男体山に登ってきた。
急登の連続といわれる男体山。
ずっと登りたいと思っていた山に、7月11日に登ってきました。
栃木県日光市にある男体山は標高2,486m。頂上からは中禅寺湖が見下ろせます。今回は二荒山神社からのピストンコースにチャレンジです。2,000m越えの山ははじめて。
コースタイム(5時間)
二荒山神社前登山口【7:30】
⇒三合目【8:05】⇒四合目【8:25】⇒五合目【8:45】⇒六合目【9:00】⇒七合目【9:30】⇒八合目【9:50】⇒九合目【10:10】⇒男体山山頂【10:30】(1時間休憩)
⇒八合目⇒四合目⇒三合目⇒二荒山神社前登山口【13:35】
男体山は登った後に意見がくっきり分かれるそうです。「もう二度と行きたくない」か「もう一度チャレンジしたい」か。自分はどちらになるのだろう?
毎回のことながら、山に登る前日はどきどきとワクワクで寝られません。それでも4時起き、7時には駐車場に着いて準備をはじめました。
よく晴れました!青空が気持ち良い~。
登山口は神社の中から続いています。入山料500円を払って、お守りを頂きました。
神社にお参りし、登山の無事を祈った後にいよいよ登頂開始です。
鳥居の先は階段が続きます。一合目。
日差しが遮られる森は、とても涼しくて良い気持ち。ここから三合目までは急登ですが、それほど傾斜が強いとは感じませんでした。
時折こんな木の根があるので、足元に要注意。泥が滑る部分もあるので、下りはちょっと足を取られるかもです。
草が日差しを反射してきらきら輝いていました。とってもきれい。
振り向くと、中禅寺湖が。木が途切れるたびに異なる景色が見られます。
三合目から四合目は工事用の車道を歩きます。ゆるやかな道なのでのんびりです。
8:25 四合目。鳥居が見えてきました。ここから再度登山道へ入ります。ここで今日初めて登山者に会いました。やっぱり嬉しいものですね。
振り向くと中禅寺湖を見下ろす位置まで来ていました。ここから先はガレ場が多くなります。
傾斜が大分急になってきて、岩がごつごつしてきた気がします。
8:45 五合目。
登山道は良く整備されているので、全体的に登りやすいです。
登るほどに景色が開けます。山頂からの景色にも期待がいっぱい。
はじまりました。ガレガレ。矢印を見ながら進みます。道は分かりやすいので迷うことはまずないと思います。
9:00 六合目。
登山道はバリエーションが豊富で飽きません。
大きな岩にロープ。ただ、ほとんどのロープは捕まらなくても登れました。
この辺りから全身を使って登っていきます。新調したグローブの使い心地はなかなか。急登ガレ場結構好きかもしれないなあ、と登りながら感じました。
私は登りでトレッキングポールを使わないので(使い方よくわからないので)使っている方をじっと見てしまいます(笑)
少しかすんでいるけど、良い眺めです。
9:30 七合目。
七合目を過ぎると登山者がたくさんいました。七合目~八合目が一番のガレ場ではないかと。両手を使って登っていきます。
9:50 八合目。ぐいぐい登れるので、高度を稼いでる気がします(笑)
八合目にある瀧尾神社。
この祠の横で外国人の方が絵を描いていました。
ぬわ!ガスが出てきた!
前を歩いていたお兄さんが、降りてきた方に「山頂晴れてましたか?」と聞くと「晴れてましたよ~」という答えににっこり笑顔。
お兄さんと私、ガスがかかる後ろを振り向いて「…」
降りてきた方はハッとなって「大丈夫ですよ!ガスの登る早さより早く登れば」
お兄さんと私「え???」
一同大爆笑(笑)いやいや、それは無理だろう。
山って本当に不思議です。
ガレガレガレ。水分補給をして先に進みます。
あ!ガレ場から道へ。傾斜は急ですが、足元は歩きやすくなりました。
9:50 九合目。ここから先は階段です。
森林限界でしょうか。目の前が開けて空が見えました。この瞬間すごく好きです。
でも、階段はまだまだ続きます。
後ろを振り向くと絶景かな~!ここまで登って来たかいがあります。
この先はガスが出て来てしまったので、この辺りからが一番景色が良かった気がします。
まだまだ階段を上ります。砂が赤くなってきました。火山礫です。
まだシャクナゲが咲いてましたよ。
ガスが迫ってくる~。その前に登らないと(笑)
最後は火山礫のガレ場です。所々砂利や砂があるので足を取られるので、途中で立ち止まっている人がたくさんいました。この最後の登りがなかなか大変なのかも。
登りながら中禅寺湖と戦場ヶ原をパシャリ。奥に見えるのは日光白根かな?山頂には方向盤があったみたいですが、気が付かず。見落としたあ。
赤いガレ場。あと少しで山頂です。
最後の鳥居をくぐります。
10:30 着きました~!男体山山頂です。行きのコースは3時間。はじめてにしてはまずまずのタイム。
山頂にはライブカメラが設置されているので、時刻ごとの写真が見られます。山頂にいたおじさまが教えてくれましたが、時間が合わなかった(笑)
山頂広いです。なのでうろうろ。
二荒山大神。写真でしか見た事なかったので、ぺこりとご挨拶。
鐘もありました。
いい塩梅にトンボが飛んでいます。
これが見たかった。二荒山大神御神剣です。
すらっと伸びてすごくきれいでした。写真撮ってもらいましたが、ガスで真っ白になってました(笑)
お決まりの三角点タッチ。
山頂小屋から左に少し下った所に、小さな神社があります。
「日光二荒山神社太郎山神社」です。
この辺りは人が少ないので、この前で休憩することにしました。ちょっと早いけどおにぎりタイム。
眼下に広がる景色に惚れ惚れ。晴れている時は富士山、燧ケ岳、南アルプスまで見渡せるようです。それはぜひ見てみたい。ということでまた来ます。私はまた登りたい派です。
雲海が迫ってきます!この時期はあまり良い景色を見るのは難しいようですが、これだけ見れれば大満足です。
雲海は秋が一番見られるそうですが、一度見てみたかった。
雲海雲海いってたので、お日様がうるさいなあと見せてくれたのかも。感謝です。翌日のライブカメラには、もっとくっきりとした雲海が映っていましたが。(え?)
縁に座って、雲が出来るのを飽きるまで眺めていました。風が寒い~。上着を着ても中禅寺湖から上がって来る冷たい風を感じました。
うわあ。ガスで真っ白に。
しばし待ってみましたが、晴れる気配がないので下山することに。
ガレ場を降りていくと、途中からきれいに晴れました。まだ山頂はガスの中でしたが。
下りにトレランの方とすれ違ったのですが、途中でその方に抜かれました!
やはり山には怪物がいっぱいです。ひょええ~。
八合目あたりより。下りは中禅寺湖へ落ちていくようだと聞いていたので楽しみにしていたのですが、そこまでではなかったです。登って来る方々と話をしている内に通り過ぎたのかな?
