寝ながら「ふむふむ」

行ってふむふむ。聞いてふむふむ。なワールドを探っちゃう。相棒はNikonD5500。

武甲山に登って来た。

山に登りたい。

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埼玉県秩父市にある武甲山は、秩父札所巡りをした時から自分にとって特別な山になっています。

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巡礼時は常に武甲山が見えていたため、自分を見守っていてくれている感じがしました。寒い中での巡礼でしたが、とても心強かったです。

donkihote.hatenablog.com

そこで、山に登るなら一番初めは武甲山が良いな、とずっと考えていました。むしろ、巡礼のお礼のために登りたいという逆の発想だったのかもしれません。

 

思い立ったのが5月。

トレッキングシューズやザックを買って、5月5日(こどもの日)に武甲山へ向かいました。

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この日は既に駐車場はいっぱいで、下の道の路肩へ寄せて駐車しました。地元の小学生がたくさんいたので何かの行事で登っていたのかも?

 

はじめての山にワクワクドキドキ。不安もいっぱいでした。

気持ちが急いていたのか、駐車しようとしたスペースで腐った木にゴリゴリと乗り上げる事態に。…やっちまった~。山に登る前から立往生(笑)

ありゃあ。と途方に暮れていたら、なんと、通り掛かりのカップルが脱出を手伝ってくれました!山に登る方はみんな本当に親切です。ありがとうございました。

 

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おばさま達が登山届を出している様子を眺めます。この時は登山届とはなんぞや??というレベルだったので今考えると末恐ろしいですね。

 

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コースタイム(5時間半)

駐車場:一の鳥居駐車場(無料)

駐車場(9:40)⇒不動滝(10:10)大杉の広場(10:40)武甲御嶽神社(11:15)武甲山(11:20)休憩20分

シラジクボ(12:05)子持山(12:45)休憩30分⇒大持山(13:40)⇒妻坂峠(14:10)⇒駐車場(15:05)

 

はじめから縦走を計画するとは、やっぱり自分は何を考えているかわかりません(笑)

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ウツギがきれい。

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湧き水?冷たくて気持ち良いです。

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生け簀があり、そこにイワナが泳いでいました。

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秩父イワナなんているのですね。はじめて知りました。

 

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出ました。クマ注意。この日はとても人が多くて渋滞気味だったのでクマの気配は全くありませんでした。

 

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比較的なだらかな道を進んでいきます。

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10:10 前半のハイライト「不動滝」

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空のペットボトルが置いてあり、頂上まで水を持ってきてくれる方を募っているそうです。

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ちょっと後ろ髪引かれましたが、はじめての山登りでそこまでの体力はなく。残り一つ置いてあったペットボトルは後者の方へゆずりました。

登っている途中では、頂上から空のペットボトルをいくつも下げて降りてくる方がいましたよ。

 

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滝のすぐ先に小さな橋があるのですが、渡り終えた所でつるっと滑ってしりもちを着きました(笑)ザックが衝撃を吸収してくれたのでどこも怪我しませんでしたが、一瞬の出来事に自分が滑ったことすらわからなかったくらい。

そっちの方が衝撃でした。

 

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木漏れ日の中を歩くのはとっても気持ちが良かったです。

 

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祠発見!無事に登れるようにお祈りします。

 

10:40 大杉の広場に到着です。ここからあと60分。

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大きな杉だなあ。見上げてあんぐり。

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赤ちゃんを背負ったお父さんが軽快に登っていきました。す、すごい。

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道は整備されているので、とても歩きやすいです。

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新緑が目に鮮やか。この時期はまだアブやブヨもいないのですいすい進めます。

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虫と格闘する時期が来るのをまだ知らない自分(笑)あの頃は~

 

11:15 武甲御嶽神社着。

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恐い狛犬発見。キシャーって吠えてます。

 

第一展望所。

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11:20 1,304m、武甲山頂上へ到着です。

 

ちょっとかすんでるかな~?でもとても良い景色。

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山頂もたくさんの人で賑わっていました。

 

初代トレッキングシューズはサロモン。すごく軽くて歩きやすいです。

お店で履きまくって決めた一足です。

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www.amazon.co.jp

 

インソールはスーパーフィート

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www.superfeet-jp.com

ストックを持つまでは金剛杖(先生)をストック代わりにしていました。途中ですれ違う方に、「どこで売ってるんですか?」と聞かれたり「カッコいいですね」と褒められたり。照れ照れ。

 

武甲山とは。

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まだ時間が早かったので、小休止してから子持山へ向かいます。

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山頂付近にはコバイケイソウ(と思われる)葉がわさわさでした。

 

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ここから降りる道の端にも、コバイケイソウ(と思われる)葉がたくさん茂っていました。

武甲山から子持山への道に入ると、今までの混雑がうそみたいに静かになります。ほとんど人と会わないです。それよりも急坂におっかなびっくりでした。

 

タラの芽発見!

