武甲山に登って来た。
山に登りたい。
埼玉県秩父市にある武甲山は、秩父札所巡りをした時から自分にとって特別な山になっています。
巡礼時は常に武甲山が見えていたため、自分を見守っていてくれている感じがしました。寒い中での巡礼でしたが、とても心強かったです。
そこで、山に登るなら一番初めは武甲山が良いな、とずっと考えていました。むしろ、巡礼のお礼のために登りたいという逆の発想だったのかもしれません。
思い立ったのが5月。
トレッキングシューズやザックを買って、5月5日(こどもの日)に武甲山へ向かいました。
この日は既に駐車場はいっぱいで、下の道の路肩へ寄せて駐車しました。地元の小学生がたくさんいたので何かの行事で登っていたのかも?
はじめての山にワクワクドキドキ。不安もいっぱいでした。
気持ちが急いていたのか、駐車しようとしたスペースで腐った木にゴリゴリと乗り上げる事態に。…やっちまった~。山に登る前から立往生(笑)
ありゃあ。と途方に暮れていたら、なんと、通り掛かりのカップルが脱出を手伝ってくれました!山に登る方はみんな本当に親切です。ありがとうございました。
おばさま達が登山届を出している様子を眺めます。この時は登山届とはなんぞや??というレベルだったので今考えると末恐ろしいですね。
コースタイム(5時間半)
駐車場:一の鳥居駐車場(無料)
駐車場(9:40)⇒不動滝(10:10)⇒大杉の広場(10:40)⇒武甲御嶽神社(11:15)⇒武甲山(11:20)休憩20分
⇒シラジクボ(12:05)⇒子持山(12:45)休憩30分⇒大持山(13:40)⇒妻坂峠(14:10)⇒駐車場(15:05)
はじめから縦走を計画するとは、やっぱり自分は何を考えているかわかりません(笑)
ウツギがきれい。
湧き水?冷たくて気持ち良いです。
生け簀があり、そこにイワナが泳いでいました。
出ました。クマ注意。この日はとても人が多くて渋滞気味だったのでクマの気配は全くありませんでした。
比較的なだらかな道を進んでいきます。
10:10 前半のハイライト「不動滝」
空のペットボトルが置いてあり、頂上まで水を持ってきてくれる方を募っているそうです。
ちょっと後ろ髪引かれましたが、はじめての山登りでそこまでの体力はなく。残り一つ置いてあったペットボトルは後者の方へゆずりました。
登っている途中では、頂上から空のペットボトルをいくつも下げて降りてくる方がいましたよ。
滝のすぐ先に小さな橋があるのですが、渡り終えた所でつるっと滑ってしりもちを着きました(笑)ザックが衝撃を吸収してくれたのでどこも怪我しませんでしたが、一瞬の出来事に自分が滑ったことすらわからなかったくらい。
そっちの方が衝撃でした。
木漏れ日の中を歩くのはとっても気持ちが良かったです。
祠発見!無事に登れるようにお祈りします。
10:40 大杉の広場に到着です。ここからあと60分。
大きな杉だなあ。見上げてあんぐり。
赤ちゃんを背負ったお父さんが軽快に登っていきました。す、すごい。
道は整備されているので、とても歩きやすいです。
新緑が目に鮮やか。この時期はまだアブやブヨもいないのですいすい進めます。
虫と格闘する時期が来るのをまだ知らない自分(笑)あの頃は~
11:15 武甲御嶽神社着。
恐い狛犬発見。キシャーって吠えてます。
第一展望所。
11:20 1,304m、武甲山頂上へ到着です。
ちょっとかすんでるかな~?でもとても良い景色。
山頂もたくさんの人で賑わっていました。
初代トレッキングシューズはサロモン。すごく軽くて歩きやすいです。
お店で履きまくって決めた一足です。
インソールはスーパーフィート。
ストックを持つまでは金剛杖(先生)をストック代わりにしていました。途中ですれ違う方に、「どこで売ってるんですか?」と聞かれたり「カッコいいですね」と褒められたり。照れ照れ。
武甲山とは。
まだ時間が早かったので、小休止してから子持山へ向かいます。
山頂付近にはコバイケイソウ(と思われる)葉がわさわさでした。
ここから降りる道の端にも、コバイケイソウ(と思われる)葉がたくさん茂っていました。
武甲山から子持山への道に入ると、今までの混雑がうそみたいに静かになります。ほとんど人と会わないです。それよりも急坂におっかなびっくりでした。
タラの芽発見!
登る数日前に山菜取りに行ったので、これだけはばっちりわかります!天ぷらうまし。
野生の山椒。香りが好きなのですが、さすがに持って帰れないので鑑賞だけしてきました。
12:05 シラジクボ着。
シラジクボとは、武甲山と子持山の間のコルのこと。すり鉢のことを北関東から東北の方言で「しらじ」というそうなので、「すり鉢状の窪み」という意味ではないかとされているようです。
振り返ると新緑の武甲山が見えました。たまらんです。
この頃はいつも先生と一緒に登ってたなあ。
12:45 子持山着。
良く晴れた山日和。
はじめにこんなに良い景色が見られて最高の気分です。
大持山へ行く途中にある絶景スポット。
はい、めっちゃ高いです。乗り出そうとするけどくらくらして出来ません。
高所恐怖症、なんとかして克服したい!そこでいくつか調べてみました。
①慣れ
②病院に通う
③諦める
て、おい!全然克服になってないし。なんじゃ諦めるって(笑)
でも、実際には体験して恐怖を感じさせなくするしかないようですね。うーん、進んで高い所へ行けという事でしょうか。体が強張って動かなくなってしまうのですが、大丈夫なのかな?めっちゃ不安です。
13:40 大持山着。
ここから妻坂峠へ下ります。
おばさま達が休憩していました。
今までこういった光景を見たことがなかったので、この時はとても印象に残りました。年をとっても好きな人と続けられるっていいなあ。
いくつかの山に登った今では見慣れた光景ですが、山っていいなあと再認識した時間でもありました。
ここからはかなりの急坂でした。木につかまりながらしばし降りると、誰もいないゆるやかな道にたどり着きます。てくてくと歩いていきます。
ハウチワカエデかな?紅葉の時期にまた来たいな。
14:10 妻坂峠着。手作りの看板がかかっていました。
そして石が積んである。山頂や登山路を示す道標という意味もあるそうですね。
横瀬駅の標識が出てきました。
ここで休憩している方が何人かいました。逆ルートだとこの先が急な登りになるのですね。こちらから登るのも楽しそうです。
お地蔵様に無事をお祈りします。
湧き水かな?武甲山は水が豊富なのですね。
もうすぐ終わりかと思うと、毎度のように寂しくなってしまいます。途中意味もなく蛙を追いかけたり、蛇を見付けて戦ったり(?)しながら降りていきます。
15:05 駐車場着。
戻ってきました。
満車だった駐車場はガラガラになっており、数台が停めてあるのみでした。
帰りに武甲温泉の前を通り過ぎると、色とりどりの鯉のぼりが翻っていました。
そういえば、今日はこどもの日だっけ?と改めて空を泳ぐ鯉たちを眺めます。
すぐ脇を流れる川で川遊びをしている子もたくさんいましたよ。気持ちよさそう。
さてさて、帰りの温泉は「梵の湯」へ。とろみのある温泉が好きなのです。
出典:秩父川端温泉 梵の湯(秩父)の温泉情報|@nifty温泉より
梵の湯の泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性、アルカリ性)です。 濃度成分総計 2,569g/Kg 濃度が高く、関東でも屈指の重層泉となっております。お風呂の温もりは長く保ち、皮膚の脂肪を分解し洗い流すので、入浴後の爽やかさは格別です。
日帰り入浴
料金:平日大人(中学生以上)770円 小学生(4才~)520円 乳児(3才以下)310円
※平日19:00以降の入館は100円引き ※平日のみ3時間料金でフリータイム
休日3時間大人(中学生以上)880円 小学生(4才~)620円 乳児(3才以下)420円
利用可能時間:9:00~22:00 ※土曜日のみ22:30
休館日:年中無休
大浴場、露天風呂、ミストサウナ、岩盤浴がある温泉です。重曹泉はぬるっとしたとろみがあります。巡礼していた際にも寄った温泉で、その時は疲れもあったせいでのぼせてしまいました。でもこのとろみはやみつきになるかも。なので、もう一回入りたいな~と思っていたのです。
露天風呂も内湯もきれいで広めです。露天風呂は温泉ではありませんが、ゆったりくつろげたので良いかと。
秩父に行った時は「満願の湯」と悩むところなのですが、梵の湯の方が空いていてゆっくりできる気がします。連休のこの日はさすがに人が多めでしたが。
秩父は自分にとってちょっと特別な場所でもあるので、またパワーをもらいに行きたいです。
さて、次はどこの山へ登ろうかな?