五合目を過ぎたあたりに座っていた女性は、「もう登るの諦めようと思って。ダラダラした登りでしょ」と早めのギブアップ宣言。個人的にはその急登が楽しいし、ガレ場、苔、階段、砂と変わる登山道はなかなか面白かったのですが。
その他に、ジーンズにスニーカー、ポーチ姿の外人の女の子にはビックリでした。無事下山出来たかちょっと心配(初心者の私に言われたくないと思いますが)
12時半を過ぎるとすれ違う人はいなくなってました。
13:35 二荒山神社へ戻ってきました。 楽しい山もここで終了です。下りは2時間でした。
男体山登拝番付。ほうほう、初めて見ました。
1位は佐野市に住む男性で、なんと、1,223回も登っているようです!すごいなあ。コース暗記しちゃいそうですね。
登っている時は楽しいのですが、下っている時はちょっとさみしいです。もうすぐ終わっちゃうみたいな。なので、また来ます(笑)
最後に御朱印を頂きました。
色々な種類があって、各500円。大抵は300円で、見開きや限定が500円なので珍しいです。
さてさて、帰りの温泉は「奥日光湯本温泉 おおるり山荘」へ。
硫化水素型の単純硫黄泉で、泉温は49.3~78.9゜C。中性~弱酸性。乳白の肌ざわりが良い温泉です。
出典:奥日光湯元温泉お薦め日帰り温泉ベスト12ランキング |
日帰り入浴
料金:500円
利用可能時間:13:00~17:00(最終受付16:30)
住所:栃木県日光市湯元2519
内風呂と露天風呂があり、のんびりゆったりとお湯に入れました。露天風呂からは、青空に浮かぶ三日月がなんとも風流。うーん、たまりません。早い時間からの温泉はとても贅沢な気分です。お湯に浸かりながら体をほぐしていくと、疲れも溶けていくようでした。
内湯用のタオルとシャンプー&コンディショナーから石鹸と全て揃っていたのも嬉しかったです。
逆方面からの男体山。
また登って温泉に入りに来るぞ。今度はどこか美味しい所にも行きたいな。
旅に出よう! 東北一周旅行~八食センター・小袖海岸・北山崎・浄土ヶ浜編~
6月4日(東北一周旅行8日目) くもり/薄日・25℃
➡盛岡市内泊
八戸市は海戦グルメが集まる青森最大の港町。
中でも、「八食センター」は八戸港であがった魚介や地元の名産品を豊富にそろえる観光市場です。美味しい魚が食べたい、ということで立ち寄ってみました。
海なし県民には、こういう市場の風景はあまり見る機会がないので、うろうろと歩くだけでもすごく楽しいです。朝ご飯を食べずに来たので、おなか減ったな。なにか食べたいな~。
「七輪村の海鮮炭火焼き」は惹かれましたが、貝がいっぱいだったので(貝類が食べられないのです)「なんぶや」で、なかおち丼と八戸ラーメンのセットを頂きました。
美味しかった!マグロは赤身だったので、もう少し脂がのっていると嬉しかったです。(わがまま)
お土産を選んで、配送の手配をお願いすることに。この海鮮お土産、とても好評だったのでおススメです。ただ、配送料がかかるのと、市場によっては箱代も取られました。およよ。お店はよく選んだ方が良いかと…。
「島守商店」はカキやホタテが開けやすいようにしてくれ、対応も丁寧で親切でした。
島守商店 | 店舗一覧 | 青森県八戸市のなんでも揃うでっかい市場! - 八食センター
八食センター 【全長170mのビッグストリートに約60店舗が軒を連ねるどでか市場】
アクセス:アクセス | 青森県八戸市のなんでも揃うでっかい市場! - 八食センター
駐車場:無料1,500台
営業時間:市場棟/午前9時~午後6時/味横丁:午前9時~午後7時/厨スタジアム:午前9時~午後9時
もっと写真撮れば良かったと後悔(笑)選ぶのに夢中でした。大きな貝や魚が本当に珍しかったです。
さて、青森から岩手へ南下します。北三陸を巡ろうとつりがね洞へ。あれ?ここ違う?
兜岩に着きました(笑)
小袖海岸沿いの道は狭いのと、途中で工事をしていて通行止め。Uターンして戻る事に。海はきれいなのでドライブは楽しいです。ただ、この辺りは若干迷いました(笑)
車で約2時間。
小袖海女センターに到着。
「じぇじぇじぇ」(朝の連ドラ「あまちゃん」)の舞台になったとこですね。着くまで知りませんでした。「じぇじぇじぇ」って、岩手県の方言で驚いた時に使うそうですね。うほ。
海女さんの素潜りが見られるのは7月~9月の土・日・祝日のようです。6月はまだまだ水も冷たく、誰も潜っていませんでした(当たり前です)
船が止まっていたので、ちょっと歩いてみることに。
ちょうど漁師さんがホタテ漁から帰って来たところでした。
見せてもらうと、ぎょわ!この虫のようなものはいったい何??網にびっしりくっついています。
漁師のお母さんに、
「これ、なんですか?」と尋ねたところ、
「名前?知らねえ。日の光に当たると死んでしまうのよ」
「そんな不思議な生き物がいたのかあー!」
本当にびっくりしました。網にびっしりくっついて、うようよと蠢いています。付いていない網はない。カマキリのようで脚はなく、でも脚みたいなものが生えている。どこまでも不思議な生物。怖いけど触ってみたい。手を出そうとすると、お母さんに脚?が刺さるからやめた方がいいと止められました。そうなんだ!
調べてみたら、割殻(われから)という生物らしいです。
www.canworks.info いなかくらしさんブログより
世の中にはまだまだ知らない生き物がたくさんいるんですね。いやあ、驚きました。
しげしげと不気味な生物を眺めていると、漁師のお母さんとお父さんがホタテをご馳走してくれました。ありがとうございます!
捕ったばかり。新鮮です。
貝は苦手だったのですが、せっかくなのでぱくり。
ん…?貝柱の味が違うぞ?触感が苦手だったのですが、歯ごたえがあってこれなら平気。美味しい!シャキシャキに近いです。
そしてヒモがこりこりして美味~。ヒモ初めて食べました。こんな美味しいのか、知りませんでした。あるあるですみません(笑)
お母さんがもう一つ開けてくれて、ぺろりと頂きました。ごちそうさまです。貝殻はお土産にしました。
この日は、佃煮を作るためにホタテを捕って来たそうです。佃煮かあ、美味しそう(笑)
ムール貝までもが!こんな所で会えるとは。
しばし旅の話をしてから、漁師のお母さんとお父さんとはお別れです。お礼を述べて、再び散策へ。
ヒトデがいっぱい。
かわいい。持って帰ろう。
この持って帰ろうヒトデが後々騒ぎを巻き起こします。
ティッシュにくるんでクーラーボックスへ入れておいたのですが、翌日には強烈な異臭を放ち、クーラーボックスが使い物にならなくなりました(笑)
車に漂う腐った海臭。はじめ、何の匂いだ?とあちこちかいでみて、これだ…と。一緒にいれていた貰ったお醤油にも匂いが移ってしまい、散々な結果に。
それでもヒトデは持ち帰りました(根性)今も洗濯ばさみで吊るしてあります。が、匂いが消えないので白い目で見られています。
そしてヒトデ自身も段々色素が抜けて端から白くなっていっています。部屋に飾れる日は来るのかしら…?
別の漁師さんが魚を上げている所だったので、撮らせてもらいました。ドンコ。
ドンコってなに?アイナメという魚のようです。バケツいっぱいのドンコ。
これはタコ(全く見えませんが)
中に3~4匹入っています。墨を吐いたりぶくぶくしたりしていました。面白い。
2015年に新設されたという小袖海女センター。屋上からは海が一望できます。
とてもきれいです。ここで海女さんが潜るのかな?
