寝ながら「ふむふむ」

行ってふむふむ。聞いてふむふむ。なワールドを探っちゃう。相棒はNikonD5500。

秩父江戸巡礼古道の旅〜4日目〜

札所二十六番・二十七番・札所三十番まで。

 

2016年3月25日(金)はれ。最高気温11℃、最低気温‐2℃

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この日はとても良い天気。すっきりと晴れました。

うーん、気持ちがいい!

ただ寒かったので、ヒートテック+セーター+ダウンという真冬の格好で歩き始めました。歩いてあたたかくなって来たら脱いでいくという「北風と太陽」形式でいくことに(笑)

この辺りから徐々に札所と札所の間隔が開き、山あり谷ありの道になっていくので歩く距離も増えていきます。

 

そろそろ疲れが出てきたのか、朝の電車で爆睡していました。

気付いたら口を開けて寝ていたという(恥ずかしい)。この日は秩父路周遊フリー切符を購入しました。

日程的には3日目に使う方がお得ですね。

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8:55 影森駅出発。

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影森駅からスタートです。

工事中の駅を出て、まずは昨日巡れなかった札所二十六番を目指します。路地裏のような道をくねくねと歩いていきます。

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9:05 札所二十六番万松山(ばんしょうざん)円融寺(えんゆうじ)

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円融寺の水鉢の水に氷が張っていました。

冷え込んだからなあ。

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お参りに来ていたご夫婦とあいさつ。観音堂へは行ったかと聞かれ、これから行く予定だと話すとご夫婦は行かないようで「頑張れ!」と激励を受けました。

 

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札所二十六番の観音堂は「奥の院岩井堂」と呼ばれ、3百数段の石段先(しかもかなり急)にあります。

石段か。よ、よし…がんばるぞ。

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山に向かって歩いて行くと、昭和電工に突き当たりました。

あれ?この先、どうなってるんだろう?

立ち止まってマップを見ていると、中から関係者のおじ様が出て来て道を教えてくれました。どうやら工場内を突っ切るらしいです。ほう、面白いな。

おじ様曰く、

観音堂についたらそのまま尾根を行くと二十七番に出られるよ」とのこと。

重ね重ねありがたい情報に感謝です。

お礼を言ってそのまま突き進むと、鳥居を発見しました。

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その脇に山道があったので、そこを歩いて行きます。

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ただ、途中からは石段をひたすら登ります。

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つ、続く石段。

 

9:40 奥の院岩井堂着

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観音堂に着いたときには既に汗だくでした。

上着を脱いでお参りです。いやいや、達成感ありますね。

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教えてもらった通り、そのまま尾根沿いに進みます。

琴平ハイキングコースと書いてあったけれど、ハイキングにしてはすごい道でした。そしてハイキングに来ている人も見当たりませんでした。

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高低差はあまりないけど、ロープもある山道です。

トレラン並みに駆け足で下り、札所二十七番の裏へ出ました。カタクリ群生地と書いてありましたが、また今度にしようかな。

 

10:10 札所二十七番龍河山(りゅうがさん)大淵寺(だいえんじ)

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大淵寺では、御朱印を書いてくださった女性から飴を頂きました。

わーい、嬉しいです。早速パクリ。

なにこれ!?あまおうの飴めっちゃ美味しいです!どこかで見つけたら絶対買います(笑)

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観音さまは優しいお顔です。

 

札所二十八番、二十九番は昨日巡ったので、次は札所三十番を目指すことに。もう八割の札所を巡った訳ですが…難関はいつも最後に待ち受けているものです。(予告)

 

橋を渡ると浦山ダムが見えましたが、残念ながらダム萌えではないので。

そのまま先に進みます。

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道沿いに樹齢八百年の枝垂れ桜がある清雲寺を見つけました。

もちろん寄り道しますとも。

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つぼみがピンク色にはなっているけどまだ咲いておらず。

満開になったら圧巻の光景が見られるだろうなあ。4月1日の時点で見頃を迎えている様子です

www.chichibu-enavi.jp

 

武州中川駅武州日野駅を通り超しててくてくと歩きます。

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道路脇はレンギョウや山茱萸水仙など黄色い花がいっぱいでとても綺麗です。

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こういう道はとても楽しいな。

 

12:55 札所三十番瑞龍山(ずいりゅうざん)法雲寺(ほううんじ)