日光白根山を縦走してきた。
日光白根山は、群馬県と栃木県の境に位置する関東以北の最高峰です。
標高は2,587m。
日光白根山に登ろう!というと、大抵ロープウェイを使ったコースを勧められますが、あまりロープウェイを使わずに登りたい。
基本あまのじゃくです。
谷川岳もロープウェイ、リフトなしで登りました。
ロープウェイには何度か乗ったことがあったので、今回は違うコースを歩きたいな、と。
そこで、菅沼駐車場に車を停めて金精山(こんせいざん)⇒前白根山⇒日光白根山と縦走することにしました。
金精山には苦手な梯子がありますが、高度感になれるためにも挑戦が大事!高いところを克服出来たら槍ヶ岳にも登りたい!夢は大きく。
ということで、7月18日に縦走してきました。
※基本的には 丸沼高原のロープウェイを使って一気に2,000mまで登り、その先で高山植物を楽しむのが良いのかなあと思います。山頂駅には「天空の足湯」(無料)があるので、至れり尽くせり。広めなのでゆっくりと浸かれます。温まりながらの景色は格別です。
日光白根山ロープウェイ
料金:大人往復2,000円、子ども往復1,000円
営業時間:5/28~10/10 8:00~16:00(土日祝7:30~)
駐車場:無料
コースタイム(7時間半)
駐車場:菅沼駐車場(1,000円)
菅沼駐車場(7:30)⇒登山口(8:05)⇒金精峠(8:50)⇒金精山(9:30)⇒国境平(10:00)⇒五色山(10:25)⇒前白根山(10:50)
⇒五色沼避難小屋(11:25)⇒日光白根山(12:25)昼休憩1時間⇒阿弥陀ヶ池(13:50)⇒白根山登山口(15:05)
7時頃に菅沼駐車場に着くと、既に半分くらいが埋まっていました。
駐車場代1,000円(高い…)ちょっと迷いましたが、最後に金精峠まで戻れる自信がなかったのでここに停めることに。2012年から有料になったみたいです。
時間帯によっては管理人さんがいないので、無料で停められる事もあるようです。私は徴収されたのでちゃんと払ってきました(笑)
※隣の茶屋さんの駐車場はとても広いのですが、勝手に停めると罰金を取られてしまう注意書きがあったのでご注意を。
菅沼駐車場に併設するお土産屋さん「菅沼茶屋」さん。
まだ時間外でやっていませんでしたが、トイレが利用できます。ありがたい。
汲み取り式に驚きましたが、匂いとかはそんなに気にならなかったです。
帰りにお土産を見るのが楽しみ。
白根山登山口。
ここから出発!といきたかったのですが、金精峠は別ルート。登山口がわからなかったので駐車場の方に聞いてみると、
「たぶん、ここから10分くらい(栃木方面へ)行ったところ?」
とのこと。
てくてく歩き始めたはいいのですが、行けども行けどもそれらしい道はなく。15分ほど歩きカーブを数カ所曲がって、どうもおかしい…と引き返します。
もう一度聞いてみるかと思いながら駐車場そばの横道を見ると、???
もしかしてこれかな??
目印を見付けてビックリ。お〜い!駐車場から3分かからない所にありました(というか駐車場から見える位置でした)
知らないなら知らないって言って欲しかったかも。迷っちゃうので(笑)
登山口の表示もありませんでしたが、とても不安になったのでよろしくお願いします。
8:05 気を取り直して、いざ出発!
こっちで良いのかな~?ときょろきょろ。
金精峠手前の沢まではコースサインの赤テープを見付けながら進みました。
はっきりした山道がないため最初は少し不安になりましたが、立ち止まって周りを見渡しながら進めば迷うことはないと思います。
カニコウモリの歓迎。
薄暗い林の中に日が差し込むと、美しい光景が。一面に咲いていました。
縦走している間に何度か群生を見かけましたが、金精峠までの道に咲く姿が一番きれいだった気がします。朝の光の中で見たからかな?
沢の跡(?)を登って行きます。石に矢印を見付けた辺りから道がわかりやすくなりました。
8:50 金精峠
金精山の山頂付近には亀裂があるとのことだったので注意しながら登ったのですが、気が付きませんでした。
峠付近はゆるやかですが細い道が続きます。
段々険しくなってきました。手袋をはめてロープ伝いに登ります。
何気にロープ箇所があります。そして高さが出てくるとビビりはじめます。
最後は梯子。以前かけられていたものが古くなり、新しい梯子がかけられたそうですがロープで固定されていたのでちょっと揺れたかも。
他の登山者がいなかったのでゆっくり慎重に登りました。高度感はそれほどでもなかったので良かった〜。
9:30 金精山
いきなり着いたなという感想です。木に標識がかかっているだけの山頂ですが、眺めは抜群です。
湯本方面が一望できます。先日登った男体山(右)は山頂が雲の中に。残念。大真名子山、小真名子山、女峰山、太郎山かな?
笹薮の中を抜けて先へ進みます。それほどのアップダウンもなく比較的歩きやすいです。
10:00 国境平
湯本コースの合流地点なので、登山者が増えました。ここまでは2人くらいしか会わなかったです。
空が青い!そしてなかなか急です。
尾根伝いの道は気持ちが良いです。
道には鹿の落し物がいっぱいありました。ガサガサと音がすると、「鹿!?」と振り返るを繰り返しましたが結局会えませんでした。
いつもは「クマ!?」とびくびくしながら登ることが多いので、気持ちが落ち着きます。後で調べたら丸沼高原スキー場内で目撃情報があったようでした。(え?)
10:25 五色山頂
お決まりの三角点タッチ。
ミネウスユキソウ
奥白根山と五色沼。コバルトブルーがとてもきれいです。なんであんなきれいな色になるのかな?空の色をうつしているのかなあ?
あ、人がいます。
沼の周りを歩けるみたいですが、今回のコースでは通らないので上から眺めることに。分岐の途中で何度か道を聞かれたので行く人が多いのだろうなあ。
五色山から前白根山までは奥白根山をバックに五色沼を見下ろしながら進むので、「ここからの景色がいい!」「あ、こっちも捨てがたい」と岩場をうろちょろしてしまいました。
10:50 前白根山頂 ガスが~!
時間帯によるかもですが、丁度人がいませんでした。
五色沼へと続く下りはなかなか急でした。コマクサが咲いていましたが、日に焼けてへなってました。がんばれ!
五色沼への分岐点。今回は寄らずにまっすぐ進みます。
避難小屋の標識からは森へ入ります。木陰はめっちゃ涼しい!
名前がわからないのですが、葉の先に小さな花が付いていて揺れるとかわいいです。
カニコウモリの群生。(光がうまく撮れず暗くてすみません)
11:25 五色沼避難小屋
この辺りからすれ違う人が増えてきました。やっぱり嬉しいですね。
開けた景色に雲が夏!という感じで思わず魅入ってしまいました。
この先にも道があって、数人のグループが歩いていましたがどこへ行くのだろう??(五色沼へは逆方向なので)
これから登る奥白根山。下から見るとそれほどでもないのに、実際はごつごつ岩場の急登です。
林を抜けると岩場が始まります。
この急登ではかなり多くの人と「こんにちは」だったのですが、これから前白根に向かうのでしょうか?ロープウェイを使うと奥白根山⇒前白根山になるので自分は逆走なのですね。
同じ年くらいの女性に、「縦走ですか?すごいですね」と言われて照れまくり。何がすごいのかわかりませんがお世辞に弱いです。
この急登に入る前に休憩と水分補給、栄養補給をしておくのをおすすめします!
急坂を前にして意気込んで登り始めてしまい(笑)途中でシャリバテしました(笑)お腹が減って力が出ない…アンパンマンの気分。
坂の途中で座り込んでウィダーで栄養補給。眼下に広がる景色には背を向けて、岩にもたれての休憩です。ちょっと高かったので(笑)
はじめて見ました。こんにちは~。
見上げると気持ちが良いのですが、実は下が見られません!