この岩は頂上に鳥居が立てられていて、鎖が下がっています。
登っていいよということか!?クライミングの血が騒ぐ!ということで半分まで(右の波止場まで)登ってみました。サンダルだったので途中で諦めましたが、上からはなかなかに良い景色です。
漁師さんが無事に漁に行って戻ってこれるように祈願する場所なのでしょうか。
さて、次は北山崎へ。車では約1時間。
高さ200ⅿの断崖が8㎞にわたって続きます。
公園になっているので、展望台まではちょっと歩きました。
第1展望台からの眺め。海岸美。岩は赤茶色みたいなんですが、曇っていたのでよく見えませんでした。残念。
第2展望台までは363段の階段です。
途中でお母さんと5才くらいの男の子が
「行きたい行きたい行きたい!」
「いいけど、絶対おんぶしないからね。自分で歩くんだよ」
「…(どうしよう)」
というやりとりをしていました。ほんわかしました。確かに、お母さんからしたら途中でギブした男の子を背負って登るのはきついですものね。アップダウンがあったので、途中で疲れちゃうという事も十分ありえます。
第2展望台からの眺めです。
第1展望台からも見られますが、より近くに岩肌を感じる事ができました。なかなかに良い景色ですね。
この先さらに下に降りられる自然歩道(?)があって、天気が良かったら行ってみたかったです。(第1展望台から8.8㎞表示があったので、悩むところでした)
さてさて、本日の最後の絶景ポイントは浄土ヶ浜です。車で約1時間半。
有名スポットなんですね。
着いたのが4時半だったのですが、車がたくさん停まっていました。
5寺で終わりと聞いたので、どうしようかなあ?なんてのほほんとしていると、観光客の姿がビジターセンターに吸い込まれていきます。なんだろう?と入ってみても誰もいません。
1階まで降りてみると、そのまま浄土ヶ浜への道が続いていました。なるほど、皆浜へ向かっていったのか。なので、行ってみることに。
きれいなビジターセンターです。(浄土ヶ浜へ続く通路より)
浄土ヶ浜ビジターセンター | 三陸復興国立公園 浄土ヶ浜ビジターセンターのホームページです。
遊覧船は、この日はもう終わってしまっていました。うみねこへ餌付けが出来たみたいで、それはちょっとやってみたかった。
一周約40分の船の旅。
料金:大人1,400円、小人700円、5才以下無料
時間:①8:40 ②9:30 ③11:00 ④12:00 ⑤13:40 ⑥15:30※10月31日まで
運行日:平成28年3月12日から11月23日までの土・日・月曜、祝日運航。但し7月15日からと8月31日の期間は毎日運航。なお、上記以外でも臨時便随時運航。詳しくは下記「運航予定一覧表」をご覧になるか、お電話(0193-62-3350)で直接お問い合わせください。
にゃあ。ウミネコです。餌をあげてるからか、近寄っても逃げませんでした。
トンネルをくぐります。
歩くこと約20分。着きました!浄土ヶ浜です。うーん?写真とちょっと違うような。
海はきれいですが、晴天でないと美しい景観は見られないようです。勿論とても絵になる風景でしたよ。圧倒される景観美はこちら。
出典:浄土ヶ浜(岩手県宮古市) | 三陸を旅する | いわて三陸観光復興プラットフォーム
見てみたかったです。
下は砂浜ではなく大きめの砂利なので、小さな子が水切りをして遊んだり、浜辺に座って景観を眺めたりしていました。自分は、先ほどの北山崎で「たのはたソフトクリーム」を食べればよかったなと切ない思いを抱きながら岩を眺めていました(笑)
夕日を見ようと浜辺に寝そべっている男性もいましたよ。
※日が沈むのは反対側なので、浄土ヶ浜には沈みません。
ウミネコが飛んでいる姿を見るのが好きです。自由って気がします。
風も冷たくなってきたので、5時半頃には車に戻りました。途中、岩場にたくさんとまるウミネコが。ここが寝床なのでしょうか?
海沿いを走っている間はよく会うので、意味もなく親近感持ってました。
この日は盛岡市内のホテル泊。
そのため、岩手県を秋田県方面へ直角に向かいます。しかし、浜で体が冷えたのか、寒くて仕方ないので温泉に立ち寄る事に。
途中「湯ったり館」という温泉(日帰り500円)で温まりました。温泉ではなかった感じだったのですが、広くて良い気持ちでした。
ここから車で約2時間。夜の山の運転はなかなか怖かったです。
しかもスピード出す車が多くてひやひや。先頭で走ると目が疲れるし、なかなか大変でした。コースを作った自分はいったい何を考えていたのでしょう(笑)
ともあれ、無事着いてなにより。ゆっくり休みます。
明日は八幡平です!楽しみ。
ワタスゲが見頃の「尾瀬ヶ原」へ行ってきた。
旅の途中ですが、一度ブレイク。
ワタスゲが見頃と聞いて、6月18日に尾瀬ヶ原に行ってきました。
今年は花の見頃が2~4週間ほど早いみたいですね。ワタスゲは6月下旬~7月中旬に見られるようですが、6月中旬にはすでに見頃を迎えていました。
今まで連れて行ってもらうばかりだったので、自分で計画を立てて行くのははじめて。私は大抵の場所へは車で出かけるのですが、尾瀬はマイカー規制がされています。
平成28年5月20日(金)~7月24日(日)の毎日、7月29日(金)~9月4日(日)の金曜・土曜・日曜、9月9日(金)~10月10日(金)までの毎日。
群馬県 - 2016年(平成28年)尾瀬の交通対策のお知らせ
なので、途中からはバスまたは徒歩となります。車で尾瀬に行くには、まずは尾瀬戸倉の駐車場に停めることに。駐車場はHPよりご確認を。
尾瀬アクセス、駐車場|鳩待峠 | 御池|尾瀬・マイカー規制|尾瀬・代替輸送について
そこから【鳩待峠】【富士見下】【大清水】の入山口へ向かいます。
一番人気で定番なのが【鳩待峠】(私もここから行きました)
鳩待峠からは乗り合いバスまたはタクシーで約25分。乗り合いバスは次々に出ているので、待たずに乗れるかと。(混雑時には多少待つかもしれませんが)
駐車場代1,000円、乗り合いバス(片道)930円です。
うーん。高いです(笑)
乗り合いバスは往復なので、一人約3,000円。ちょっと悩みました(笑)
【大清水】だと駐車場から8㎞。尾瀬沼へのルートだとこちらの方が近いようです。
参考にしたマップはこちら。
尾瀬へのアクセス:マイカーの場合|尾瀬総合案内【戸倉版】関東から1番近い 尾瀬の入り口は 「尾瀬戸倉」です。
この日のルートは、
鳩待峠(8:30)⇒アヤメ平経由(9:50)⇒富士見峠(10:00)⇒見晴(11:45)⇒竜宮小屋⇒尾瀬山ノ鼻ビジターセンター(14:30)⇒鳩待峠(15:30)です。(標準コースタイム7時間半、約21㎞)
8:30 鳩待峠休憩所。まだ開いておらず。
この左側に山道が続いています。ではでは、出発~!
木道が整備されていてとても歩きやすいです。この日は家族連れも多かったです。
おばけ水芭蕉。
お!湿原へ出ました。
ワタスゲ~!咲いていましたよ。ふわふわでかわいい。
9:10 横田代。
風が強かったのですが、天気はなかなか。空が映ってます。
至仏山が良く見えました。空の模様も面白いです。
アヤメ平へ続く湿原にはワタスゲいっぱい咲いていました。尾瀬ヶ原にはあまり見られませんでしたが。雨に濡れた後みたいにショゲショゲしているのもいました(笑)
風に揺れているのを見ると清々しい気持ちになります。
9:30 中原山。
どこまでも続く木道の先に人影。絵になるなあ。
9:50 アヤメ平に到着。
燧ケ岳は、上の方は雲がかかってます。
コバイケイソウはこれから。
分岐点の池のほとりには、ちょっと遅めの水芭蕉が咲いていました。
10:00 富士見峠着。
尾瀬沼、八木沢新道見晴へ向かいます。
ここから見晴までの道はゆるやかな下りです。道にほとんど変化がないので、途中で飽きました(笑)
この道では誰にも会わなかったです。マイナーなのかな?
ギンレイソウがいましたよ。幽霊のよう。
11:45 見晴休憩所に到着。
尾瀬ヶ原ルートを通ってきた友人とここで待ち合わせです。1時間ほど先に着いたようで、ビールを飲んで待ってました(笑)
テント発見。燧ケ岳に登るのかな?いいなあ~!結構たくさん張ってありました。
ここでお昼休憩です。涼しくて良い気持ち。
12:30
さて、お腹もいっぱいになったので尾瀬ヶ原へ。
燧ケ岳がきれい。なかなかはっきり見える時はないそうですよ。(後ろを歩いていたガイドさん談)
向かう方向には至仏山が。なんとも贅沢。
尾瀬にいるんだなあと実感する景色です。
ヒメリュウキンカかな?