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札所二十九番から約7㎞、約2時間歩いてやっと法雲寺へ到着です。白久駅から村道を南に入った所にあるお寺になります。

ずっと舗装道路だったので、面白味には若干欠けるけど(笑)

最後の登り坂はなかなか大変でした。

途中からほとんど人とすれ違う事もなかったので、まるで秘境に来たような。

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静かなお寺の駐車場でお昼休憩。

風が、さ、寒い。

フードも被って暖を取っているとお参りにきた方がいてほっとしました。誰かに会ってこんなにも安心するとは思いませんでした。

 

14:10 三峰口駅

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白川橋を渡り切ると、町分コースと本コース(一部危険有)に分かれます。

一般に使われる町分コースをいく事にしたのですが、毎度おなじみ、途中で迷ってしまいました。

あれー?おかしいな?と行きつ戻りつ。今いる場所がわからなくなり、途方に暮れるが(笑)とりあえず進みます。

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標識を見付けてほっとしたのも束の間、進む先は沢越えでした(笑)

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え?ここ降りるの?という坂。こ、怖い!

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え?ここ渡るの?という沢。つ、冷たい!(案の定)

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落ちてはいない、大丈夫です。ちょっと濡れただけです(え?)

この道は先生がかなり支えとなってくれました。本当にありがたい。増水時には渡れないという道をなんとか乗り越えます。

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桃の花かな?優しい淡いピンク色に癒されます。

 

15:50 道の駅両神温泉薬師の湯に到着。

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ここまでの総距離は、1日でな、なんと21㎞!

時間的にも距離的にもここで打ち切りにしたい欲求がマックスです。

温泉あるし、ここでゆっくりしてもう明日にしたいよね。

ベンチに座って休みながら考える。

この先まだ峠が残っているのだ。

 

どうしよう?

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ぽっぽー。

ええい!いったん決めた事だ、行くぞ!と再度歩き出します。

今思うと本当に頑張ったなあ(笑)

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段々日が暮れはじめ、舗装道路だけど山の中は寂しい限りです。

バスの最終は17:05。

それに間に合うように必死で歩きます。膝が痛むので、下りはちょっと引きずり気味。もう体も休みたいと言っています。

 

16:45 バス停「栗尾」到着

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間に合った!やった、やったよー!この時の喜びといったら…(間に合わなかったら小鹿野町役場まで戻るかと考えていました)

バス停脇にある丸太に座って心から安堵しました。しばし放心状態に。良かった…。

 

明日、札所三十一番へはこのバス停からスタートします。

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バスに乗るのでやって来た近所の女性としばらくおしゃべりです。全て歩いて巡っている事を話すと

「辺鄙なところでごめんなさいね」と言われました。

いえいえ、

きっとそんなこと、

ありません!

と否定できなかったことが悔しいです(笑)

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お友達が群馬に住んでいるそうで、白衣観音がある慈眼寺にも行ったことがあるらしいです。

埼玉で地元話が出来るとは思わなかったな。

 

やって来たバスで秩父駅まで行き、秩父吉田線に乗り換えて大田バス停まで。

この日は皆野駅から徒歩約10分の所にある「梵の湯」へ行くことにしました。

 

秩父川端温泉「梵の湯」へはバス停下車徒歩1分くらいです。

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www.bon-chichibu.jp

 

梵の湯は重曹泉なのでぬるっとしたお湯です。

美肌の湯と聞いていたので、ずっと入ってみたかった。疲れていたせいかのぼせてしまうほどでしたが、とっても良いお湯でした。

食堂が8時半までだったので、行ったら丁度閉まったところでした。うーん残念。わらじかつ丼が食べたかったのですが。

皆野駅からの時間もあったので、そのまま帰路へつきました。

 

この日は本当に良く歩きました。とても長い1日でした。

この調子で、ぜひとも明日には結願したい!

電車に揺られながら固く誓うのでありました。

今日も1日お疲れさまでした。

 

総歩行距離:25㎞ (24,960歩)

使用金額:5,890円

御朱印300円・御影200円×3=1,500円、お賽銭30円、交通費3,690円、温泉670円【平日19:00以降100円引】)

 

4日目のルート

www.mapion.co.jp

 

使用したマップはこちら。

navi.city.chichibu.lg.jp

 

バス料金。

小鹿野町交通案内

 

御影(札所二十六番、二十七番、三十番まで)

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