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登る数日前に山菜取りに行ったので、これだけはばっちりわかります!天ぷらうまし。

 

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野生の山椒。香りが好きなのですが、さすがに持って帰れないので鑑賞だけしてきました。

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12:05 シラジクボ着。

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シラジクボとは、武甲山子持山の間のコルのこと。すり鉢のことを北関東から東北の方言で「しらじ」というそうなので、「すり鉢状の窪み」という意味ではないかとされているようです。

シラジクボ | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ

 

振り返ると新緑の武甲山が見えました。たまらんです。

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この頃はいつも先生と一緒に登ってたなあ。

 

12:45 子持山着。

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良く晴れた山日和。

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はじめにこんなに良い景色が見られて最高の気分です。

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大持山へ行く途中にある絶景スポット。

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はい、めっちゃ高いです。乗り出そうとするけどくらくらして出来ません。

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高所恐怖症、なんとかして克服したい!そこでいくつか調べてみました。

①慣れ

②病院に通う

③諦める

高所恐怖症を克服するための5つの方法!!

て、おい!全然克服になってないし。なんじゃ諦めるって(笑)

でも、実際には体験して恐怖を感じさせなくするしかないようですね。うーん、進んで高い所へ行けという事でしょうか。体が強張って動かなくなってしまうのですが、大丈夫なのかな?めっちゃ不安です。

 

13:40 大持山着。

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ここから妻坂峠へ下ります。

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おばさま達が休憩していました。

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今までこういった光景を見たことがなかったので、この時はとても印象に残りました。年をとっても好きな人と続けられるっていいなあ。

いくつかの山に登った今では見慣れた光景ですが、山っていいなあと再認識した時間でもありました。

 

ここからはかなりの急坂でした。木につかまりながらしばし降りると、誰もいないゆるやかな道にたどり着きます。てくてくと歩いていきます。

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ハウチワカエデかな?紅葉の時期にまた来たいな。

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14:10 妻坂峠着。手作りの看板がかかっていました。

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そして石が積んである。山頂や登山路を示す道標という意味もあるそうですね。

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横瀬駅の標識が出てきました。

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ここで休憩している方が何人かいました。逆ルートだとこの先が急な登りになるのですね。こちらから登るのも楽しそうです。

 

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お地蔵様に無事をお祈りします。

 

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湧き水かな?武甲山は水が豊富なのですね。

 

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もうすぐ終わりかと思うと、毎度のように寂しくなってしまいます。途中意味もなく蛙を追いかけたり、蛇を見付けて戦ったり(?)しながら降りていきます。

 

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15:05 駐車場着。

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戻ってきました。

満車だった駐車場はガラガラになっており、数台が停めてあるのみでした。

 

帰りに武甲温泉の前を通り過ぎると、色とりどりの鯉のぼりが翻っていました。

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そういえば、今日はこどもの日だっけ?と改めて空を泳ぐ鯉たちを眺めます。

すぐ脇を流れる川で川遊びをしている子もたくさんいましたよ。気持ちよさそう。

www.chichibu-omotenashi.com

 

 

さてさて、帰りの温泉は「梵の湯」へ。とろみのある温泉が好きなのです。

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出典:秩父川端温泉 梵の湯(秩父)の温泉情報|@nifty温泉より

www.bon-chichibu.jp

梵の湯の泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性、アルカリ性)です。 濃度成分総計 2,569g/Kg 濃度が高く、関東でも屈指の重層泉となっております。お風呂の温もりは長く保ち、皮膚の脂肪を分解し洗い流すので、入浴後の爽やかさは格別です。

日帰り入浴

料金:平日大人(中学生以上)770円 小学生(4才~)520円 乳児(3才以下)310円

※平日19:00以降の入館は100円引き ※平日のみ3時間料金でフリータイム

   休日3時間大人(中学生以上)880円 小学生(4才~)620円 乳児(3才以下)420円

利用可能時間:9:00~22:00 ※土曜日のみ22:30

休館日:年中無休

 

大浴場、露天風呂、ミストサウナ、岩盤浴がある温泉です。重曹泉はぬるっとしたとろみがあります。巡礼していた際にも寄った温泉で、その時は疲れもあったせいでのぼせてしまいました。でもこのとろみはやみつきになるかも。なので、もう一回入りたいな~と思っていたのです。

露天風呂も内湯もきれいで広めです。露天風呂は温泉ではありませんが、ゆったりくつろげたので良いかと。

秩父に行った時は「満願の湯」と悩むところなのですが、梵の湯の方が空いていてゆっくりできる気がします。連休のこの日はさすがに人が多めでしたが。

秩父は自分にとってちょっと特別な場所でもあるので、またパワーをもらいに行きたいです。

 

さて、次はどこの山へ登ろうかな?