皆平然とこの道を降りてくるのですが、私は絶対無理な気がします。登るはよいよい、降りるはこわい。どんだけ?なぜ高所が怖いのに山へ登るのだろう??未だに謎のままです(笑)
そしてこの山にもツワモノがいましたよ~。今回は外人さんのカップル。
男性はタンクトップにハーフパンツ。ザックは中に何が入っているの??と聞きたくなるサイズ。女性はキャミソールにショートパンツで、上着を腰に巻いてペットボトル1本を持っているだけでした。
2人とも「こんにちは~(日本語)」で挨拶したあと、ひょいひょいと登っていきました。や、山姥?(失礼)
追い越されたということはロープウェイ使わないコースでしょうか?山頂でまたお会いしましたが、女性は岩の上で日光浴してました。これはツワモノではなく化け物ですね。(超失礼)
山で会う外人さんは軽装な方が多い気がします。そしてすごく身軽です!
自分はへろへろしながら登りきりました。山頂を見てもどこが山頂かわかっていない初心者ですが、人がたくさん集まっているのを見てあそこか!と納得。
写真だとどうしてものっぺりしてしまう。高さとか切り立っている姿とか、もっとうまく表現できたらいいのに。精進します!
案内図。
現在地を確認して、これからのコースを見てびっくり。(なんかいつでも驚いていますが)この先急坂・岩場の表示が。
え?あれ…?そんなの知らないぞ?これを見てしまったためにお昼がのどを通らなくなる怖がりです。
まずは白根山神社にお参り。
もちろん「無事に降りられますように」。
あともうひと踏ん張りです。
12:25 奥白根山頂
着きました~。標識が立っている場所は順番待ちでした。人気ですね。岩場で高度感もあるのに、皆ひょいひょいと移動していました。うらやましい。
お決まりの三角点タッチ。
山頂より。
奥白根山のピークはいくつかの峰に分かれているようです。
標識の立っている場所は混んでいたので、別の場所へ移動しました。一度下ってから再度登ります。この辺りもけっこう急です。
おお~!格好良い!
絶対立てなさそうな岩場。いつか立てるようになりたいです。
山頂からパノラマ撮影。
ちょっと雲が多めでしたが、一番左に燧ケ岳が見えました。
富士山も見えるそうですが…わからなかった。(逆方向ですね)五色沼がきれいだったのでここでお昼休憩に。
いつも大好きなおにぎりタイムなのに、下りのことを考えてご飯がのどを通りません(笑)またシャリバテするぞ、と気合いで食べました。こわがりすぎ。
13:20 景色もそこそこに出発です(え?)
なぜ石が積んであるのだろう?毎回思う疑問。
ストックをしまって向かいます。数人のおばさまグループとファミリーと一緒になりました。落石しないように順番待ち。そわそわドキドキ。
降り始めて思いました。
ん?こわくないし、それほどでもないぞ?確かに急ですが、直滑降とまではいかないかも。登るのはなかなか大変そうだけど降りるのはそうでもなかったです。
先に行かせてもらって軽快に降りてきました。案ずるより産むがやすし。
弥陀ヶ池が見えました。
自分が登っている道って絶対降りるの無理!と思いますが、少し降りる練習した方がいいのかもしれません。こわいという思いばかりが先行しているのではと感じました。
13:50 弥陀ヶ池
なんだかあっさり着いてしまいました。途中混雑していたので、横道にそれたらぱったり人がいなくなりましたよ。
菅沼登山口まではここから3.3㎞。以外に距離があります。
弥陀ヶ池の脇の木道を進みます。
水がとてもきれいです。
奥白根山と弥陀ヶ池。名残惜しい。次はまたゆっくりと登りたいです。
ここから先は同じような道が延々と続きます。木漏れ日が差し込むなだらかな道なので、はじめはなかなか楽しいです。
名前がわからないけど苔に生えている小さな花も。
随分歩いた気がしますが、まだあと2.0㎞。
徐々に飽きてきたり(笑)この道では誰とも会わなかったし気配すらなかったので、途中で歌を歌ったり気ままに歩いてました。
きのこ発見!大きいです。食べられるかな??
この斜め標識が出てきたらあと少しです。
道が広くなってきましたよ。
登った方のブログを見ていた時に発見した岩がありました!木で支えられているように見えるけど実は置いてあるだけという(笑)
ハンゴンソウ
一面に花が咲くのかな?7月半ばだとまだでした。
この先を10分ほどで駐車場が見えてきました。
15:05 登山口に到着です。
約1時間ほどの道のりだったのですが、代わり映えがなかったせいかとても長く感じられました。
今回初の縦走だったので、体力的にも不安があったのですがとても充実。違うコースでもまた登りたいです。モルゲンロートを一度見てみたい!という思いもあるので、紅葉の時期にも行きたいなあ。
夏に他の山にも登りましたが、森林限界を突破するのが気持ち良いのでもっと体力つけたいです。あと、高所恐怖症なんとかしたい(笑)
さてさて、帰りの温泉は「白根温泉 上の湯 加羅倉館」へ。
泉質は単純温泉、源泉の温度62℃、ナトリウムと硫酸イオンが多いので芒硝泉系のお湯。 成分は濃くないが湯口付近は薄く灰色の析出がついている。浴感はごくサラリとしたもの。浴後のほてりも少ないくサッパリとする。
日帰り入浴
料金:410円
利用可能時間:6:30~20:30 ※月曜日AMに清掃
駐車場:無料
内風呂のみですが、広めのお風呂なのでゆったりと足を伸ばして贅沢に入れます。心地よかった~。ただちょっと熱かったかな?地元の方が入っていたので聞いてみたら、前日はもっと熱かったそうな。源泉の温度が高いので調節が難しいのだとか。それでもざぶざぶ入ってしまいますよ(笑)シャワーも温泉のようです。
脱衣所も広くてきれいでしたし、クーラーが効いていたので(換気扇のみの日もあるとのこと)温まった体を冷ませて気持ち良かったです。これはリピートですな。
帰りの車の中で夕立にあいましたが、山では晴れていて良かった~。まだ一度も雨の山を体験したことがないのですが装備は万全で望むようにしたいと思います。
次はどこの山に登ろうかな?
※東北旅行記事がとまっていますがちょっとずつ更新する予定です。
西黒尾根ルートで谷川岳に登ってきた。
紅葉を見に訪れた事は何度かありますが、登ったことはありませんでした。
谷川岳はロープウェイ、リフトを使って天神峠まで行くことが出来ます。天神峠からは双耳岳(トマの耳、オキの耳)まで約2時間。手軽に登れるため夏はなかなか混雑するそうです。
そこで、リフトが運休中の6月27日に登ることにしました。登れなかったら途中で引き返そう。そう思い挑んでみました…が、
登山初心者の私が挑むにはちょっとハードルが高かった!
山の怖さを再認識。高い所が苦手なのにどうしてこのルートを選んだのだ、と計画を立てた自分を本気で恨みました(笑)
滑落しそう、高さにめまいが、と過去に体験したことない怖さでしたが、それと同時にとても楽しかった。(下山した今だから言える事だと思いますが)
登っている最中はもう二度と来ない!絶対無理!と思いましたが、下山した後は「また登りたい」とやっぱり思ってしまうのです。
怪物がいっぱいいる山は、刺激もいっぱいでした。
ちなみに、西黒尾根は距離約3.7㎞、標高差1,300m弱で、日本三大急登のひとつです。
あとの二つは、「北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根」と「南アルプス甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根」。
コースタイム(5時間半)
駐車場:白毛門登山口の土合橋手前、無料駐車場
西黒尾根登山口(8:40)⇒ラクダの背(10:40)⇒ガレ沢のコル(10:50)⇒トマの耳(12:10)⇒休憩30分
⇒オキの耳(12:55)⇒谷川岳肩ノ小屋(13:10)⇒熊穴沢避難小屋(13:50)⇒田尻尾根分岐(14:10)⇒田尻尾根入り口(14:45)
8:40 谷川岳登山指導センターの前を通過し、西黒尾根登山口からいよいよ出発します。
この日はとても暑く、下界は35度を越える真夏日。
山中は日差しが遮られますが、登山口直後からの急登に汗が止まりません。朝水分をあまりとらなかったことが災いし、途中で脱水症状を起こしてしまいました。
くらくらするし足元もおぼつかない。これはやばいと、ポカリを飲んでしばし休憩をとります。やめるか、どうしようかで悩みながら日陰で休み、なんとか視界も晴れてきたので少しづつ進むことにしました。
山頂まで3時間。長~い道のりなので、かなりスローペースで登りました。コースタイムは標準タイムと変わりません。
ぜえぜえと登っていると、後ろから来た男性に軽々と追い越されました。この日は追い越されることしかなかったです(笑)
怪物がいっぱいで、驚かされることばかり。
視界が開けると、遠くにロープウェイの駅が見えました。
あれ?あそこまで行って、また降りるのですよね?正直不安になります(笑)
登山開始から2時間ほどで視界が開けました。一の倉沢の万年雪が見えてきます。
見えてからが長い。
そう聞いていたのですが本当に長かった!