至仏山が近づいてきました。初夏ですが、なんとなく秋っぽい?
やもりがぷかぷか。気持ちよさそう。
竜宮小屋~尾瀬山ノ鼻ビジターセンター間。
ビジターセンターに近づくほど人が多くなりました。
尾瀬ヶ原のワタスゲはこんな感じ。群生というよりはぽつぽつと。
川の流れに水草がゆらゆら。
燧ケ岳もここまで来ると少しかすんでます。山はいいなあ。
風がない時は、水に映る逆さ燧ケ岳と一緒に写真が撮れるベストポジションです。
ヒツジ草が咲いていました。かわいい。水が透き通って底が見えてます。
14:10 湿原はこれにて終了です。
細長い草がサラサラ揺れて、それに日の光が反射してまるでナウシカが黄金色の草原を歩いているような光景でした。風が見える瞬間。夏はこんな風景になるのかな?惚れ惚れ。
途中の山小屋でアイスクリーム。
コケモモソースでいただきます。さっぱりしていて美味しい!山に行ってもおやつはないので、すごい贅沢な気分です(笑)
14:30 尾瀬山ノ鼻ビジターセンター出発。鳩待峠まであと3.3㎞。
ここから鳩待峠休憩所までは登りです。年配の方がけっこういらっしゃってびっくり。ツアーの方も多かったですね。最後の方は人が多くて、行列になってました。
15:30 鳩待峠休憩所着。
お疲れ様でした。楽しかった~。歩道が整備されているし、アップダウンはそれほどないので次はもう少し先まで行きたいです。
今度は至仏山と燧ケ岳に登るぞ!
「夏の思い出」という尾瀬の歌を小学校5年生の時歌いました。途中で歌いながら、懐かしや~と。尾瀬の風景と共に思い出に浸りました(笑)
ここまで読んでくださりありがとうございます!
このブログは、ちょっと(いや、かなり?)長めの旅ブログです。あまり面白いことが書けなくて申し訳ないのですが、感動したことや驚いたこと、嬉しかったことなどを徒然なるままに書いています。
今後は登山が増えていきそうですが、もしお時間があったらまた見に来て下さるととても嬉しいです。ではでは。
旅に出よう! 東北一周旅行~奥入瀬渓流・八甲田山・酸ヶ湯温泉編~
6月3日(東北一周旅行7日目) はれ/くもり・21℃
➡八戸市内泊
十和田湖東岸の子ノ口から焼山まで14㎞にわたって続く、国指定の特別名勝及び天然記念物。水の透明度がきわめて高いことに加えて、希少なコケ類が生い茂っていることも特徴。国立公園(特定保護地域区)内のため、動植物を採取したり持ち去ったりすることは禁じられている。 ~るるぶより
奥入瀬渓流~子ノ口 - 十和田湖散策マップ |十和田湖国立公園協会
14㎞の大自然の中にビューポイントがいくつも含まれています。そんな奥入瀬を楽しむ方法は3通り。
①トレッキング(歩き)
②バスor車
③サイクリング
ガイドブックなどにはバス+徒歩のコース(約3時間)が紹介されたりしていますが、歩いている人が圧倒的に多い気がします。友人や知人に聞いてみても、行ったことがある人は皆歩いたそうです。
全長14㎞だと4時間~5時間くらいでしょうか。
トレッキングコースは遊歩道が整備されていて歩きやすいのと、見どころをきちんと押さえられるのが魅力です。
バスだとどうしても飛ばしてしまう箇所が出るし、サイクリングだと自転車を降りて、遊歩道を歩いてまた戻って来るという二度手間になってしまいます。
じゃあ、歩きてきたの?となりますが、ここはあえて自転車で巡る事にしました(笑)
奥入瀬渓流館に車を停め、レンタサイクルを申し込みます。
普通自転車:4時間以内1,000円(延長30分につき300円)
電動アシスト自転車:4時間以内1,500円(延長30分につき300円)
電動アシストってなんだ?必要あるのかな?そんなことを考えているので、もちろん普通の自転車を借りました。その時はそう思いましたが、はっきり言うとあるとかなり便利です。
基本的なルートは「焼山口➡子ノ口」(十和田湖方面)ですが、川の流れは子ノ口➡焼山口なのです。つまり、十和田湖目指して自転車をこぐ。つまり、標高差200mの14㎞の登りを、延々と自転車で走るという事になります。
レンタサイクルの申し込み時に説明がありましたが、「全然大丈夫ですよ!」なんて軽く笑い飛ばしてしまいました。自転車熱が高くなっている事もあり、ロードサイクル欲しいなあ、なんて思っていた所だったのです。
なので、自転車で巡りたいと(笑)そんな安易な発想で走り始めました。
寄り道しなければ往復約2時間、寄り道すれば行きだけで3時間かかるとの事。
木漏れ日が差し込む中を軽快にスタート。
風がとても心地よい!むしろ寒いくらいなので、羽織るものを一枚持って行った方が良いと思います。
紫明渓(しめいけい)と黄瀬(おうせ)を飛ばして、三乱の流れ(さみだれのながれ)です。
皆が足を止める絶景ポイント。
シャッタースピードが早いので、流れに迫力が出ていない…。まあ、これはこれで良しとしよう。
14㎞自転車で走って感じたのは、景色はとても綺麗で、水辺は心地よいけれど、皆同じに見えてしまうという事。もっと見る目を磨かないとですね。
石ケ戸休憩所には、大型バスが数台停まっていました。トイレは数カ所にありますが、大きな休憩所はここだけです。
(ここでもレンタサイクルを申し込むことが出来ます)
観光客で賑わっていましたよ。
2本のカツラの木に寄りかかる巨大な一枚岩。
個人的には、流れがゆっくりの場所の方が好きです。日差しが透き通った水に差し込んで、陰陽がくっきり映し出される。こんな景色があったのかと感嘆してしまいます。
石ケ戸の瀬
この辺りから急流が多くなります。そして坂道も多くなります。
空気がおいしい!天気も良かったのでとても気持ちが良いです。
自転車だと景色が流れるのが早いです。
自分にはやはり歩きが向いていると感じました。坂では自転車を降りて押して歩いたりもしたので、やはりトレッキングがおすすめですね。帰りは下り坂なので、こがなくて良いので楽チンなのですが。
阿修羅の流れ
奥入瀬渓流で一番のビューポイント、阿修羅の流れです。ポスターなどでもよく登場します。荒々しく流れる水がまるで生き物みたいに流動的です。見ていて飽きない絶景スポットかな。
万緑の中を流れる水。うーん、自分の撮る写真がみな似ていて、あまり違いがわからない気がします。こらこら(笑)
飛金の流れ
木漏れ日が景観をいっそう輝かせています。
天然のスポットライト。
雲井の滝
この辺りからは滝がたくさん出てきます。十和田湖に近い滝は場所によっては歩きでないとみられない所もあります。
自転車も登りのラストスパートなので、スルーしてしまう場所もあり。
白糸の滝
玉簾の滝
銚子大滝が見えてきました。
銚子大滝は奥入瀬渓流の本流唯一の滝で、幅約20m、落差約7m。ナイアガラ瀑布に似ているため、ジャパニーズ・スモール・ナイアガラとも呼ばれているそうです。
ずいぶんと縮小されたナイアガラですね。
近くで見ると迫力ありました。マイナスイオンいっぱいです。
十和田湖から流れる奥入瀬の入り口です。とても透明度高いです。
十和田湖は遊覧船もあります。ちょうど出発した遊覧船と、一緒に頑張ってくれた自転車をぱしゃり。ありがとう、帰りもよろしくね。
徐々に曇って来てしまいました。風が強いですが、帰りは追い風です。嬉しい。寄り道しながらだったので、行きだけで約3時間かかりました。
帰りはものすごく楽でした。ほぼこがないで、坂を下るだけ。
レンタサイクルの時間30分前にアラームをセットしておいたのですが、自転車を借りた奥入瀬渓流館に着くとちょうど鳴りました。帰りは1時間かからずに戻って来たようです。
レンタサイクルで巡る事ってほとんどないので楽しかったです。ありがとうございました。
さて、次は八甲田山へ。
車で約1時間。八甲田ロープウェイ山麓駅へ到着。ツアーのバスが前を登って行ったので、混んでいるかな?と思いましたが、大丈夫でした。
途中ガスが出てきたり、雨がぱらぱらと降ったりしましたが着いた時には青空が見えていました。
八甲田ロープウェイ
運行時間:3月~11月上旬:9:00~16:20 11月中旬~2月:9:00~15:40 15分~20分間隔で運行
料金:中学生以上・片道1,180円、往復1,850円 小学生・片道570円、往復870円 小学校入学前・無料
駐車場:無料350台
約10分で頂上公園駅へ。
八甲田遊歩道(ゴードライン)を歩きたいと思っていたのですが、聞いてみるとまだ雪があって難しいのでは?という答えが。えー…ショック。
確かに風はすごく強くて寒い!とりあえず外へ向かうと、スーツ姿の女性が行くとのことなのでご一緒させて頂きました。地元のガイドさんだそうです。この日の翌日にツアーで訪れるそうで、下見に来たらしいです。なんと!寒くないのですか!?とお聞きしたところ全く大丈夫だそう。
さくさく歩いていきます。自分はちょい山装備だったので呆気にとられました。
ちょっと雲がかかっているけど良い景色。
30分コースと1時間コースがあります。
まだまだ雪がたくさん残っていました。滑ることなくサクサク歩いています。すごい。青森の方はやはり足腰が丈夫ですね。彼女の旦那さんは県外の方みたいで、やはり驚かれたそうですよ。
自分は1時間コースを歩くので、彼女とは途中でお別れです。ありがとうございました。
薮の中を進みます。遊歩道が整備されているので、全く問題なく歩けます。
晴れてきた~!赤倉岳と井戸岳でしょうか?
