男体山に登ってきた。
急登の連続といわれる男体山。
ずっと登りたいと思っていた山に、7月11日に登ってきました。
栃木県日光市にある男体山は標高2,486m。頂上からは中禅寺湖が見下ろせます。今回は二荒山神社からのピストンコースにチャレンジです。2,000m越えの山ははじめて。
コースタイム(5時間)
二荒山神社前登山口【7:30】
⇒三合目【8:05】⇒四合目【8:25】⇒五合目【8:45】⇒六合目【9:00】⇒七合目【9:30】⇒八合目【9:50】⇒九合目【10:10】⇒男体山山頂【10:30】(1時間休憩)
⇒八合目⇒四合目⇒三合目⇒二荒山神社前登山口【13:35】
男体山は登った後に意見がくっきり分かれるそうです。「もう二度と行きたくない」か「もう一度チャレンジしたい」か。自分はどちらになるのだろう?
毎回のことながら、山に登る前日はどきどきとワクワクで寝られません。それでも4時起き、7時には駐車場に着いて準備をはじめました。
よく晴れました!青空が気持ち良い~。
登山口は神社の中から続いています。入山料500円を払って、お守りを頂きました。
神社にお参りし、登山の無事を祈った後にいよいよ登頂開始です。
鳥居の先は階段が続きます。一合目。
日差しが遮られる森は、とても涼しくて良い気持ち。ここから三合目までは急登ですが、それほど傾斜が強いとは感じませんでした。
時折こんな木の根があるので、足元に要注意。泥が滑る部分もあるので、下りはちょっと足を取られるかもです。
草が日差しを反射してきらきら輝いていました。とってもきれい。
振り向くと、中禅寺湖が。木が途切れるたびに異なる景色が見られます。
三合目から四合目は工事用の車道を歩きます。ゆるやかな道なのでのんびりです。
8:25 四合目。鳥居が見えてきました。ここから再度登山道へ入ります。ここで今日初めて登山者に会いました。やっぱり嬉しいものですね。
振り向くと中禅寺湖を見下ろす位置まで来ていました。ここから先はガレ場が多くなります。
傾斜が大分急になってきて、岩がごつごつしてきた気がします。
8:45 五合目。
登山道は良く整備されているので、全体的に登りやすいです。
登るほどに景色が開けます。山頂からの景色にも期待がいっぱい。
はじまりました。ガレガレ。矢印を見ながら進みます。道は分かりやすいので迷うことはまずないと思います。
9:00 六合目。
登山道はバリエーションが豊富で飽きません。
大きな岩にロープ。ただ、ほとんどのロープは捕まらなくても登れました。
この辺りから全身を使って登っていきます。新調したグローブの使い心地はなかなか。急登ガレ場結構好きかもしれないなあ、と登りながら感じました。
私は登りでトレッキングポールを使わないので(使い方よくわからないので)使っている方をじっと見てしまいます(笑)
少しかすんでいるけど、良い眺めです。
9:30 七合目。
七合目を過ぎると登山者がたくさんいました。七合目~八合目が一番のガレ場ではないかと。両手を使って登っていきます。
9:50 八合目。ぐいぐい登れるので、高度を稼いでる気がします(笑)
八合目にある瀧尾神社。
この祠の横で外国人の方が絵を描いていました。
ぬわ!ガスが出てきた!
