立山を縦走してきた。 ~黒部ダム編~
秋の立山に登りたい。
前々からひそかに思い続けた夢。紅葉の立山に登ること。
念願かなって、9月25日~26日に登ってきました。
立山黒部アルペンルートはツアーなどでよくみかけるルートですね。
9月末~10月はじめは一番込み合う時期です。もちろん、山小屋もいっぱい。
山小屋に泊まるのははじめてなので、寝られるかどうかがすごく不安でした(不眠症なので)でも個室は取れないし…。
そんな後ろ向きな背中を押してくれたのが、「みくりが池温泉」の相部屋です。カーテンで仕切られているため、自分のスペースを保つことが出来ます。
天気とにらめっこしながら晴れ予報の日に偶然空きを見付け、立山行きが決定となりました。
これがなかったら行けなかったかも。感謝感謝です。
立山は日帰りでも行けますが、扇沢からのルート(長野県側から)だと、
始発が7時半(室堂9時着)で最終便が16時。行動時間は8時間しかありません。
これは絶対にせかされる…と思い、泊りにしました。
(10月8、9日だと6時半始発あり)
山小屋でもへっちゃら眠れるぜぃ!テント泊だから気にならないよ☆いつかそんな風に言えるようになりたいですね。
さて、25日の3時に起きて出発~!
途中、休憩で立ち寄った姨捨サービスエリアで日の出を見ました。
霧の中を走っていたので、視界が開けた時は思わず叫んでしまいました。
7:00 扇沢駅着。
長野側からは扇沢駅が出発点になります。
駅のすぐ下は有料駐車場、少し下ったところに無料駐車場があります。
無料駐車場はすでにいっぱいで停められないかと思いましたが、隙間を見付けて滑り込みました。
帰りは木の葉で車が埋もれていました(笑)
無料駐車場 | 320台 |
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有料駐車場 | 350台 |
臨時駐車場 | 600台〜800台 ※混雑時のみ対応 |
乗用車 駐車料金 | ・第1、第2駐車場 12時間 1,000円(以降12時間毎に1,000円加算) ・第3、第4駐車場 24時間 1,000円(以降24時間毎に1,000円加算) |
備考 | 混雑時には、扇沢手前8kmの臨時駐車場に駐車していただく場合もございます。 なお、駐車場整備協力金として1台500円をいただきますが、そこから無料シャトルバスで扇沢へ送迎いたします。 |
9月中旬~11月上旬まで紅葉が楽しめるようです。10月4日の時点で黒部平、黒部ダム、弥陀ヶ原などが見頃になって来ているみたいですね。
出典:紅葉だより|立山黒部アルペンルートより
扇沢⇔室堂は、往復で9,050円です。なかなか良いお値段(笑)
事前に調べていた時、乗り継ぎが多くて面倒くさいなあ、と思いましたが、切符はこれ一枚でした。楽チン。なので、なくすと大変です。
7時半の始発に乗り込むと、なかなかに混雑していて乗り物はどれも座れませんでした。
このルート間の駅員さんは皆とってもフレンドリー。
待っている間も楽しませてくれます。ぶれちゃってごめんなさい。
お客さんは一般客3割、登山客が7割くらい。
登山客の服装はまちまち。でも、ハーフパンツにサポートタイツの方が意外と多かったです。気温的には悩ましいところなので、自分はパンツの下にタイツを履いていました。ちょっと暑かったかも。
標高は1,508m。
あちこちに水場がありましたよ。
水は冷たくて甘い!とってもおいしかったです。
室堂にもあるので、登る前にそちらで補給するのもおすすめです。
すごい迫力。
朝の光が立山に当たって稜線がくっきりと浮かんでいました。
黒部ダムでは放水が見られるのは6月26日~10月15日まで。
放水時間は7:00~16:30(9/11~10/15)です。日が当たると虹が見られるみたいですね。
残念ながら翌日は雨だったので、見られませんでした。
展望台を通るルートでダムを横切りました。
反対側からパシャリ。水の勢いがすごいです。風が強いと、下からあおられて水しぶきが飛んできます。これも気持ちよい。
歩いて5分の所でケーブルカーに乗り換えます。
26日には「くろにょん」がいました。
雨だったので、トンネルの中でお出迎えしてくれましたよ。
混んでいたので、ロープウェイの整理券を渡されました。2番ゲートへ進めという事かな?ここからはケーブルカーで、その次がロープウェイです。
黒部湖
下から見ると登山客ばかりですね。
ケーブルカーがやって来ました。かなりの傾斜。
ザックを降ろして乗るようにとのアナウンス。
トンネル内を進むので、外の景色は見られません。ケーブルカーは約5分と短めです。
黒部平に到着。展望台に上がってみると、これから登る立山三山が見えました。
雲が多めでしたがテンション上がります。
裏立山もくっきりと。
逆光で神々しいです(笑)
ここからロープウェイに乗ります。約10分の空中散歩です。
標高は1,828m。ここでもザックを降ろすようにアナウンスがありました。
行きのロープウェイは人がいっぱいで、ほとんど外を見ることが出来ませんでした。そして襲ってくる眠気との闘い。
帰りはこんな景色。
紅葉は始まったところでしたが、十分に見応えがありました。帰りは外人さんもいっぱいいました。
大観峰と黒部平を結ぶ立山ロープウェイ。景観と環境保全の観点から大観峰と黒部平の間に一本も支柱がなく、動く展望台として360度の大パノラマを楽しむことができます。大きく取られた窓から、西には大斜面の大観峰、東には後立山連峰の絶景が広がります。
大観峰に到着。
裏立山です。左から鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、蜂ノ木岳、七倉岳。
ロープウェイと紅葉は絵になりますね。
大観峰のライブカメラ。今の映像と前日のタイムラプス動画が見られます。
8:55 室堂に到着。
山の情報を確認できます。
今日の予報は曇り。
でも後半は晴れました!山の天気は変わりやすいです。
ただ風がとても強かったです。そのおかげでガスが晴れて絶景も望めました。
登山カードは室堂の駅中で書くことになります。紙を渡されるので、その場で書いて確認をもらいます。
標高は2,450m。室堂平です。
立山の石の前では多くの人が記念撮影していました。
写真を撮ってもらい、ルートを確認してから出発です!
立て看板が至る所にあるので、迷うことはないと思います。
水場もあります。
ここは立山に登る人と剱岳に登る人の出発点にもなるので、登山上級者と初心者が入り混じってました。
立山の主峰である雄山は、小学生の登山者も多かったです。途中で力尽きて座り込んでいる子もたくさんいましたが。
一番近い「ホテル立山」。
ここは高くて泊まるのは無理だなぁ。
一ノ越、雄山の標識が出てきました。
「よし、いくぞー!」とやる気だけは十分。
かと思いきや、なぜか体が重くて力が出ません。それでも皆が進む方向へ向き直り、まだ見ぬ山の頂へ出発です。
立山縦走編へ続きます。