本当は山登って帰りに酸ヶ湯温泉に行きたかったのですが、時間が合わず今回は断念。山の天気は変わりやすいと言いますが、1時間ほど前にロープウェイに乗った方はガスで全く何も見えなかったそうです。良かったです。
高山植物展望台からの景色。
ショウジョウバカマが咲いていました。可憐です。
雪の上をザクザク。ザラメ雪で足跡がたくさんあったので歩きやすかったです。
うわ、びっくりした!!ど、どちらさんで??
ヤマナメクジというらしい。手のひらと同じ10㎝くらい。大きかったです!驚かせてごめんよ。
田茂萢(たもやち)という湿原。少し時期が早かったですね。後で売店で聞いてみると雪解け後2週間くらいで一面緑になるそうですよ。
ロープウェイ山頂公園駅に到着。1時間かからなかったです。
雲の隙間から光が地上に注ぐ光景にうっとり。右奥に見えるのが岩木山です。
ロープウェイに乗って戻ります。やっと岩木山の姿を見ることが出来ました。感動です。9月~10月は時間を延長して星空と夜景が見られるようですね。
樹氷も見てみたいし、また来ます!
帰りは車で約15分の所にある酸ヶ湯(すかゆ)温泉へ。
酸ヶ湯温泉といえば千人風呂、総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」は初めて見る者を驚かせます。160畳もの浴室には、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など4つの源泉の異なる浴槽があります。~酸ヶ湯温泉webサイトより
入ってみたかったのですが、今回は女性風呂「玉の湯」へ。聞きしに勝る良い温泉でした。お風呂の雰囲気もまたしかり。長湯をしてしまいましたが湯あたりすることもなく、ぽかぽかになりました。湯治部もあるみたいなので、今度は泊りで行きたいです。元はそんなに温泉好きではなかったのですが、今回の旅ですっかり温泉好きになってしまいました。もうたまらんです。
【酸ヶ湯】
アクセス:JR青森駅よりJRバス十和田湖行きで約1時間、酸ヶ湯温泉前下車
日帰り入浴
入浴料金:大人(中学生以上大人) 600円、小学生以下300円
時間:7:00~17:30 女性専用時間:8:00~9:00
明日は八食センターへ行くぞ!
旅に出よう! 東北一周旅行~霊場恐山・大間崎・願掛岩・仏ヶ浦編~
6月2日(東北一周旅行6日目) はれ・17℃
➡八戸市内泊
やってきました「霊場恐山」。
弘前市内から車で約3時間。山の中腹辺りから硫黄の匂いが漂いはじめます。
恐山と聞くと、あちらこちらに地獄が広がっているちょっと怖いイメージですが、三途の川に着いてビックリ。
ものすごく綺麗な透き通った湖に、ハマナスの花が咲いています。
ここは、天国??しばし景色に見とれてしまいました。南国と言われても頷いてしまいそうです。
あの世への入り口とは、こんなに美しいものなのかしら?
「三途の川」に掛かる太鼓橋。
奪衣婆(だつえば)と奪衣爺(けんえおう)が建っています。
三途の川で死者の衣類をはぎ取るというあれ。奪衣婆がはぎ取った服を奪衣爺が衣領樹(えりょうじゅ)という木に掛けて、そのしだれ具合で罪が決まるらしいです。
ほうほう、知りませんでした。
橋を渡り、恐山にむかいます。
【恐山】
アクセス:JR大湊駅より車で約30分・下北駅から恐山行き直通バスで43分
駐車場:有
開山期間:毎年5月1日~10月末日
開門時間:6:00~18:00
料金:500円、小・中学生200円
山門の前に積まれた石。風車がカラカラと回っていました。
四十八燈が並ぶ中を地蔵殿へ向かいます。お昼少し前でしたがとても広く、静かです。
地蔵殿。
この地蔵殿の脇を進むと、奥の院へと続く道があります。
とても眺めが良いです。辺りが一望できます。
恐山にはあちこちから火山性のガスが噴出しているので、山全体に硫黄の香が漂っています。間近で観察していたので、最後の方は若干体がだるかったです。
あの世にいかないように気を付けなければ(笑)
シュ~と吹き出すガス。あちこちに点在する地獄。
自覚大師堂。
お地蔵さまもたくさん見られました。売店には最後に寄りましたが、風車や草履などお供えするものも販売されていました。
賽の河原には積まれた石があちこちに見られます。
賽の河原で石を積むのは、幼くして亡くなった子供です。
父や母に会いたい一心で石を積みますが、塔が完成に近づくと鬼が現れそれを崩してしまいます。その幼子に地蔵尊が手を差し伸べるそうです。
「人はみなそれぞれ悲しき過去を持ち 賽の河原に小石積みたり」
手を差し伸べる地蔵尊。
境内の一番西の奥にある八角円堂。
死者が降りてくる場所と言われ、内部には亡くなった方の為の衣類などが収められています。カラスが中に入らないようにドアが閉められていましたが、不思議と怖い感じはしませんでした。
血の池地獄。地獄…?