山中を進むより稜線歩きの方が楽しいかも。そんな淡い希望は登った後には言えません(笑)
でも良い景色。白毛門がとてもきれいでした。次は登ってみたいです。
10:40 ラクダの背に到着。
ここに至るまで3箇所の鎖場がとても怖かった…。そもそも鎖場を経験したことがなかったので、よく登れたなあと今でも驚きです。戻りたいけど戻るのはもっと怖い!ということで進みます(笑)
岩を登っていた時にドクターヘリが旋回しているのに気付きました。何かを探していたのかな?しばらくして飛び去ったので、良かったような不安のような。
これだけでも感慨深いのですが、先はまだまだ長いです。
鎖場の写真はひとつもないので(すみません)tachigiさんのヤマレコがわかりやすいです。
ラクダのコル、厳剛新道との合流地点です。
これほど写真を撮る余裕のない山ははじめてでした。
この先、急登の意味を知ることに。
登るか、下りるか。正直何度も迷いました。でも怖くて降りられないので(え?)進むしかない。退路を断たれると、人は強くなるのかもしれません。
ザンゲ岩の少し手前で、肩ノ小屋から降りてくる山小屋の方にお会いしました。このルートをその荷物を背負って降りるのか!ものすごく尊敬。
登山者に声を掛けながら降りているようで、この日は小屋に誰もいなくなると聞いてちょっと不安に(笑)
山ではじめて「あとどのくらいですか?」と聞いてしまいました。
「ザンゲ岩まで行けば、ここより傾斜もきつくないので30分くらいで行ける」とのこと。全然辿り着くイメージがありませんが、なんとか進むことに。
少し登ってから振り返ると、既に姿が見えませんでした。この尾根を降りる怪物には、他にも高校の山岳部らしきメンバーがいました。
見たことある標識が見えて来ました!
登って来たルートはいずこ??
12:10 トマの耳に到着。
足ががくがくしてました。はじめての経験です。
方向盤で見える山を確認。でも高さで目がくらみまくりです。ダメダメです。
お決まりの三角点タッチ。
絶景を見ながらおにぎりタイム。頑張った今日はスイーツ付きです。少ないですが登山者の方が休憩していたので、話をしながらホッと一息。
クッカーも揃えていきたいな。
絶景かな~。また見に行きたいです、うん、たぶん。
トマの耳から眺めるヲキの耳。山頂に人が立っています。
12:55 オキの耳に到着。
身を乗り出して撮ればもっと良い写真が撮れると思いますが、む、むずかしい…。少しづつ高所に慣れていけるように頑張ろう。
オキの耳からトマの耳を望む。
この中間あたりで中国人(?)の男性が写真を撮っていました。
稜線沿いではなく、いまにも落ちそうな絶壁の上やルートから少し外れた所まで行って撮っていました。すごかったです。きっと良い写真が撮れるのだろうな。うらやましいです。
13:00を過ぎると雲が出て来て、急にあたりが暗くなってきました。
周りにいた登山者もいつの間にかいなくなっていました。素早い。
肩ノ小屋。
途中まで天神尾根コースで降りて行きます。
13:50 熊穴沢避難小屋
下りは早いです。前にひとり女性がいたので、一緒に降りてきました。
なんでこんなに鼻水が出るのかな~?と思っていたら、ずっと下を向いていたからでした。ちょっと驚きです(笑)
木道から谷川岳を見上げると、あの頂上に自分がいたなんて嘘のようです。
14:10 途中の分岐点から田尻尾根へ入ります。
田尻尾根は泥が滑って足を取られるので、最後まで気が抜けませんでした。何度かズルズル滑りながら降りて行きます。
14:45 田尻尾根入口
どこへ出るのかな?と不思議に思っていたら、ロープウェイの下の道に続いていました。工事用道路みたいな道です。その道を更に15分ほど下ります。
道沿いに行くと、ベースプラザ駐車場の下、無料駐車場に近い道路に出ました。そのまま道路を下り、駐車場へ。無事に着いてホッとしました。
水場で顔を洗ったりして一息ついてから今日のルートはちょっと欲張りすぎたな、と感じました(笑)それでも、谷川岳に登ったおかげでその後に登る山はそれほどきつく感じなくなりました。
さてさて、帰りの温泉は「温泉センター 諏訪の湯」へ。
お湯はカルシウム硫酸塩泉で、泉温42.7℃。微硫黄臭、ほぼ無色透明・微青掛り。源泉名は諏訪ノ湯。
出典:温泉センター諏訪の湯(群馬県) - BIGLOBE温泉
日帰り入浴
料金:入浴のみ300円、休憩こみ3時間500円
営業時間:9:00~21:00(受付20:30まで)
定休日:金曜日
浴室は内風呂のみの小さな公衆浴場みたいな温泉です。地元の方が通っているのか、3名が入っており、それで洗い場はいっぱいでした。直ぐに出て行かれたので、貸し切り状態に。やったー。
お湯に入って疲れた足や肩をもみほぐすと、じんわり体が温まりました。石鹸もドライヤーも何もないので持参しないとですが、温泉は気持ちよかったです。
山の魅力と怖さを再認識した、なかなかスリリングな1日でした。
男体山に登ってきた。
急登の連続といわれる男体山。
ずっと登りたいと思っていた山に、7月11日に登ってきました。
栃木県日光市にある男体山は標高2,486m。頂上からは中禅寺湖が見下ろせます。今回は二荒山神社からのピストンコースにチャレンジです。2,000m越えの山ははじめて。
コースタイム(5時間)
二荒山神社前登山口【7:30】
⇒三合目【8:05】⇒四合目【8:25】⇒五合目【8:45】⇒六合目【9:00】⇒七合目【9:30】⇒八合目【9:50】⇒九合目【10:10】⇒男体山山頂【10:30】(1時間休憩)
⇒八合目⇒四合目⇒三合目⇒二荒山神社前登山口【13:35】
男体山は登った後に意見がくっきり分かれるそうです。「もう二度と行きたくない」か「もう一度チャレンジしたい」か。自分はどちらになるのだろう?
毎回のことながら、山に登る前日はどきどきとワクワクで寝られません。それでも4時起き、7時には駐車場に着いて準備をはじめました。
よく晴れました!青空が気持ち良い~。
登山口は神社の中から続いています。入山料500円を払って、お守りを頂きました。
神社にお参りし、登山の無事を祈った後にいよいよ登頂開始です。
鳥居の先は階段が続きます。一合目。
日差しが遮られる森は、とても涼しくて良い気持ち。ここから三合目までは急登ですが、それほど傾斜が強いとは感じませんでした。
時折こんな木の根があるので、足元に要注意。泥が滑る部分もあるので、下りはちょっと足を取られるかもです。
草が日差しを反射してきらきら輝いていました。とってもきれい。
振り向くと、中禅寺湖が。木が途切れるたびに異なる景色が見られます。
三合目から四合目は工事用の車道を歩きます。ゆるやかな道なのでのんびりです。
8:25 四合目。鳥居が見えてきました。ここから再度登山道へ入ります。ここで今日初めて登山者に会いました。やっぱり嬉しいものですね。
振り向くと中禅寺湖を見下ろす位置まで来ていました。ここから先はガレ場が多くなります。
傾斜が大分急になってきて、岩がごつごつしてきた気がします。
8:45 五合目。
登山道は良く整備されているので、全体的に登りやすいです。
登るほどに景色が開けます。山頂からの景色にも期待がいっぱい。
はじまりました。ガレガレ。矢印を見ながら進みます。道は分かりやすいので迷うことはまずないと思います。
9:00 六合目。
登山道はバリエーションが豊富で飽きません。
大きな岩にロープ。ただ、ほとんどのロープは捕まらなくても登れました。
この辺りから全身を使って登っていきます。新調したグローブの使い心地はなかなか。急登ガレ場結構好きかもしれないなあ、と登りながら感じました。
私は登りでトレッキングポールを使わないので(使い方よくわからないので)使っている方をじっと見てしまいます(笑)
少しかすんでいるけど、良い眺めです。
9:30 七合目。
七合目を過ぎると登山者がたくさんいました。七合目~八合目が一番のガレ場ではないかと。両手を使って登っていきます。
9:50 八合目。ぐいぐい登れるので、高度を稼いでる気がします(笑)
八合目にある瀧尾神社。
この祠の横で外国人の方が絵を描いていました。
ぬわ!ガスが出てきた!
