藤の香にさそわれ「足利フラワーパーク」
藤の花が見たい。しかも1色ではなく、様々な色の藤を心ゆくまで存分に楽しみたい、というわがままな願いを叶えてくれるのが「足利フラワーパーク」。
4月中旬~5月中旬には350本以上の藤の花と5,000本以上のツツジが咲き誇る「ふじのはな物語」が開催されています。
ちなみに5月中旬~バラとシャクナゲの「レインボーガーデン」、
6月上旬~花菖蒲とあじさいの「ブルー&ホワイトガーデン」、
7月上旬~スイレンなどの「水に浮かぶ妖精たち」、
10月上旬~アメジストセージが咲き誇る「パープルガーデン&ローズガーデン」、
10月末~イルミネーション「光の花の庭」がそれぞれ開催されます。
足利フラワーパーク
住所:栃木県足利市迫間町607
アクセス:東北自動車道佐野藤岡I.C.より約18分
北関東自動車道太田桐生I.C.より約20分
駐車場:無料駐車場は普通車300台、大型バスが40台。その他、500円分の花を購入すると駐車無料になる花屋の駐車場もあり。臨時駐車場を併せて合計6000台。
開園時間:昼の部7:00~17:30 夜の部17:30~21:00(チケット販売は閉園30分前まで)※昼の部と夜の部は入れ替え制ではない。(ふじの花物語期間のみ。通常3月下旬~11月下旬は9:00~18:00)
入園料:4月16日~5月22日まで大人900円~1,700円、小人500円~800円 ※花の見頃によってその日の朝7時に決定。
現在の花の見頃はこちら。
毎朝更新されるので、咲き具合を確認することが出来ます。
栃木県足利市堀込町に 「早川農園」 として1968年に開園。以来 「250畳の大藤」 として愛されておりましたが、都市開発の為 1997年に現在の足利市迫間町 ( はさまちょう ) に移設し、「あしかがフラワーパーク」 としてオープンしました。元々湿地帯だった場所に移設した為、園内には 250トン を超える量の炭を敷き詰め、土壌の浄化、活力を高め、すべての生命体の活性化を図りました。園内の拡張整備も進み、現在は 94,000㎡ の敷地面積となっています。 足利フラワーパークHPより
藤の花が咲く期間は、入園料900円~1,700円と若干高めなのですが、昼の部と夜の部が分かれていないためライトアップも満喫出来ます。
日中で一番空く時間が15時ごろと聞いたので、その時間を狙って5月2日に見に行ってきました。一番近い臨時駐車場に停められたので、歩いて5分くらいです。
ちなみに、入園料は一番高い1,700円でした。
うわあ、高いなあ。どうしよう?と迷ったのですが、どうしても満開時に行きたかったので即決で(笑)
ちなみに、5月9日現在1,300円となっています。大分下がりましたね。もう少し下がると嬉しいです。チケットには【再来園割引券200円引き】が付いているので、次は6月上旬からの花菖蒲とあじさいまつり「ブルー&ホワイトガーデン」の時期に行ってみたいです。
一昨年にはイルミネーションも見に行ったのですが、確かにすごかった。
電飾数半端ないです。でも自分は花が見たい!誰にもはばかることなく存分に藤の花を楽しみたいんだ!(別に誰も止めないし、数年前にも行きましたが記憶がおぼろげなので)
今回は、バッテリーが切れて現実に引き戻されました。
【園内案内図】
園内に入るには正面ゲートと西ゲートがあるのですが、西ゲートから入ったので一番初めに大長藤が目に飛び込んできました。
人の列がすごく、混み具合にクラリとなりましたが藤を見て一気にテンションが上がります。
辺り一面に藤の香りが漂い、夢心地。藤の香りは強すぎるという方もいますが、自分は好きです。匂いには敏感な方なので、香水は嫌いですが自然の香は大好きです。
大長藤は、花房が最長1.8mにも成長する野田藤(日本を代表する原種)です。