地獄の先には天国、極楽浜が広がっています。
本当に不思議な場所ですね。目前に広がる湖は宇曾利湖(うそりこ)です。
宇曾利湖(うそりこ)を中心に八峰が巡っており、その形が花開く八葉の水連にたとえられます。
胎内くぐりの道です。空の青と赤や黄の石が見た事ない光景を作り出していました。
重罪地獄。一体どんな地獄なのでしょう。
五智山展望台。
5分くらい登ると、全体を見下ろせる展望台がありました。
延命地蔵尊。
はし塚。お箸の供養みたいです。いっぱい建っていたので何かと思いました。
恐山の境内には4つの温泉があります。(料金は入山料に含まれています)
すべて源泉かけ流しなので、硫黄の香がとても強いです。女湯をのぞいてみましたが、入っている方がいらっしゃいました。
まさか霊場で温泉に入れるとは思わなかったのでびっくりです。
寺務所に寄って御朱印を頂くことに。
寺務所の先は宿坊になっています。
宿坊「吉祥閣」宿泊料:一人12,000円(一泊二食付)
霧に包まれた朝の神秘的な風景を見てみたいので、泊まってみたいですね。
六大地蔵に旅の無事を願います。
恐山では、恐山大祭(7月20日~24日)と秋詣り(10月上旬の3連休)にイタコの口寄せが行われています。
私は興味がないのでなんとも言えませんが、様々な体験が出来るようです。
さて、次はマグロの一本釣りでおなじみの「大間崎」へ。
このモニュメント、面白すぎます。マグロと漁師さん(の腕)が拮抗している場面でしょうか(笑)
「よし、一本釣ってやるぜ!」
「お前なんかに釣られねーよ!」
みたいな掛け合いですかね。※意味のない想像です。
本州最北端の地は、か、風が強い!飛ばされる!
津軽海峡をはさんで函館市汐首岬までの距離はわずか17.5㎞。思った以上に短いです。
本州最北端・大間町の観光情報|大間わいどアップ! : お勧め観光ルート
この建物はお土産処かと思いきや、観光案内所です。
中にはマグロが。
カモメが強風の中を飛んでいました。流されていました。奥に見えるのは北海道かな?海は静かなのですが、暴風。
ここへ来たらやっぱりマグロですね。
ということで、マグロのお刺身を頂き、お土産に中トロを発送しました。いやあ、高かった(笑)単品ではこの旅一番のお値段じゃないでしょうか。でも、とても美味しかったそうなので、良かった良かった。
漁師のおばちゃんと話をしたのですが、車で東北をめぐっていて、これから仏ヶ浦に行きたいと告げると、
「こんな時間じゃあ、駄目よ。あと2時間早かったらおススメ出来るけど。襲われちゃうかもしれないじゃない」
「あはは、大丈夫ですよ。襲う人なんていませんから(笑)」
「人じゃなくて、熊(大真面目)」
え…?クマ、熊?クマかよ!(笑)は、恥ずかしい(笑)
結局眺めを見るだけということで通り過ぎることにしました。
近くの漁業を散策。
格好良いです!乗って釣りに行ってみたいなあ。
カモメが悠々と飛んでいました。上から見る景色はどんなのでしょう。
願掛岩。通りかかったので、ちょっと寄ってみることに。
恋の成就を願うパワースポット(らしいです)。
二つの巨大な岩が、見方によっては男女が抱き合うように見えることから、地元では古くから信仰の対象になっている。
縁結びの岩としてはもちろん、山や里の豊かな実りと、海の幸を運んでくれる神々への感謝をあらわす祈願所なのだ。別名「鍵掛岩」とも呼ばれ、鍵に願いをかけて、誓いを固いものにする、というスポットもあり。
写真の撮り方が下手で全くわかりませんが(すみません)男岩と女岩が海から突き出しているみたいです。こんなに綺麗な景観だったのですね。
縁結び成就の鍵棚。どこかでやった記憶がありますが(笑)
潮風をあびて錆びている鍵が多かったです。
クマ出没注意の「仏ヶ浦」へ。
写真は向かう途中にある仏ヶ浦駐車場からの光景。
駐車スペースと展望台があります。
ここからさらに車で20分ほど行くと、仏ヶ浦の下まで降りられる駐車場があり、15分ほど歩いて海岸に降りられるようになっています。遊覧船も出ているみたいですよ。
出典:仏ヶ浦について|仏ヶ浦ゆき観光船・遊覧船 / 佐井定期観光(株)
透明度が高く、海がとてもきれいです。
時間があったら是非行きたいところですが、大間崎を出たのが2時過ぎで、仏ヶ浦に着いたのは4時近かったので、さすがにやめました。(遊覧船最終便15:00のようです)
クマ注意の看板と、「これはマズイ」と直感する雰囲気。夕刻の山道は怖いです。展望台のある駐車場では一組の観光客と一緒になりましたが、気付いたらまわりには人っ子一人おらず。え…?これは、どうしようかと。
漁師のおばちゃんに習った通り、内回りルートで戻ることにしました。
途中、雲の切れ間から太陽がのぞき海を照らす幻想的な光景が。
はい、さくさく戻りましょう。
運転モードに切り替えていると、なんとデカいものが道の端に!!
出典:特別天然記念物カモシカを見つけたときのお願い | 渋川市
どどーんとカモシカでした!ビックリした…。カメラを手に取る前にそそくさと森に入っていってしまいました。自然がゆたかだな、なんて思っていると。
出典:【もふもふ】オコジョがかわいすぎる件【白い天使】 - NAVER まとめ
え!?オコジョだ!はじめて見ました。こちらはひょいっと頭だけ出したかと思うと、さっと引っ込んでしまいました。か、可愛いです。
なんだ、この一帯は?動物たちの宝庫ではないか。なんて思っていると、
最後は猿でした(笑)こちらは団体。カメラを構える前にささっといなくなってしまいました。
このルートの間に3種類に会うという奇跡。会いたい方は夕方に通ってみてはいかがでしょうか。※もっと大きいのが出る可能性も否定できないのでご注意を。
この日はほぼ一日ドライブでしたが、下北半島を満喫できました。
下北半島の夕暮れ。この日の日没時間は19時03分。空がすごくきれいで車を停めてしばし見入っていました。
東北はまっすぐな道が多いのでとても走りやすいです。いつの間にか速度が出ていることも多々あります。そこで、一つだけ自分に課した事があります。
それは、決して追い越しをしない事です。
地元の方は軽トラックやゆっくり運転の方も多いです。でも、その地域内で運転をしている為、途中で道を曲がったり、実際はそれほど長くは一緒にはなりません。
はじめの内はイライラしてしまい、無理な追い越しをしてしまったこともあります。でも、そんなに急ぐ旅なのか?誰かに怖い思いをさせてはいないか?と改めて問いかけてみました。
無茶な運転をすれば、地元の方に外部の旅行者は運転があらくて危ないと、良くないイメージを持たれてしまいます。一緒に走れば、見えなかった景色が見えることも多々あります。ゆとりをもって運転する事は、なにより自分の安全にもつながります。
重版出来の「運をためる」ではありませんが、そのおかげかその後天気にも恵まれ、良い旅が出来ました。小さなことですが、とても大事な事です。
青森の星空。北斗七星に流れ星です。私の技術ではこれが精いっぱい!