前を歩いていたお兄さんが、降りてきた方に「山頂晴れてましたか?」と聞くと「晴れてましたよ~」という答えににっこり笑顔。
お兄さんと私、ガスがかかる後ろを振り向いて「…」
降りてきた方はハッとなって「大丈夫ですよ!ガスの登る早さより早く登れば」
お兄さんと私「え???」
一同大爆笑(笑)いやいや、それは無理だろう。
山って本当に不思議です。
ガレガレガレ。水分補給をして先に進みます。
あ!ガレ場から道へ。傾斜は急ですが、足元は歩きやすくなりました。
9:50 九合目。ここから先は階段です。
森林限界でしょうか。目の前が開けて空が見えました。この瞬間すごく好きです。
でも、階段はまだまだ続きます。
後ろを振り向くと絶景かな~!ここまで登って来たかいがあります。
この先はガスが出て来てしまったので、この辺りからが一番景色が良かった気がします。
まだまだ階段を上ります。砂が赤くなってきました。火山礫です。
まだシャクナゲが咲いてましたよ。
ガスが迫ってくる~。その前に登らないと(笑)
最後は火山礫のガレ場です。所々砂利や砂があるので足を取られるので、途中で立ち止まっている人がたくさんいました。この最後の登りがなかなか大変なのかも。
登りながら中禅寺湖と戦場ヶ原をパシャリ。奥に見えるのは日光白根かな?山頂には方向盤があったみたいですが、気が付かず。見落としたあ。
赤いガレ場。あと少しで山頂です。
最後の鳥居をくぐります。
10:30 着きました~!男体山山頂です。行きのコースは3時間。はじめてにしてはまずまずのタイム。
山頂にはライブカメラが設置されているので、時刻ごとの写真が見られます。山頂にいたおじさまが教えてくれましたが、時間が合わなかった(笑)
山頂広いです。なのでうろうろ。
二荒山大神。写真でしか見た事なかったので、ぺこりとご挨拶。
鐘もありました。
いい塩梅にトンボが飛んでいます。
これが見たかった。二荒山大神御神剣です。
すらっと伸びてすごくきれいでした。写真撮ってもらいましたが、ガスで真っ白になってました(笑)
お決まりの三角点タッチ。
山頂小屋から左に少し下った所に、小さな神社があります。
「日光二荒山神社太郎山神社」です。
この辺りは人が少ないので、この前で休憩することにしました。ちょっと早いけどおにぎりタイム。
眼下に広がる景色に惚れ惚れ。晴れている時は富士山、燧ケ岳、南アルプスまで見渡せるようです。それはぜひ見てみたい。ということでまた来ます。私はまた登りたい派です。
雲海が迫ってきます!この時期はあまり良い景色を見るのは難しいようですが、これだけ見れれば大満足です。
雲海は秋が一番見られるそうですが、一度見てみたかった。
雲海雲海いってたので、お日様がうるさいなあと見せてくれたのかも。感謝です。翌日のライブカメラには、もっとくっきりとした雲海が映っていましたが。(え?)
縁に座って、雲が出来るのを飽きるまで眺めていました。風が寒い~。上着を着ても中禅寺湖から上がって来る冷たい風を感じました。
うわあ。ガスで真っ白に。
しばし待ってみましたが、晴れる気配がないので下山することに。
ガレ場を降りていくと、途中からきれいに晴れました。まだ山頂はガスの中でしたが。
下りにトレランの方とすれ違ったのですが、途中でその方に抜かれました!
やはり山には怪物がいっぱいです。ひょええ~。
八合目あたりより。下りは中禅寺湖へ落ちていくようだと聞いていたので楽しみにしていたのですが、そこまでではなかったです。登って来る方々と話をしている内に通り過ぎたのかな?
五合目を過ぎたあたりに座っていた女性は、「もう登るの諦めようと思って。ダラダラした登りでしょ」と早めのギブアップ宣言。個人的にはその急登が楽しいし、ガレ場、苔、階段、砂と変わる登山道はなかなか面白かったのですが。
その他に、ジーンズにスニーカー、ポーチ姿の外人の女の子にはビックリでした。無事下山出来たかちょっと心配(初心者の私に言われたくないと思いますが)
12時半を過ぎるとすれ違う人はいなくなってました。
13:35 二荒山神社へ戻ってきました。 楽しい山もここで終了です。下りは2時間でした。
男体山登拝番付。ほうほう、初めて見ました。
1位は佐野市に住む男性で、なんと、1,223回も登っているようです!すごいなあ。コース暗記しちゃいそうですね。
登っている時は楽しいのですが、下っている時はちょっとさみしいです。もうすぐ終わっちゃうみたいな。なので、また来ます(笑)
最後に御朱印を頂きました。
色々な種類があって、各500円。大抵は300円で、見開きや限定が500円なので珍しいです。
さてさて、帰りの温泉は「奥日光湯本温泉 おおるり山荘」へ。
硫化水素型の単純硫黄泉で、泉温は49.3~78.9゜C。中性~弱酸性。乳白の肌ざわりが良い温泉です。
出典:奥日光湯元温泉お薦め日帰り温泉ベスト12ランキング |
日帰り入浴
料金:500円
利用可能時間:13:00~17:00(最終受付16:30)
住所:栃木県日光市湯元2519
内風呂と露天風呂があり、のんびりゆったりとお湯に入れました。露天風呂からは、青空に浮かぶ三日月がなんとも風流。うーん、たまりません。早い時間からの温泉はとても贅沢な気分です。お湯に浸かりながら体をほぐしていくと、疲れも溶けていくようでした。
内湯用のタオルとシャンプー&コンディショナーから石鹸と全て揃っていたのも嬉しかったです。
逆方面からの男体山。
また登って温泉に入りに来るぞ。今度はどこか美味しい所にも行きたいな。