前を歩いていたお兄さんが、降りてきた方に「山頂晴れてましたか?」と聞くと「晴れてましたよ~」という答えににっこり笑顔。
お兄さんと私、ガスがかかる後ろを振り向いて「…」
降りてきた方はハッとなって「大丈夫ですよ!ガスの登る早さより早く登れば」
お兄さんと私「え???」
一同大爆笑(笑)いやいや、それは無理だろう。
山って本当に不思議です。
ガレガレガレ。水分補給をして先に進みます。
あ!ガレ場から道へ。傾斜は急ですが、足元は歩きやすくなりました。
9:50 九合目。ここから先は階段です。
森林限界でしょうか。目の前が開けて空が見えました。この瞬間すごく好きです。
でも、階段はまだまだ続きます。
後ろを振り向くと絶景かな~!ここまで登って来たかいがあります。
この先はガスが出て来てしまったので、この辺りからが一番景色が良かった気がします。
まだまだ階段を上ります。砂が赤くなってきました。火山礫です。
まだシャクナゲが咲いてましたよ。
ガスが迫ってくる~。その前に登らないと(笑)
最後は火山礫のガレ場です。所々砂利や砂があるので足を取られるので、途中で立ち止まっている人がたくさんいました。この最後の登りがなかなか大変なのかも。
登りながら中禅寺湖と戦場ヶ原をパシャリ。奥に見えるのは日光白根かな?山頂には方向盤があったみたいですが、気が付かず。見落としたあ。
赤いガレ場。あと少しで山頂です。
最後の鳥居をくぐります。
10:30 着きました~!男体山山頂です。行きのコースは3時間。はじめてにしてはまずまずのタイム。
山頂にはライブカメラが設置されているので、時刻ごとの写真が見られます。山頂にいたおじさまが教えてくれましたが、時間が合わなかった(笑)
山頂広いです。なのでうろうろ。
二荒山大神。写真でしか見た事なかったので、ぺこりとご挨拶。
鐘もありました。
いい塩梅にトンボが飛んでいます。
これが見たかった。二荒山大神御神剣です。
すらっと伸びてすごくきれいでした。写真撮ってもらいましたが、ガスで真っ白になってました(笑)
お決まりの三角点タッチ。
山頂小屋から左に少し下った所に、小さな神社があります。
「日光二荒山神社太郎山神社」です。
この辺りは人が少ないので、この前で休憩することにしました。ちょっと早いけどおにぎりタイム。
眼下に広がる景色に惚れ惚れ。晴れている時は富士山、燧ケ岳、南アルプスまで見渡せるようです。それはぜひ見てみたい。ということでまた来ます。私はまた登りたい派です。
雲海が迫ってきます!この時期はあまり良い景色を見るのは難しいようですが、これだけ見れれば大満足です。
雲海は秋が一番見られるそうですが、一度見てみたかった。
雲海雲海いってたので、お日様がうるさいなあと見せてくれたのかも。感謝です。翌日のライブカメラには、もっとくっきりとした雲海が映っていましたが。(え?)
縁に座って、雲が出来るのを飽きるまで眺めていました。風が寒い~。上着を着ても中禅寺湖から上がって来る冷たい風を感じました。
うわあ。ガスで真っ白に。
しばし待ってみましたが、晴れる気配がないので下山することに。
ガレ場を降りていくと、途中からきれいに晴れました。まだ山頂はガスの中でしたが。
下りにトレランの方とすれ違ったのですが、途中でその方に抜かれました!
やはり山には怪物がいっぱいです。ひょええ~。
八合目あたりより。下りは中禅寺湖へ落ちていくようだと聞いていたので楽しみにしていたのですが、そこまでではなかったです。登って来る方々と話をしている内に通り過ぎたのかな?
五合目を過ぎたあたりに座っていた女性は、「もう登るの諦めようと思って。ダラダラした登りでしょ」と早めのギブアップ宣言。個人的にはその急登が楽しいし、ガレ場、苔、階段、砂と変わる登山道はなかなか面白かったのですが。
その他に、ジーンズにスニーカー、ポーチ姿の外人の女の子にはビックリでした。無事下山出来たかちょっと心配(初心者の私に言われたくないと思いますが)
12時半を過ぎるとすれ違う人はいなくなってました。
13:35 二荒山神社へ戻ってきました。 楽しい山もここで終了です。下りは2時間でした。
男体山登拝番付。ほうほう、初めて見ました。
1位は佐野市に住む男性で、なんと、1,223回も登っているようです!すごいなあ。コース暗記しちゃいそうですね。
登っている時は楽しいのですが、下っている時はちょっとさみしいです。もうすぐ終わっちゃうみたいな。なので、また来ます(笑)
最後に御朱印を頂きました。
色々な種類があって、各500円。大抵は300円で、見開きや限定が500円なので珍しいです。
さてさて、帰りの温泉は「奥日光湯本温泉 おおるり山荘」へ。
硫化水素型の単純硫黄泉で、泉温は49.3~78.9゜C。中性~弱酸性。乳白の肌ざわりが良い温泉です。
出典:奥日光湯元温泉お薦め日帰り温泉ベスト12ランキング |
日帰り入浴
料金:500円
利用可能時間:13:00~17:00(最終受付16:30)
住所:栃木県日光市湯元2519
内風呂と露天風呂があり、のんびりゆったりとお湯に入れました。露天風呂からは、青空に浮かぶ三日月がなんとも風流。うーん、たまりません。早い時間からの温泉はとても贅沢な気分です。お湯に浸かりながら体をほぐしていくと、疲れも溶けていくようでした。
内湯用のタオルとシャンプー&コンディショナーから石鹸と全て揃っていたのも嬉しかったです。
逆方面からの男体山。
また登って温泉に入りに来るぞ。今度はどこか美味しい所にも行きたいな。
旅に出よう! 東北一周旅行~八食センター・小袖海岸・北山崎・浄土ヶ浜編~
6月4日(東北一周旅行8日目) くもり/薄日・25℃
➡盛岡市内泊
八戸市は海戦グルメが集まる青森最大の港町。
中でも、「八食センター」は八戸港であがった魚介や地元の名産品を豊富にそろえる観光市場です。美味しい魚が食べたい、ということで立ち寄ってみました。
海なし県民には、こういう市場の風景はあまり見る機会がないので、うろうろと歩くだけでもすごく楽しいです。朝ご飯を食べずに来たので、おなか減ったな。なにか食べたいな~。
「七輪村の海鮮炭火焼き」は惹かれましたが、貝がいっぱいだったので(貝類が食べられないのです)「なんぶや」で、なかおち丼と八戸ラーメンのセットを頂きました。
美味しかった!マグロは赤身だったので、もう少し脂がのっていると嬉しかったです。(わがまま)
お土産を選んで、配送の手配をお願いすることに。この海鮮お土産、とても好評だったのでおススメです。ただ、配送料がかかるのと、市場によっては箱代も取られました。およよ。お店はよく選んだ方が良いかと…。
「島守商店」はカキやホタテが開けやすいようにしてくれ、対応も丁寧で親切でした。
島守商店 | 店舗一覧 | 青森県八戸市のなんでも揃うでっかい市場! - 八食センター
八食センター 【全長170mのビッグストリートに約60店舗が軒を連ねるどでか市場】
アクセス:アクセス | 青森県八戸市のなんでも揃うでっかい市場! - 八食センター
駐車場:無料1,500台
営業時間:市場棟/午前9時~午後6時/味横丁:午前9時~午後7時/厨スタジアム:午前9時~午後9時
もっと写真撮れば良かったと後悔(笑)選ぶのに夢中でした。大きな貝や魚が本当に珍しかったです。
さて、青森から岩手へ南下します。北三陸を巡ろうとつりがね洞へ。あれ?ここ違う?
