秩父江戸巡礼古道の旅〜はじめるにあたって〜
思い立ったが吉日。
ということで、2016年3月22日から秩父の巡礼を始めました。
きっかけは本当に些細な事で、
本屋でまっぷるの「お遍路さん特集」を見たからです。
単純なので(笑)
以前からずっと興味はあったのですが、行きたいなで終わってしまっていました。
お遍路というと四国のイメージが強いですよね。
四国のお遍路は結願する(けちがん:巡り終えること、修行が完了すること)のに、歩くと約50日、車では約10日かかるそうな。
うーん、どうしよう…。
この寺院を巡礼する人を「お遍路」さんと呼びます。
悩んでいた時、秩父にも巡礼があることを教えてもらいました。
秩父の巡礼は三十四観音霊場巡り。つまり「観音さま」を辿る旅になるのです。
四国八十八ケ所は約1,400kmですが、秩父三十四観音霊場は約100km。
い、いけるだろう!(強気!)
全て回り終えるまで、歩きでは3日~8日、車で2日が目安になるようです。
それなら、勿論歩きたい!
それほど体力がある方ではないので、全て歩き通せるかは若干の不安が残りましたが。
そんなの、行ってから考えれば良いじゃん!
行かずに後悔するより絶対いいじゃん!
ですよね。
結願する時に桜が満開だったら良いな、と出発日を決めたのですが、
秩父は寒いので5日くらいズレがあるらしい。そして寒の戻りで寒いらしい。
やっちまった…。
まあ良いじゃないか、のんびりいけば。
ということで歩き始めました。
◆今回、秩父巡礼においていくつか自分の中で決まり事を作りました。
・車を使わない(公共交通機関のみ使用)
・日帰り、すべて歩いて巡る
・江戸巡礼古道を歩く
・休みの日を入れない
・楽しんで巡る(時間がかかっても良いので、スタンプラリーにならないように)
・近くの温泉に入りたい
江戸巡礼古道のマップは秩父観光なびで見つけました。わかりやすいのでおすすめです。
色々なブログを参考にしながら準備したのですが、あまり秩父巡礼のブログが見つからない?車はともかく、歩いて巡る人はあまりいないようです。
なので、
「歩いてみたい」という方の参考になれば何より。
(江戸古道を歩くのは時間がかかると思いますが)
経過時間なども載せていきたいと思います。
写真を撮りまくるのと、迷子の常習犯なので通常より時間は多めに掛かってます。途中からは般若心境を読経するようになったので、参考程度で。
まずは持ち物から。
(勿論そのままふらっと行っても問題ないと思いますが、全部歩き通すには峠を越えたり、山道も通るので最低限の準備は必要かと)
◆今回の旅で使用したもの
・靴(足にぴったり合っていないとマメが出来ます)
・着替え一式(温泉に入るため)
・気温が低かったので、ダウンやパーカー、セーターなど
・タオル
・帽子
・バンドエイド
・テーピング(予備で持っていて正解!)
・昼用のおにぎり(買う場所はほとんどありません)
・水1L(500mlペットボトル×2)
・三脚
・一眼レフ
・小銭(三十四か所×500円、※御朱印300円、御影200円)
・マップ
【巡礼用品(使用した物のみ)】
・納経帳(のうきょうちょう)
・御影入(おみえ・おすがたいれ)
・念珠(ねんじゅ)
・線香(せんこう)
・ライター
・ろうそく
・経本(きょうほん)
・納札(おさめふだ)
・金剛杖(こんごうづえ)
※同行二人は四国の考えなので、秩父では必要ないそうです。
金剛杖は白衣(びゃくえ)にしても良いと思います。
ただ、杖として山道や川を渡る時などにとても重宝したのでおすすめです。
一目で巡礼とわかるので、道に迷っている時など声を掛けてくださる方がたくさんいました。
私はほとんど札所で揃えました。
◆礼所について
秩父札所の納経時間 9:00~12:00 13:00~17:00
(札所によってはお昼時間も受け付けてくれます。16:00までの札所もあります)
◆電車とバスの時刻表
・急行は200円プラス料金(乗った距離に関係なく)
乗っている時に見つけました。先に調べておけばよかったー。
バスは1時間もしくは2時間に1本。うまく乗り継がないと帰れなくなります。
◆使用したバス
・東秩父村営バス 寄居駅~落合 時刻表(1日目)。
・梵の湯 秩父吉田線 西武秩父駅~大田下車(4日目)
近くの温泉もあわせてマップに全部書き込みました。これで準備OKです。