実際は本当に素敵な星空で、見ているだけで胸がいっぱいになりました。
この日は帰り道に八甲温泉に寄って温まりました。
旅に出よう! 東北一周旅行~白神山地・ねぷた村・弘前城編~
6月1日(東北一周旅行5日目) あめ/はれ・17℃
アクアグリーンビレッジANMON(青森県)➡岩木山神社(青森県)
➡弘前市内泊
この日はあいにく朝から雨。白神山地を歩く予定ですが、雨だと楽しさもちょっとだけ減ってしまいます。雨が降ると極端に体調が悪くなるタイプなので、朝は遅めから行動開始です。
【白神山地とは】
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯の総称です。このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。青森県側の面積は、その約4分の3を占め、12,627haとなっています。~青森県庁webより引用
世界遺産白神山地|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government
白神山地にはいくつか歩けるコースがあって、昨日の十二湖コース、蟶山(まてやま)コース、二股コース。(この3つは、日本海側のコースです)
白神ライン中間にある一ツ森峠ー太夫峰、天狗峠ー天狗岳、ブナ遺伝資源保存林観察道。
そして弘前から一番近いブナ林散策道コース、津軽峠、暗門の滝歩道、ぶな巨木ふれあいの径です。その他にもいくつかあるみたいです。
※白神ラインは冬季閉鎖。津軽峠~深浦町西岩崎山までは7月25日まで通行止めになっています。その他土砂崩れなどで通行止めの区間があるので要確認です。
白神山地情報│白神山地ビジターセンター│世界自然遺産 白神山地
まずは白神山地ビジターセンターに行って情報収集です。
ガイドブックに載っていたのは白神の森遊山道コース(約3.6㎞)でしたが、もう少し歩きたいなと思い、アクアグリーンビレッジANMONー津軽峠を結ぶ登山道(約5.6㎞)にしました。
白神山地ビジターセンターから約30分。アクアグリーンビレッジANMONに到着です。
午前と午後にここから津軽峠までバスが出ているそうですが、午前中のバスは既に行ってしまったとのこと。津軽峠ーアクアグリーンビレッジANMONは4時間ルートなので、往復は厳しい…。なので、高倉森(途中にある見晴らしの良い場所)まで行って戻ってくることにしました。
登山道の入り口。
道をふさぐ様にウサギの死骸が横たわっていて、これはなにか暗示しているのかな?と不安に。
登山道は急な坂の連続でなかなかしんどかったです。
そして雨。そして霧。そしてクマに怯えながら進みました。誰もいないし、この旅で一番怖かったかもしれません。
通常だとこの道は降りるルートになっているそうです。
ここが限界でした。ほとんど進めてないですが、クマと霧には勝てませんでした。
登る程に霧が濃くなっていきます。
木々は雨に濡れて生き生きしています。こうなりたい(笑)
約3時間で戻ってきました。
東京から来た白神山地大好きな男性に会ったのですが、「この急坂を登ったの!?そりゃあすごいや」となぜか褒められました(笑)
腐葉土に足を取られ、雨だととても滑るので要注意です。
アクアグリーンビレッジANMONには「暗門の湯」という温泉があるので、冷えた体を温めました。入浴料:500円。
うー、ありがたい。
ガイドの方にウサギの話をすると、
「良くいるので、車にぶつかることもありますよー。毛が真っ白に生え変わる頃になると臭みもなく美味しいのですが、まだ今の時期じゃあ酒で煮込まないと食べられないねえ」と軽快な答えが。
!?ビックリ仰天。ウサギ、食べるんだ。今は時期じゃないんだ(え?)
肩の力が一気に抜けました。大自然の前では細かい事なんて気にしないのですね。
この日は大分予定が変わったので、これからどうしようかなあ?と地図を広げ、昨日見た岩木山を思い出しました。
そこで、岩木山神社へ行くことに。
御朱印はお守りをお受けする授与所で書いてもらえます。
車で約50分。
着いた時には空が晴れてきました!何かの暗示かな?(二度目)
この神社の参道は岩木山の登山道のひとつになっていて、そのまま山に登れるようです。山菜取りに行く格好の女性グループが登って行くのを見ました。ちょうど山菜の時期ですね。
タケノコはクマが大好きなので、取りに行かないようにしたいです。
石畳が敷かれた広くて長い参道を歩きます。
雨上がりで、おみくじに水滴が付いています。そういえば最近おみくじひいてないなあ。
楼門です。
逆さまの狛犬?愛嬌がありますね。
今年は猿年。左に見えるのが拝殿です。(え?)
ツツジがきれいでした。雨上がりの美しい光景を撮りに来たのか、カメラマンが数人いました。確かにきれいな神社です。
足湯発見!
かけ流しの温泉のようです。よきかな~
ロングスカートは使い勝手が良くて、長旅で重宝しました。
津軽富士とも呼ばれる岩木山は標高1,625m、百名山のひとつです。すぐ側も通ったのですが、一度もその姿を拝むことは出来ませんでした。この時も雲がかかってしまっていました。
なんとなく自分の中では神々しい山です。
車で約30分。次はねぷた村へ。
弘前ねぷたや津軽民族工芸品の見学や製作体験、津軽三味線の生演奏を聞く事も出来ます。
【ねぷた村】
アクセス:東北自動車道大鰐弘前I.C.より車で約20分。弘前公園中央高校口から徒歩約3分。
駐車場:100台(駐車料金:200円)
営業時間:4月~11月/9:00~17:00
入館料:一般550円、高・中学生350円、小学生200円、3才以上100円
4時頃に入ったので、他にお客さんはあまり多くありませんでした。こちらの方はねぷた用の絵を描いています。写真OKという事で撮らせていただきました。
和紙に染料で描かれるというねぷたの絵。大きく繊細な絵は専門の方が書くそうですが、いくつも必要なものなどは公民館などで一般の人がそれぞれ書いているそうです。ビックリ。
金魚のねぷたは伝統のようで、グラデーションがとても美しいです。
今年の弘前ねぷたまつりは8月1日~7日まで。
一度見に行きたいなあ!
群馬の太田市、尾島でもねぷた祭りが開かれていますが弘前のねぷたまつりから派生したみたいですね。今年で38回目を迎えるようです。
入場券は折り曲げて、立てられるようになっています。芸が細かいです。
館内に飾られているねぷた。ライトアップがきれい。
金魚ねぷたはお土産用に買えますよ。
大きいものは迫力ありますね。
絵が本当に細かくきれいです。
岩木山撮影スポットがありましたが、雲に隠れて見えませんでした。
民芸品のコーナー。ここの先に、三味線の生演奏が聞ける広間があります。
三味線は触ったことも聞いたこともないのでワクワクドキドキ。
一番最後の4:50に間に合いました。時間は10分ほどです。
はじめて生の演奏を聞いたので、その迫力にうわあとなりました。撥が胴を叩く音がするのですね。独特の音色が耳に残ります。音階とかかなり難しそう!
他の演奏も色々聞いてみたいと思います。
ただ、演奏者の方がずっと話をしていたので開始は5時過ぎでした(笑)
しかも方言で、何を話しているかすらさっぱりわかりませんでした(笑)
津軽三味線の吉田兄弟の動画を見付けたので、良かったらどうぞ。
最後に寄ったのは、弘前城です。
市立観光館の駐車場に停めて歩きました。
地下の駐車場は最初の1時間は無料です。(8:00~22:00まで)
一番近い追手門口から入ります。
岩木山と弘前城。桜の時期にはこんな素敵な光景が見られるのですね。4月下旬~5月上旬には弘前さくらまつりも開催されています。日本一太い染井吉野もあるようで、一度見に行きたいです。
【弘前公園】
アクセス:弘前駅から徒歩約30分。大鰐I.C.から車で約25分
料金:有料区間310円
時間:4月~11月23日は9:00~17:00、4月23日~5月5日は7:00~21:00
駐車場:なし
公園内の地図。広いですね。
公園が広いので橋もたくさんかかっています。緑に朱が映えますね。
櫓も格好いいです。この日は雨だったので、入り口に傘が置いてありました。細やかな心配りが嬉しいです。
本丸がある区域は有料なのですが、時間が17:00過ぎだったので誰もおらず解放されていました。入っていいのかしら?と迷ったのですが、ジョギングをする人や通行人も普通に入っていたので、寄らせてもらうことに。
ん??なんか見た写真と違うなあ?と思ったのですが、実は石垣修理中で、お城の位置がずれていました。
平成25年度に修理がはじまって、終わるまで約10年かかるそうです(なかなか長いですね)なので、天守閣がちょこんと載っている感じでした。
2016年4月~こんな感じで公開されています。この姿もなかなか珍しいですよね。
まだ桜が咲いていました。びっくり。
夕暮れの岩木山。この時も雲がかかってしまってました。残念。
風が出て来て寒くなってきたので、早めに退散。宿に戻りました。
明日は奥入瀬渓流へ行く予定だったのですが、天気とマップをにらめっこして下北半島へ向かう事にしました。
初の恐山、楽しみだ~。
旅に出よう! 東北一周旅行~男鹿真山伝承館・なまはげ館・入道崎・十二湖・千畳敷編~
5月31日(東北一周旅行4日目) はれ/あめ・23℃
➡弘前市内泊
車で約1時間。男鹿半島へやって来ました!総合案内所(なまはげ案内所)では、なまはげが出迎えてくれます。で、でかいわ(笑)
風が強いですが、午前中はなんとか天気が持ってくれました。
観光案内所で情報収集。
時間や場所など丁寧に教えてくれました。ありがとうございます。
泣く子はいねが~怠け者はいねが~!