兜岩に着きました(笑)
小袖海岸沿いの道は狭いのと、途中で工事をしていて通行止め。Uターンして戻る事に。海はきれいなのでドライブは楽しいです。ただ、この辺りは若干迷いました(笑)
車で約2時間。
小袖海女センターに到着。
「じぇじぇじぇ」(朝の連ドラ「あまちゃん」)の舞台になったとこですね。着くまで知りませんでした。「じぇじぇじぇ」って、岩手県の方言で驚いた時に使うそうですね。うほ。
海女さんの素潜りが見られるのは7月~9月の土・日・祝日のようです。6月はまだまだ水も冷たく、誰も潜っていませんでした(当たり前です)
船が止まっていたので、ちょっと歩いてみることに。
ちょうど漁師さんがホタテ漁から帰って来たところでした。
見せてもらうと、ぎょわ!この虫のようなものはいったい何??網にびっしりくっついています。
漁師のお母さんに、
「これ、なんですか?」と尋ねたところ、
「名前?知らねえ。日の光に当たると死んでしまうのよ」
「そんな不思議な生き物がいたのかあー!」
本当にびっくりしました。網にびっしりくっついて、うようよと蠢いています。付いていない網はない。カマキリのようで脚はなく、でも脚みたいなものが生えている。どこまでも不思議な生物。怖いけど触ってみたい。手を出そうとすると、お母さんに脚?が刺さるからやめた方がいいと止められました。そうなんだ!
調べてみたら、割殻(われから)という生物らしいです。
www.canworks.info いなかくらしさんブログより
世の中にはまだまだ知らない生き物がたくさんいるんですね。いやあ、驚きました。
しげしげと不気味な生物を眺めていると、漁師のお母さんとお父さんがホタテをご馳走してくれました。ありがとうございます!
捕ったばかり。新鮮です。
貝は苦手だったのですが、せっかくなのでぱくり。
ん…?貝柱の味が違うぞ?触感が苦手だったのですが、歯ごたえがあってこれなら平気。美味しい!シャキシャキに近いです。
そしてヒモがこりこりして美味~。ヒモ初めて食べました。こんな美味しいのか、知りませんでした。あるあるですみません(笑)
お母さんがもう一つ開けてくれて、ぺろりと頂きました。ごちそうさまです。貝殻はお土産にしました。
この日は、佃煮を作るためにホタテを捕って来たそうです。佃煮かあ、美味しそう(笑)
ムール貝までもが!こんな所で会えるとは。
しばし旅の話をしてから、漁師のお母さんとお父さんとはお別れです。お礼を述べて、再び散策へ。
ヒトデがいっぱい。
かわいい。持って帰ろう。
この持って帰ろうヒトデが後々騒ぎを巻き起こします。
ティッシュにくるんでクーラーボックスへ入れておいたのですが、翌日には強烈な異臭を放ち、クーラーボックスが使い物にならなくなりました(笑)
車に漂う腐った海臭。はじめ、何の匂いだ?とあちこちかいでみて、これだ…と。一緒にいれていた貰ったお醤油にも匂いが移ってしまい、散々な結果に。
それでもヒトデは持ち帰りました(根性)今も洗濯ばさみで吊るしてあります。が、匂いが消えないので白い目で見られています。
そしてヒトデ自身も段々色素が抜けて端から白くなっていっています。部屋に飾れる日は来るのかしら…?
別の漁師さんが魚を上げている所だったので、撮らせてもらいました。ドンコ。
ドンコってなに?アイナメという魚のようです。バケツいっぱいのドンコ。
これはタコ(全く見えませんが)
中に3~4匹入っています。墨を吐いたりぶくぶくしたりしていました。面白い。
2015年に新設されたという小袖海女センター。屋上からは海が一望できます。
とてもきれいです。ここで海女さんが潜るのかな?
この岩は頂上に鳥居が立てられていて、鎖が下がっています。
登っていいよということか!?クライミングの血が騒ぐ!ということで半分まで(右の波止場まで)登ってみました。サンダルだったので途中で諦めましたが、上からはなかなかに良い景色です。
漁師さんが無事に漁に行って戻ってこれるように祈願する場所なのでしょうか。
さて、次は北山崎へ。車では約1時間。
高さ200ⅿの断崖が8㎞にわたって続きます。
公園になっているので、展望台まではちょっと歩きました。
第1展望台からの眺め。海岸美。岩は赤茶色みたいなんですが、曇っていたのでよく見えませんでした。残念。
第2展望台までは363段の階段です。
途中でお母さんと5才くらいの男の子が
「行きたい行きたい行きたい!」
「いいけど、絶対おんぶしないからね。自分で歩くんだよ」
「…(どうしよう)」
というやりとりをしていました。ほんわかしました。確かに、お母さんからしたら途中でギブした男の子を背負って登るのはきついですものね。アップダウンがあったので、途中で疲れちゃうという事も十分ありえます。
第2展望台からの眺めです。
第1展望台からも見られますが、より近くに岩肌を感じる事ができました。なかなかに良い景色ですね。
この先さらに下に降りられる自然歩道(?)があって、天気が良かったら行ってみたかったです。(第1展望台から8.8㎞表示があったので、悩むところでした)
さてさて、本日の最後の絶景ポイントは浄土ヶ浜です。車で約1時間半。
有名スポットなんですね。
着いたのが4時半だったのですが、車がたくさん停まっていました。
5寺で終わりと聞いたので、どうしようかなあ?なんてのほほんとしていると、観光客の姿がビジターセンターに吸い込まれていきます。なんだろう?と入ってみても誰もいません。
1階まで降りてみると、そのまま浄土ヶ浜への道が続いていました。なるほど、皆浜へ向かっていったのか。なので、行ってみることに。
きれいなビジターセンターです。(浄土ヶ浜へ続く通路より)
浄土ヶ浜ビジターセンター | 三陸復興国立公園 浄土ヶ浜ビジターセンターのホームページです。
遊覧船は、この日はもう終わってしまっていました。うみねこへ餌付けが出来たみたいで、それはちょっとやってみたかった。
一周約40分の船の旅。
料金:大人1,400円、小人700円、5才以下無料
時間:①8:40 ②9:30 ③11:00 ④12:00 ⑤13:40 ⑥15:30※10月31日まで
運行日:平成28年3月12日から11月23日までの土・日・月曜、祝日運航。但し7月15日からと8月31日の期間は毎日運航。なお、上記以外でも臨時便随時運航。詳しくは下記「運航予定一覧表」をご覧になるか、お電話(0193-62-3350)で直接お問い合わせください。
にゃあ。ウミネコです。餌をあげてるからか、近寄っても逃げませんでした。
トンネルをくぐります。
歩くこと約20分。着きました!浄土ヶ浜です。うーん?写真とちょっと違うような。
海はきれいですが、晴天でないと美しい景観は見られないようです。勿論とても絵になる風景でしたよ。圧倒される景観美はこちら。
出典:浄土ヶ浜(岩手県宮古市) | 三陸を旅する | いわて三陸観光復興プラットフォーム
見てみたかったです。
下は砂浜ではなく大きめの砂利なので、小さな子が水切りをして遊んだり、浜辺に座って景観を眺めたりしていました。自分は、先ほどの北山崎で「たのはたソフトクリーム」を食べればよかったなと切ない思いを抱きながら岩を眺めていました(笑)
夕日を見ようと浜辺に寝そべっている男性もいましたよ。
※日が沈むのは反対側なので、浄土ヶ浜には沈みません。
ウミネコが飛んでいる姿を見るのが好きです。自由って気がします。
風も冷たくなってきたので、5時半頃には車に戻りました。途中、岩場にたくさんとまるウミネコが。ここが寝床なのでしょうか?