園内通路にもあちこちに藤が咲いているので、下に潜ってローアングルで撮ってみても楽しいですね。
ちなみに、ライトアップはこんな感じです。薄闇の夕暮れ時。
暗くなると、池が鏡に。ライトアップは初めて見ましたが、本当にきれいです。
この日は風もなく穏やかだったので、映り込みもはっきり見えました。
淡い感じも素敵です。
約200本のきばな藤作り出す80mのトンネル。
きばな藤は咲くのが遅めなので、まだ咲き始めという感じでした。今丁度満開みたいですね。
ライトアップされるとこんな感じ。
八重藤。甘~い香り、その中にも気品に満ちた上品さがあります。
しかもこのもふもふした房!(もふもふ大好き)
こんな藤の花もあるんですね、驚きです。珍しい種類みたいで、花房の長さは30㎝程とみじかめ。
上からは時折花がポトン、ポトンと落ちてきました。満開を少し過ぎた所だったので、花が人の頭にぽすんと当たったり、ウッドフロアにころりと転がったり。
藤棚の下を通る人はみんな珍しそうにそれを見ていましたよ。
ライトアップされるとこんな感じです。格好良い。
うす紅橋。一番初めに見頃を迎えるさくら色の藤です。外国人観光客に一番人気だというこの藤は、とっても淡い色合いで写真に撮るのがとても難しい。
見る角度によっても全然違いました。そしてとても混んでいる。
ライトアップされるとまた随分印象が変わります。
奥にある八重藤のライトアップが湖面に映っています。幻想的。
正面ゲート近くには、ライトアップされたうす紅を眺めながら休憩出来るスペースもありましたよ。園内の至る所に休憩スペースやベンチがあったので、もう少し早くから行ってゆっくりしながらでも良かったなと思いました。
全長80mの白藤のトンネル。白い藤も良いです。
毎度のことながら迷ったみたいで、ライトアップ時に通って「こんな所があったの知らなかった!」みたいになってました(笑)
白藤の滝。
ライトアップバージョン。
ツツジは見頃を過ぎた所でした。早いな。
水上花壇。
どうやって手入れしているんだろう?不思議です。ウシガエルが鳴いてました!
ライトアップバージョン。
通路でモデルさんが撮影していたのですが、近くを通りかかったおばちゃまが「モデルの撮影会?あれだったら普通にいそうね」と聞こえるようにズバズバ言い切ってました(笑)
確かにアマチュアだろうなあ?と見ていましたが、ここまですっぱり言い切られると逆に開き直れそう。
きばな藤としゃくなげの森では、しゃくなげが見事でした。
その他にも見頃だったのが、オオデマリ。
ハンカチノキ。本当にハンカチが垂れ下がっているみたい。
などなど。
イナバウワーしてる男の子。さかさまから見えるかな?
人も満員でしたが楽しめました。個人的には、ライトアップされる夜の部がおすすめです。
足利フラワーパークは、CNNが選んだ「世界の夢の旅行先10カ所」にも選出されています。すごいですね。
このためかわかりませんが、この日園内にいた観光客のほとんどが外国人でした。これには驚かされました。
アジア圏の方が多かったように思えますが、飛び交う言語はほぼ中国語。日本人いないのかな?と開いた口がふさがりませんでした。時折日本人の観光客に出会うと、「外国人ばかりで日本人いないのかね?」と同じような事を口にしていて、ちょっと笑ってしまいました。
もしかしたら、この日はツアーが組まれていたのかもしれません。ライトアップがはじまる時間には、いつの間にかいなくなっていたので。
でも、柵があっても平気で中に入って写真を撮ったり、パンフレットを池に落としてもそのまま放置…みたいなマナーの悪さには首を傾げたくなりました。
折角日本に来たのですから、「○○の国の人は」と一緒くたに後ろ指さされないようにして欲しいなあと思っちゃいました。
陰で支える人々に感謝。
次は美味しいものを食べながらのんびり回りたいなあ、なんて。
行くと結局写真に夢中になってしまうのですが(笑)