大きななまはげに見送られ「なまはげ館」へ向かいます。真山伝承館では、実際になまはげに会えるらしいのでワクワク。
車で約25分。不思議なオブジェに導かれながらなまはげ館に到着です。ちょうどツアーの方達と一緒になりました。
なまはげ館(真山伝承館)
アクセス:秋田自動車道北上J.I.Cから昭和男鹿半島I.Cまで約2時間~昭和男鹿半島I.Cから車で40分
料金:一般500円、小中学生250円(真山伝承館との共通入館料:一般800円、小中学生500円)
開館時間:8:30~17:00
真山伝承館の開講時間
開講期間 | 4月~11月 |
---|---|
開講時間 | 9:00・9:30・10:00・10:30・11:00・11:30 13:30・14:00・14:30・15:00・15:30・16:00・16:30 |
開講期間 | 12月~3月の土日祝日および12月31日 |
開講時間 | 9:30・10:30・11:30・13:30・14:30・15:30 ※1/1・2は9:00・9:30・10:00・10:30・11:00・11:30・13:30・14:00・14:30・15:00・15:30・16:00 |
※なまはげ館だけでなく、真山伝承館へも行くのがおススメです。なまはげの実演が見られます。なかなかに迫力があって面白いです。
ちょうど時間が合ったので真山伝承館に先に入ることに。
ギャラリーがたくさんですが、なるべく人が少ない方がよく見えます。でも、人がたくさんいると、なまはげの迫力も増すような気もします。(え?)
設定は大みそか。暗めの部屋でなまはげを待ちます。(撮影OKです)
動画を見付けたので、お時間がありましたらノーカットでどうぞ。なまはげとのやりとりが楽しいです。方言がわかりにくい所もありますが(笑)とても迫力がありました。
動画には子どもの鳴き声が入ってますが、私が見た時もビックリしてちょいちょい声を上げてしまいました。時間は20分です。(5分辺りからなまはげが登場します)
なまはげに出される食事。豪華です!
外の部屋には囲炉裏が。雰囲気が良いです。
次は隣にあるなまはげ館へ。
ここにはなまはげがたくさん並んでいます。あとお土産。
男鹿市各地で実際に使われていた110体&40枚(計150枚)の多種多様ななまはげ面が勢ぞろいしています。中には子供が作った工作のようなお面もありましたが、これだけたくさん並ぶと見ごたえがありますね。比べてみるのも楽しいです。
悪い子はいねが~
1時間くらいで両方見られます。
次は日本海を一望できる「入道崎」。
入道崎灯台は、日本の灯台50選に選ばれているようです。車で20分くらいです。もっとかかったような気がしましたが?
観光案内所で聞いたら、ここが一番お土産もあるとか。早速行ってみます。
うわー、ドン曇り。風も強く、今にも雨が降り出してきそうです。低気圧が近づいてきており、この日から数日天気が荒れてしまいました。
でも登ります。灯台。
高所恐怖症なので、上からのすてきな景色は撮れませんでした。風がめっちゃ強くて、もうすぐ入場禁止になりそうな一歩手前でした。(それなのになぜ登る??)
晴れるとかなりの景勝地みたいです。
遊覧船もあります。
たくさんのお土産屋さんが並んでいて、お土産に買った「しょっつる煎餅」が美味しかったです。
しょっつるとは、ハタハタなどを熟成させたお醤油です。旨味が多く、塩味が強い気がします。お吸い物にするとめちゃめちゃいけます。
しょっつるはAmazonでも売ってました…本当になんでも手に入る次代かな。
ソフトバンクのお父さん混じってますが(笑)秋田犬だからか!十和田湖で秋田犬見ましたが、真っ白で本当に可愛いかったです。
男鹿半島楽しかった~
さて、次は「十二湖」へ向かいます。
車で約2時間。
十二湖は白神山地の中にあり、ブナ林の中に大小33個の個性的な湖沼が点在しています。崩山(くずれやま)から眺めると12の湖沼が見えた事から「十二湖」と呼ばれるようになったそうです。散策路が整備されており歩きやすいとの事。
十二湖ビジターセンターに車を停めて歩きたいと思っていましたが、
えー…誠に残念な事ながら、途中で本降りの雨になってしまいました。激しい雨&雷も鳴って来てしまったので今回は青池だけ寄ってきました。
【青池】
アクセス:JR五能線十二湖駅より弘南バス奥十二湖行15分、奥十二湖より徒歩10分
料金:森の物産館キョロロ400円(123台)その他無料駐車場有(青池まで約1時間)
時間:見学自由
※森の物産館キョロロ:営業期間4月中旬~11月上旬 9:30~16:00 毎週水曜定休
一番近い駐車場、森の物産館キョロロに停めて歩きます。
この施設は人がいても掃除をしたり、対応が悪かったりしたのであまり好きになれませんでした。この旅行で数少ないちょっと…と思った場所です。
なにはともあれ、青池までは600mと近いです。ありがたし。
「鶏頭場」に寄ってみました。雨の中の湖も、サーという音が響いて良いですね。写真が暗くてすみません。
この辺りから本降りの大雨に。
白神山地は広いですね。
明日、弘前側から歩こうと思っていたので、すんなり諦められたのかも(笑)
崩山登山口が。ざわざわします。登りたい!約4時間くらいのルートみたいですね。天気が良い時には、大崩というビューポイントから12の湖が見えるみたいです。
見えてきました、青池。本当に青いです!透き通っていて、湖の中に沈んでいる木が見えました。透明度が高いですね。
午前中のお昼近く(太陽の光が一番注ぎ込む時間帯でしょうか?)が一番透き通って見えるようです。着いた時間が3時だったのと雨だったので、深い青に見えます。
雨が強くなって皆戻ってしまい、ほとんど人がいなかったので独り占めでした。きれいです。自然が作り出す美しさは見惚れてしまうものばかりですね。
なぜ青いのか?まだよくわかっていないみたいです。
仮説としては、
①地下水より深い層からから沸き出る深層水であること。
②普通の水に比べると、含まれる酸素の量が極端に多いこと。
③光(陽)が当たる角度によって色が変化すること。
だとか。うーむ、神秘的ですね。水温は約10℃前後に保たれ、魚も生息しているようです。増々不思議です。
雨が降ると、草木が生き生きしている気がします。自然がとても豊かです。
この後は日本海沿いを北上して黄金崎不老ふ死温泉に寄りたかったのですが、雨のためそのまま宿へ向かうことに。
(本当はナビを入れ忘れて素通りしてしまいました。行きたかった!)
「千畳敷」を通りかかったとき、奇跡的に雨がやみ始めました。
約200年前の大地震で海底が隆起してできた岩棚です。長い年月の浸食によって形成された地層が約12㎞にわたり広がっています。
夕暮れ時もなかなか絵になります。
北金ヶ沢の大銀杏。樹高31m、幹周り約22mの巨木です。
黄金色に色付くのは11月~12月だそうです。トイレ休憩で寄りました。
雲の隙間から海に日が差し込んで、すごく幻想的な光景が!
思わず車を停めて、うっとりと眺めてしまいました。天使の梯子です。
写真に撮るとどうしてこんなに神秘的な光景が、凡庸に見えてしまうのか…カメラの腕をもっともっと磨きたいです!むずかしい。
周りの全てを包み込む優しい光でしたよ。ちょっとしょげていたので(?)とても癒されました。この日の日没は7時02分。
やわらかな光とともに終了です。
明日は白神山地へGO!