海沿いを走っている間はよく会うので、意味もなく親近感持ってました。
この日は盛岡市内のホテル泊。
そのため、岩手県を秋田県方面へ直角に向かいます。しかし、浜で体が冷えたのか、寒くて仕方ないので温泉に立ち寄る事に。
途中「湯ったり館」という温泉(日帰り500円)で温まりました。温泉ではなかった感じだったのですが、広くて良い気持ちでした。
ここから車で約2時間。夜の山の運転はなかなか怖かったです。
しかもスピード出す車が多くてひやひや。先頭で走ると目が疲れるし、なかなか大変でした。コースを作った自分はいったい何を考えていたのでしょう(笑)
ともあれ、無事着いてなにより。ゆっくり休みます。
明日は八幡平です!楽しみ。
ワタスゲが見頃の「尾瀬ヶ原」へ行ってきた。
旅の途中ですが、一度ブレイク。
ワタスゲが見頃と聞いて、6月18日に尾瀬ヶ原に行ってきました。
今年は花の見頃が2~4週間ほど早いみたいですね。ワタスゲは6月下旬~7月中旬に見られるようですが、6月中旬にはすでに見頃を迎えていました。
今まで連れて行ってもらうばかりだったので、自分で計画を立てて行くのははじめて。私は大抵の場所へは車で出かけるのですが、尾瀬はマイカー規制がされています。
平成28年5月20日(金)~7月24日(日)の毎日、7月29日(金)~9月4日(日)の金曜・土曜・日曜、9月9日(金)~10月10日(金)までの毎日。
群馬県 - 2016年(平成28年)尾瀬の交通対策のお知らせ
なので、途中からはバスまたは徒歩となります。車で尾瀬に行くには、まずは尾瀬戸倉の駐車場に停めることに。駐車場はHPよりご確認を。
尾瀬アクセス、駐車場|鳩待峠 | 御池|尾瀬・マイカー規制|尾瀬・代替輸送について
そこから【鳩待峠】【富士見下】【大清水】の入山口へ向かいます。
一番人気で定番なのが【鳩待峠】(私もここから行きました)
鳩待峠からは乗り合いバスまたはタクシーで約25分。乗り合いバスは次々に出ているので、待たずに乗れるかと。(混雑時には多少待つかもしれませんが)
駐車場代1,000円、乗り合いバス(片道)930円です。
うーん。高いです(笑)
乗り合いバスは往復なので、一人約3,000円。ちょっと悩みました(笑)
【大清水】だと駐車場から8㎞。尾瀬沼へのルートだとこちらの方が近いようです。
参考にしたマップはこちら。
尾瀬へのアクセス:マイカーの場合|尾瀬総合案内【戸倉版】関東から1番近い 尾瀬の入り口は 「尾瀬戸倉」です。
この日のルートは、
鳩待峠(8:30)⇒アヤメ平経由(9:50)⇒富士見峠(10:00)⇒見晴(11:45)⇒竜宮小屋⇒尾瀬山ノ鼻ビジターセンター(14:30)⇒鳩待峠(15:30)です。(標準コースタイム7時間半、約21㎞)
8:30 鳩待峠休憩所。まだ開いておらず。
この左側に山道が続いています。ではでは、出発~!
木道が整備されていてとても歩きやすいです。この日は家族連れも多かったです。
おばけ水芭蕉。
お!湿原へ出ました。
ワタスゲ~!咲いていましたよ。ふわふわでかわいい。
9:10 横田代。
風が強かったのですが、天気はなかなか。空が映ってます。
至仏山が良く見えました。空の模様も面白いです。
アヤメ平へ続く湿原にはワタスゲいっぱい咲いていました。尾瀬ヶ原にはあまり見られませんでしたが。雨に濡れた後みたいにショゲショゲしているのもいました(笑)
風に揺れているのを見ると清々しい気持ちになります。
9:30 中原山。
どこまでも続く木道の先に人影。絵になるなあ。
9:50 アヤメ平に到着。
燧ケ岳は、上の方は雲がかかってます。
コバイケイソウはこれから。
分岐点の池のほとりには、ちょっと遅めの水芭蕉が咲いていました。
10:00 富士見峠着。
尾瀬沼、八木沢新道見晴へ向かいます。
ここから見晴までの道はゆるやかな下りです。道にほとんど変化がないので、途中で飽きました(笑)
この道では誰にも会わなかったです。マイナーなのかな?
ギンレイソウがいましたよ。幽霊のよう。
11:45 見晴休憩所に到着。
尾瀬ヶ原ルートを通ってきた友人とここで待ち合わせです。1時間ほど先に着いたようで、ビールを飲んで待ってました(笑)
テント発見。燧ケ岳に登るのかな?いいなあ~!結構たくさん張ってありました。
ここでお昼休憩です。涼しくて良い気持ち。
12:30
さて、お腹もいっぱいになったので尾瀬ヶ原へ。
燧ケ岳がきれい。なかなかはっきり見える時はないそうですよ。(後ろを歩いていたガイドさん談)
向かう方向には至仏山が。なんとも贅沢。
尾瀬にいるんだなあと実感する景色です。
ヒメリュウキンカかな?
至仏山が近づいてきました。初夏ですが、なんとなく秋っぽい?
やもりがぷかぷか。気持ちよさそう。
竜宮小屋~尾瀬山ノ鼻ビジターセンター間。
ビジターセンターに近づくほど人が多くなりました。
尾瀬ヶ原のワタスゲはこんな感じ。群生というよりはぽつぽつと。
川の流れに水草がゆらゆら。
燧ケ岳もここまで来ると少しかすんでます。山はいいなあ。
風がない時は、水に映る逆さ燧ケ岳と一緒に写真が撮れるベストポジションです。
ヒツジ草が咲いていました。かわいい。水が透き通って底が見えてます。
14:10 湿原はこれにて終了です。
細長い草がサラサラ揺れて、それに日の光が反射してまるでナウシカが黄金色の草原を歩いているような光景でした。風が見える瞬間。夏はこんな風景になるのかな?惚れ惚れ。
途中の山小屋でアイスクリーム。
コケモモソースでいただきます。さっぱりしていて美味しい!山に行ってもおやつはないので、すごい贅沢な気分です(笑)
14:30 尾瀬山ノ鼻ビジターセンター出発。鳩待峠まであと3.3㎞。
ここから鳩待峠休憩所までは登りです。年配の方がけっこういらっしゃってびっくり。ツアーの方も多かったですね。最後の方は人が多くて、行列になってました。
15:30 鳩待峠休憩所着。
お疲れ様でした。楽しかった~。歩道が整備されているし、アップダウンはそれほどないので次はもう少し先まで行きたいです。
今度は至仏山と燧ケ岳に登るぞ!
「夏の思い出」という尾瀬の歌を小学校5年生の時歌いました。途中で歌いながら、懐かしや~と。尾瀬の風景と共に思い出に浸りました(笑)
ここまで読んでくださりありがとうございます!
