戦劇」【第一次神川合戦】
とかおもしろそうです。
次は、目的地である北向観音(きたむきかんのん)へ向かいます。
上田城跡公園から別所温泉までは車で約30分。別所温泉は信州最古の温泉で、泉質は単純硫黄泉、信州の鎌倉と言われる(?)場所のようです。
北向観音の下にある有料駐車場(500円)に停めて散策しました。車を降りると辺りに硫黄の香りが漂います。
手水舎の水は、なんと温泉水。あたたかくてしょっぱい硫黄の味がしました。
北向観音は本堂が北を向いており、善光寺が南向きなことから両方をお参りした方が良いといわれるようになったそうです。善光寺は広くきれいなお寺ですが、北向観音は静かで優しい雰囲気が漂っていました。
駐車場のすぐ脇にある足湯「ななくり」。すごく気持ちが良くて、しばらくぼーっとしながら浸かってしまいました。誰もいなかったので貸し切り状態です。
湯かけ地蔵。
3つの共同浴場があったので寄りたいと考えていたのですが、カランのお湯も温泉水のようだったので、「あいそめの湯」に行く事に。
ほかほかになりました。
【ここで大問題発生!】
実は巡礼時に小銭を持ち歩くようになってから、遠出しても小銭入れだけ持って出るという事が多かったのです。この日も例にもれず、小さな小銭入れだけ持って出ていました。
お風呂から上がって、夕飯はお蕎麦にしようかな?なんてのんきな事を考えていたら、お財布の中がすっからかんな事に気付きました!
カード類は全く持っておらず、お金をおろすことも出来ず…しかもガソリンがエンプティー点滅。ええ!!とパニックに。
待て待て、こういう時ってどうしたらいいのだ?警察でお金を借りるべき?
「ちょっと、のんきに風呂なんかに入ってる場合じゃないでしょう!優先順位間違ってますから!」と阿呆な自分に声を高くして言いたかった(泣)
小銭入れをひっくり返すと、500円硬貨が一枚ころんと出てきた時は、「おおー!神様!!」と本気で思いました(笑)
お礼参りに来て神にすがるとか聞いたことありません。
だが、さてさて、ここでまたも問題です。
ガソリンスタンドで500円給油はありなの?お札はないので、硬貨で入れられないと意味がありません。とりあえず近くのセルフに立ち寄って訳を話してみました。すると、対応してくれたスタンドのお兄さんが「大丈夫ですよ」と千円札を持ってきて、更にカードを入れて安くしてくれました。神対応!!
既に日は落ちて暗かったので、後光がさして見えました。シェルのお兄さん、本当にありがとうございました。
この後どこに行こうかな?なんて能天気な事言ってられません。とりあえず家までたどり着くのが目標です。
お腹減った?お金が一銭もないので無視です。
なるべくガソリンをくわないように、アクセルに注意しながらの約2時間ドライブ。
途中休憩で立ち寄ったコンビニでも何も買えず(後日携帯カバーにnanacoとスイカがあることに気付きました(笑))。
薄井峠ではきつねに出会い、標識とにらめっこしながらもなんとか家にたどり着きました。この時の安堵感といったら、過去最高かもしれません。
ボケボケの私に観音様が手を差し伸べてくれたのかな、と改めて感謝感謝。なんとかお礼参りを終えることが出来ました。
疲れが出たのか、しばらくはこんこんとした眠りにつきました。