このブログは、ちょっと(いや、かなり?)長めの旅ブログです。あまり面白いことが書けなくて申し訳ないのですが、感動したことや驚いたこと、嬉しかったことなどを徒然なるままに書いています。
今後は登山が増えていきそうですが、もしお時間があったらまた見に来て下さるととても嬉しいです。ではでは。
旅に出よう! 東北一周旅行~奥入瀬渓流・八甲田山・酸ヶ湯温泉編~
6月3日(東北一周旅行7日目) はれ/くもり・21℃
➡八戸市内泊
十和田湖東岸の子ノ口から焼山まで14㎞にわたって続く、国指定の特別名勝及び天然記念物。水の透明度がきわめて高いことに加えて、希少なコケ類が生い茂っていることも特徴。国立公園(特定保護地域区)内のため、動植物を採取したり持ち去ったりすることは禁じられている。 ~るるぶより
奥入瀬渓流~子ノ口 - 十和田湖散策マップ |十和田湖国立公園協会
14㎞の大自然の中にビューポイントがいくつも含まれています。そんな奥入瀬を楽しむ方法は3通り。
①トレッキング(歩き)
②バスor車
③サイクリング
ガイドブックなどにはバス+徒歩のコース(約3時間)が紹介されたりしていますが、歩いている人が圧倒的に多い気がします。友人や知人に聞いてみても、行ったことがある人は皆歩いたそうです。
全長14㎞だと4時間~5時間くらいでしょうか。
トレッキングコースは遊歩道が整備されていて歩きやすいのと、見どころをきちんと押さえられるのが魅力です。
バスだとどうしても飛ばしてしまう箇所が出るし、サイクリングだと自転車を降りて、遊歩道を歩いてまた戻って来るという二度手間になってしまいます。
じゃあ、歩きてきたの?となりますが、ここはあえて自転車で巡る事にしました(笑)
奥入瀬渓流館に車を停め、レンタサイクルを申し込みます。
普通自転車:4時間以内1,000円(延長30分につき300円)
電動アシスト自転車:4時間以内1,500円(延長30分につき300円)
電動アシストってなんだ?必要あるのかな?そんなことを考えているので、もちろん普通の自転車を借りました。その時はそう思いましたが、はっきり言うとあるとかなり便利です。
基本的なルートは「焼山口➡子ノ口」(十和田湖方面)ですが、川の流れは子ノ口➡焼山口なのです。つまり、十和田湖目指して自転車をこぐ。つまり、標高差200mの14㎞の登りを、延々と自転車で走るという事になります。
レンタサイクルの申し込み時に説明がありましたが、「全然大丈夫ですよ!」なんて軽く笑い飛ばしてしまいました。自転車熱が高くなっている事もあり、ロードサイクル欲しいなあ、なんて思っていた所だったのです。
なので、自転車で巡りたいと(笑)そんな安易な発想で走り始めました。
寄り道しなければ往復約2時間、寄り道すれば行きだけで3時間かかるとの事。
木漏れ日が差し込む中を軽快にスタート。
風がとても心地よい!むしろ寒いくらいなので、羽織るものを一枚持って行った方が良いと思います。
紫明渓(しめいけい)と黄瀬(おうせ)を飛ばして、三乱の流れ(さみだれのながれ)です。
皆が足を止める絶景ポイント。
シャッタースピードが早いので、流れに迫力が出ていない…。まあ、これはこれで良しとしよう。
14㎞自転車で走って感じたのは、景色はとても綺麗で、水辺は心地よいけれど、皆同じに見えてしまうという事。もっと見る目を磨かないとですね。
石ケ戸休憩所には、大型バスが数台停まっていました。トイレは数カ所にありますが、大きな休憩所はここだけです。
(ここでもレンタサイクルを申し込むことが出来ます)
観光客で賑わっていましたよ。
2本のカツラの木に寄りかかる巨大な一枚岩。
個人的には、流れがゆっくりの場所の方が好きです。日差しが透き通った水に差し込んで、陰陽がくっきり映し出される。こんな景色があったのかと感嘆してしまいます。
石ケ戸の瀬
この辺りから急流が多くなります。そして坂道も多くなります。
空気がおいしい!天気も良かったのでとても気持ちが良いです。
自転車だと景色が流れるのが早いです。
自分にはやはり歩きが向いていると感じました。坂では自転車を降りて押して歩いたりもしたので、やはりトレッキングがおすすめですね。帰りは下り坂なので、こがなくて良いので楽チンなのですが。
阿修羅の流れ
奥入瀬渓流で一番のビューポイント、阿修羅の流れです。ポスターなどでもよく登場します。荒々しく流れる水がまるで生き物みたいに流動的です。見ていて飽きない絶景スポットかな。
万緑の中を流れる水。うーん、自分の撮る写真がみな似ていて、あまり違いがわからない気がします。こらこら(笑)
飛金の流れ
木漏れ日が景観をいっそう輝かせています。
天然のスポットライト。
雲井の滝
この辺りからは滝がたくさん出てきます。十和田湖に近い滝は場所によっては歩きでないとみられない所もあります。
自転車も登りのラストスパートなので、スルーしてしまう場所もあり。
白糸の滝
玉簾の滝
銚子大滝が見えてきました。
銚子大滝は奥入瀬渓流の本流唯一の滝で、幅約20m、落差約7m。ナイアガラ瀑布に似ているため、ジャパニーズ・スモール・ナイアガラとも呼ばれているそうです。
ずいぶんと縮小されたナイアガラですね。
近くで見ると迫力ありました。マイナスイオンいっぱいです。
十和田湖から流れる奥入瀬の入り口です。とても透明度高いです。
十和田湖は遊覧船もあります。ちょうど出発した遊覧船と、一緒に頑張ってくれた自転車をぱしゃり。ありがとう、帰りもよろしくね。
徐々に曇って来てしまいました。風が強いですが、帰りは追い風です。嬉しい。寄り道しながらだったので、行きだけで約3時間かかりました。
帰りはものすごく楽でした。ほぼこがないで、坂を下るだけ。
レンタサイクルの時間30分前にアラームをセットしておいたのですが、自転車を借りた奥入瀬渓流館に着くとちょうど鳴りました。帰りは1時間かからずに戻って来たようです。
レンタサイクルで巡る事ってほとんどないので楽しかったです。ありがとうございました。
さて、次は八甲田山へ。
車で約1時間。八甲田ロープウェイ山麓駅へ到着。ツアーのバスが前を登って行ったので、混んでいるかな?と思いましたが、大丈夫でした。
途中ガスが出てきたり、雨がぱらぱらと降ったりしましたが着いた時には青空が見えていました。
八甲田ロープウェイ
運行時間:3月~11月上旬:9:00~16:20 11月中旬~2月:9:00~15:40 15分~20分間隔で運行
料金:中学生以上・片道1,180円、往復1,850円 小学生・片道570円、往復870円 小学校入学前・無料
駐車場:無料350台
約10分で頂上公園駅へ。
八甲田遊歩道(ゴードライン)を歩きたいと思っていたのですが、聞いてみるとまだ雪があって難しいのでは?という答えが。えー…ショック。
確かに風はすごく強くて寒い!とりあえず外へ向かうと、スーツ姿の女性が行くとのことなのでご一緒させて頂きました。地元のガイドさんだそうです。この日の翌日にツアーで訪れるそうで、下見に来たらしいです。なんと!寒くないのですか!?とお聞きしたところ全く大丈夫だそう。
さくさく歩いていきます。自分はちょい山装備だったので呆気にとられました。
ちょっと雲がかかっているけど良い景色。
30分コースと1時間コースがあります。
まだまだ雪がたくさん残っていました。滑ることなくサクサク歩いています。すごい。青森の方はやはり足腰が丈夫ですね。彼女の旦那さんは県外の方みたいで、やはり驚かれたそうですよ。
自分は1時間コースを歩くので、彼女とは途中でお別れです。ありがとうございました。
薮の中を進みます。遊歩道が整備されているので、全く問題なく歩けます。
晴れてきた~!赤倉岳と井戸岳でしょうか?
本当は山登って帰りに酸ヶ湯温泉に行きたかったのですが、時間が合わず今回は断念。山の天気は変わりやすいと言いますが、1時間ほど前にロープウェイに乗った方はガスで全く何も見えなかったそうです。良かったです。
高山植物展望台からの景色。
ショウジョウバカマが咲いていました。可憐です。
雪の上をザクザク。ザラメ雪で足跡がたくさんあったので歩きやすかったです。
うわ、びっくりした!!ど、どちらさんで??
ヤマナメクジというらしい。手のひらと同じ10㎝くらい。大きかったです!驚かせてごめんよ。
田茂萢(たもやち)という湿原。少し時期が早かったですね。後で売店で聞いてみると雪解け後2週間くらいで一面緑になるそうですよ。
ロープウェイ山頂公園駅に到着。1時間かからなかったです。
雲の隙間から光が地上に注ぐ光景にうっとり。右奥に見えるのが岩木山です。
ロープウェイに乗って戻ります。やっと岩木山の姿を見ることが出来ました。感動です。9月~10月は時間を延長して星空と夜景が見られるようですね。
樹氷も見てみたいし、また来ます!
帰りは車で約15分の所にある酸ヶ湯(すかゆ)温泉へ。
酸ヶ湯温泉といえば千人風呂、総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」は初めて見る者を驚かせます。160畳もの浴室には、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など4つの源泉の異なる浴槽があります。~酸ヶ湯温泉webサイトより
入ってみたかったのですが、今回は女性風呂「玉の湯」へ。聞きしに勝る良い温泉でした。お風呂の雰囲気もまたしかり。長湯をしてしまいましたが湯あたりすることもなく、ぽかぽかになりました。湯治部もあるみたいなので、今度は泊りで行きたいです。元はそんなに温泉好きではなかったのですが、今回の旅ですっかり温泉好きになってしまいました。もうたまらんです。
【酸ヶ湯】
アクセス:JR青森駅よりJRバス十和田湖行きで約1時間、酸ヶ湯温泉前下車
日帰り入浴
入浴料金:大人(中学生以上大人) 600円、小学生以下300円
時間:7:00~17:30 女性専用時間:8:00~9:00
明日は八食センターへ行くぞ!